2013第26節磐田(アウェー)戦
楽勝ムードから一転、最後は手に(嫌な)汗握る逃げ切り。アウェーの呪縛に再び捕らわれてしまうかとも思ったが、なんとかなったのはホーム気分の赤ユニのおかげかな。
正直、2点でよく収まった。3-0になってはいたものの、危ない場面は何度も作られていて、いつ失点してもおかしくない状況だった。
それでも青木・山村は集中していて最後のところで防いではいたが、1点取られてからは勢いを止められなくなった。
中田と前野の比較では将来性もコミで前野を推しているが、守備に関しては(スピード・運動量を除く)やはり中田に軍配が上がるか。
せっかく鹿島右サイドを攻める山崎を梅鉢の交代で抑えたが、今度は前野に代わった鹿島左サイドをペクドンソンにやられた印象。途中から入ると、前野はあまり試合に入っていけないことが多い。
とはいえ、そう上がってもいないサイドバックで、90分もたずに左ふくらはぎをつるのは厳しい。
失点はペクに右から入って破られたものと、右から駒野が上げたクロスを中央で阿部に合わされたもの。曽ヶ端も頑張っていたが、やむを得ない失点かもしれない。
一方、得点シーンはどれも鮮やか。
右サイドを西が抉ってからのセンタリング、大迫が右足ヒールでのワンタッチ、そこに走り込んだ土居がシュート。流れるような攻撃が決まっての1点目。土居もようやく枠に沈めた。
2点目はCKの流れから組み立て直した小笠原が、左サイドからクロス。中央でダヴィが競り合いをモノともせずバックヘッドをうまく決めた。
3点目はカウンター。大迫が自陣PA前からドリブルで持ち上がり、右に開いた遠藤にパス。一旦は阻まれてスピードが落ちるも、ヒールで打開したところに柴崎。左足で精度の高いクロスを上げ、ここまで上がっていた梅鉢が冷静にヘッド。
どれもそれぞれの特徴を活かしてのもの。そのなかでもMyMVPは柴崎にする。
ゴール前に顔を出す場面も多かったし、パスの精度も高かった。前半、遠藤のループに飛び出して来て、ダイレクトボレーループのシーンは本当に惜しかった。
早い段階で先制点を挙げたため、前半はのらりくらりとボールを回す、内容としては面白くない展開。後半、自分たちの時間帯に追加点を挙げ、無失点勝利だったらプラン通りの完勝と言えたのだが。
もっとも、今は勝ち続けることが最重要なので内容は二の次。(攻撃面ではなく)得点シーンだけ見れば、「鹿島やるな」というイメージを思わせられたはずだしね。ここから連勝すれば逆転優勝も可能だ。
なお、鹿島にとっては、磐田・山田がいなかったのが幸いだったことを付け加えておく。
(以下、個人的まとめ)
【2013第26節9/21(土)】(ヤマハスタジアム14:00KickOff鹿島/10,821人/晴)
【スコア】磐田 2-3 鹿島 (前0-1 後2-2) (S 12-13)
【主審】扇谷健司(主審)、名木利幸、戸田東吾
【得点】
(鹿)前04分 大迫→土居 1右
(鹿)後17分 小笠原↑ダヴィ 8H
(鹿)後30分 柴崎↑梅鉢 2H
(磐)後36分 ペク・ドンソン 1左
(磐)後45+2分 駒野↑阿部 1H
【警告】
(鹿)ダヴィ2(後21分)
(磐)藤田3(前14分)、山本康2(前34分)、カルリーニョス3(後8分)、山崎2(後10分)、安田1(後33分)
【出場】
GK 曽ヶ端
DF 西 青木 山村 中田→70前野
MF 柴崎 c小笠原 遠藤 土居→62梅鉢 ジュニーニョ→51ダヴィ
FW 大迫
【サブ】佐藤 岩政 前野 梅鉢 中村 本山 ダヴィ
【監督】トニーニョ・セレーゾ
【MyMVP】柴崎