降格圏チームと対戦3つの9月
ナビスコを敗退し、ACLもない鹿島はハードな日程ともお別れで、9月の試合は週一ペースとなる。
下カテと戦う天皇杯はサブメンバーで勝たなければいけない一戦で、ここは別物として考えると、リーグ3戦に集中し、3連勝で勝ち点9を稼ぐのが優勝への条件となる。
14日にアウェーで甲府、21日にアウェーで磐田、28日にホームで大分。24節終了時、15位17位18位の降格圏に位置する3チームで、今季の勝敗はともかくとして勝ち点を稼ぐ意欲は並々ならぬものがあるに違いない。
特に今年はアウェー戦が苦手な鹿島だが、9月になって涼しくもなってきた。週一ペースだとメンバーも固定でいけるし、そろそろ戦い方も安定するだろう。運動量も上がり、特別な苦手意識を持たずにやれば乗り切れるのではないかと見ている。
最大のポイントはダヴィ。大迫ワントップで調子を上げてきた鹿島の戦術にどう組み合わせていくのか。
ダヴィのプライドを考えないのであれば、スタメンは今のまま、後半にジョーカーとしてダヴィの投入というのがベストと考えるが、ジュニーニョの重用ぶりを見ていると(柏戦は当たったが)、復帰したら普通にスタメンでトップに戻すだろう。
周囲との連携よりも個人で突破し、なおかつボールを失うことの多いダヴィが入ることによって、大迫のリズムが狂わないか、むしろダヴィの得点力アップよりもそっちが心配。
バッチリ合えば一気に浮上、ダメだったらばったり失速。そんな気がする。
獲得前から多くの人が思っていたことだが、ダヴィはやっぱり一か八かの存在。いい方に出て欲しい。そして、ダメだったらベンチに置く勇気をセレーゾには持って貰いたい。