第92回天皇杯準決勝、ガンバ戦
負けた。
結果的に遠藤(ガンバ)の技ありシュート1本に沈められたように見えるが、前半はその後も危ない場面をたくさん作られていた。
これに耐え、後半こそ鹿島の一方的なペースになってシュート数も相当なものだったが、決定的な場面は少なくガンバの思い通りの展開だったと言える。
ボランチに上がった今野の動きが素晴らしく、ことごとくいいところを潰されていた。
大迫がいくつかあったチャンスを決め切れなかったのが痛い。勿論、責められるものではないが、今までここぞで決めてくれたエースがノーゴールだとやはり勝つのは難しい。
ドゥトラの噛み合わなさも悪い方に出た。新井場のクロスも精度を欠き、ジュニーニョ、ドゥトラも合わず、後半投入のレナトもぴたりと合うパスがなかった。
柴崎のデキが非常に悪かったのも響いた。フォローも遅く、パスミスも多く、リズムを失っていた。
気迫という点でもガンバが上回っていた。集中力も欠けている。シュートコーナーから遠藤に決められたシーンは、完全にフイを突かれていた。曽ヶ端もまったく触れないボールには見えなかったが、慌てたんだろうかね。
西はキレがあり、何度も中央までカバーに入るなど運動量もあったが、周りが連動せず。小笠原も何本か決定的なパスは通しはしたが、その先がなかった。
全体的には先制点を挙げてからの試合運びでガンバに軍配が上がった。鹿島の時間帯になった時に決められなかったらこうなる。
うーん、なんだかあまり悔しい感じがしないのは、「絶対勝つ」という気持ちが伝わってこなかったからかな。
これで今季の鹿島のサッカーは終了。来季のACL挑戦もなくなった。残念だが、終わってしまったものは仕方ない。これからは移籍の話題が中心になるね。
(以下、個人的まとめ)
【第92回天皇杯(2012)準決勝12/29(土)】(エコパスタジアム13:06KickOffガンバ大阪/8,978人/曇り時々晴)
【スコア】鹿島 0-1 ガンバ (前0-1 後0-0) (S 19-9)
【主審】村上伸次(主審)、大塚晴弘、宮島一代
【得点】
(G)前23分 二川→遠藤 右
【警告】
(鹿)大迫1(前45+1分)、小笠原1(後40分)
(G)家長1(前19分)、藤春1(後45分)
【出場】
GK 曽ヶ端
DF 西 岩政 青木 新井場
MF 柴崎 c小笠原 遠藤→46レナト ドゥトラ→78本田 ジュニーニョ→62興梠
FW 大迫
【サブ】佐藤 中田 昌子 増田 本田 レナト 興梠
【MyMVP】-