2014ブラジルW杯アジア最終予選イラク(アウェー)戦

消化試合となったイラク戦だが、サブメンバーにとってはチャンス。なにかとアピールして欲しかったが、攻撃陣に関しては取り立てて何もなかった。


ハーフナーはまったくボールが収まらなかったし、つながったのは1~2本程度。高さがあってもそれを活かす動きがなく、常に後手になって競り勝てず、運動量もなく攻守に渡って冴えなし。


最大の難点がルーズボールへの反応が遅く、味方ボールに出来ないところ。あれでは後ろが苦しい。


ザッケローニも我慢したと思うが、最後は累積1枚持っている前田を投入となった。豊田の代表入りも現実味を帯びてきたかもしれない。


香川も本田がいないと消えるのは変わらず。清武と絡んだ時だけ少し顔を見せたが存在感なし。


細貝もやれていたのだろうが、攻撃面では前に行くこともなく厚みも出ない。チャレンジに行ってかわされピンチを迎えることもあり、また、普通に奪われて後追いになることも何回かあり、やや不安定に見えた。酒井宏も効果的な突破、パスは見せられず。


唯一控えメンバーで気を吐いたのが伊野波。体も張れていたし、読みもよかった。気持ちも入っていた。今野も集中しており、危ない場面はありつつも粘れた。


ゲーム自体は日本が精彩を欠いていたのもあり、イラクペース。それでもイラクに決定力がなかったのか、伊野波・今野の集中力が勝ったのか得点されそうな気配はなくスコアレスの雰囲気が漂う展開。


そんななかイラクに退場者が出て、若干の余裕が生まれる。カウンターから岡崎→遠藤→岡崎と渡って先制点。ラストパスのタイミングがズレたようだったが、アジャストして足を出して正確にゴールに蹴れる岡崎はさすがの得点能力だった。


これで勝負あり。久々の勝利となった。苦しい試合だったが、DF陣の粘りが勝利を呼んだと言える。(PKかと思ったシーンもあったが)。MVPは伊野波。


内容はともかく、勝てたのはメンタル的によかった。このままではコンフェデレーションカップを勝ち抜けるとは思わないが、コンディションを整え、もう一度気持ちを入れ直して奮闘して貰いたい。


(以下、個人的まとめ)

【2014ブラジルW杯アジア最終予選⑧06/11(火)】(カタールドーハ・アルアラビ・スタジアム[中立] 17:30KickOff日本/晴)

【スコア】イラク 0-1 日本 (前0-0 後0-1) <!-(S 19-10)->

【主審】コバレンコ(主審:ウズベキスタン)、イルヤソフ、サイドカシモフ

【得点】

(日)後44分 遠藤→岡崎 右

【警告】

(日)なし

(イ)アブドゥルザハラ(後26分、後37分)、アリフセイン(後43分)

【退場】

(イ)アブドゥルザハラ(後37分)

【メンバー】(ザッケローニ監督)

(スタメン)川島、長友、今野、伊野波→90+3高橋秀、酒井宏、細貝、c遠藤、岡崎、香川、清武→67中村憲、ハーフナー・マイク→70前田

(控え)西川、権田、栗原、吉田、内田、酒井高、中村憲、本田、高橋秀、前田、乾

【MyMVP】伊野波

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