２０１４ブラジルＷ杯アジア最終予選オーストラリア（ホーム）戦

あわや敗戦の危機を乗り越えて引き分け、ワールドカップ出場決定。負けずに済んでよかった。


試合後のインタビューで内田は「負けると思ってました」と正直なコメント。引き分けたこその言葉だろうが、そういう展開になっていた。


毎度思うが、本田のＰＫは心臓に悪い。いつもド真ん中に蹴ってるような・・。まあ、あの空気の中で蹴れるだけで凄いが。


ブルガリア戦ではいまひとつぱっとしない代表だったが、本田が入ったことで一本芯が通った。攻撃面での連携が良くなり、後ろもうまく連動して追い込めていた。ただ、時折ビッグチャンスを作られることがあり、怖さは常にあった。


早いうちに先制して相手の心を折りたかったが、前半は決定機をいくつも作りながら決め切れずスコアレス。香川はゴール前の密集地帯での決定力が魅力なのだが、このところ勝負強さに欠ける。


後半になっても日本ペースは変わらず。オーストラリアも守備的になり、いつ勝負を決めるかという時間が続く。


たまらず動いたザッケローニだったが一瞬のスキが生まれたのか、左サイドをオアーに破られ、ふわりと上がったクロスがそのままゴール。０－１になり、攻め込んでいた日本が一転して窮地に立たされた。


動きの悪かったオーストラリアも気持ちが入るようになり、どうにも嫌な展開。攻めるだけになった日本は、終了間際になり、ショートコーナーから相手のハンドを誘いＰＫを獲得。（実況の「ハンド！」の声に見事にハモってしまった）。重圧の中で本田が決めて１－１。


守備・運動量の点でやや問題はある気もするが、あのＰＫを決めたので本田がＭＶＰ。明日の一面もゲットだろう。


個人的なベストプレーは前半、切り返しからの左足ミドルを放った遠藤のシュート。わずかに外れて得点にはならなかったが、華麗な流れだった。全体的にも良かったし、ＭＶＰでもいくらい。


チームとしては決定機を決めて勝ち切れたら満点だったが、色々なプレッシャーの中で予選突破を決められたのでほぼ満点。


あとはフィジカルを整え、本戦では前回を超える成績を残してくれたら。「優勝」の夢を実感させてくれる戦いぶりを観たい。


（以下、個人的まとめ）

【２０１４ブラジルＷ杯アジア最終予選⑦06/04(水)】(埼玉スタジアム２００２ 19:34KickOffオーストラリア/62.172人/晴)

【スコア】日本　１－１　オーストラリア　(前０－０　後１－１)　(S 19-10)

【主審】シュクラーラ(主審：バーレーン)、ツレファト、サレー

【得点】

(オ)後36分　オアー　左

(日)後45分　ＰＫ本田　左

【警告】

(日)長谷部２(前22分)

(オ)ブレシアーノ(後43分)、マッケイ(後45分)

【メンバー】(ザッケローニ監督)

(スタメン)川島、長友、今野、吉田、内田→85ハーフナー・マイク、c長谷部、遠藤、本田、香川、岡崎→87清武、前田→79栗原

(控え)西川、権田、栗原、伊野波、酒井宏、酒井高、中村憲、細貝、高橋秀、ハーフナー・マイク、乾、清武

【MyMVP】本田

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