八木が引退を決意
心疾患の手術を乗り超えて復帰した八木だったが、引退を決意。
199センチという長身を活かしたハイボールの処理をトップでいつ観れるのか期待していた選手だったが、病を完全に克服することが出来なかった。それでも日常生活に戻るだけでも大変な病なので、無事に過ごせていることに安堵する。
育成組織コーチとして契約を結ぶとのことで、今後は鹿島を縁の下から支えて貰いたい。(引退セレモニーも準備されているとのこと)。
八木の引退により、曽ヶ端の後継者を改めて練り直さなければならない。
第2キーパーの佐藤は、無難ではあるがビッグセーブでチームを勝利に導くというタイプではない。あるいは使い続ければそういうふうに育つ可能性はあるが、今季のパフォーマンスを観ると難しい気がする。曽ヶ端を喰うくらいでなければ意味がなく、今のところその気配はない。
曽ヶ端も往年のキレはなくなってきたし、時折見せるポカもあるが、まだまだJではトップクラス。なによりGKは経験がモノを言うポジション。牙城を・・いや、アゴ城(?)を崩すのは容易ではないが、期待の星が現れて欲しいところだ。
ボリュームが足りないので、ここのところすっかり忘れていた「今月の一冊」のコーナー。
実のところ誰にもオススメと言えるほどの本は読めていない。なので万人受けしないとわかりつつも、イイネと感じる人がいるかもしれないというあたりの本を。
「海の見える街」(畑野智美)。海の見える市立図書館で働く20、30代の4人の男女を描いた正当派青春小説。去年の本だが、文章が軽いのでまったり読みたい方にはオススメ。
読んだ後に心がちょっとだけ温かくなる本。海沿いという舞台も爽やかで心地いい。
畑野智美の作品はデビュー作の「国道沿いのファミレス」は評価が分かれそうだが、「夏のバスプール」「南部芸能事務所」も読み易い。大きな外れはないので、そのあたりはご安心を。