2013第29節浦和(ホーム)戦
負けてしまった。
審判のことは言っても仕方ないが、鹿島側からすれば流されたファールも多かったし、PA内でのハンド見逃しなど「ホームでもコレ?」という思いが強い。平川の開いた腕に完全に当たっていた。興梠の意図的なハンドトラップもカード出さなかったしね。
ダヴィの2枚目は、森脇の挑発に乗ったダヴィが迂闊だったが、1枚目は何で出たのか不明。大迫と重なってシュートが打てず自分自身に怒っていたところ、森脇が喰ってかかりまんまと異議に看做されたふうに見えたが。
そしてあれだけプレーが止まってアデイショナル5分ぴったり。
判定のことはこのくらいにするとして、ゲーム的にはCKからの先制点が痛かった。あれで向こうのやりたいサッカーをされてしまったし、なかなか攻めに転じることが出来なかった。
采配も後手に回った。カードを貰ったダヴィを下げようとした直後に、上記の一件で退場になって全てが狂った。
10人でただでさえ数的不利になったところに動けない野沢の投入は謎。パスミスを2~3本してからはまったく消えたし、2失点目の起点となったのも野沢の守備が緩かったところから。
柴崎も原口の追い方が甘過ぎたし、これだけでなく全体的に球際が弱く、運動量も気迫もなかった。小笠原が闘志を全面に出して追っていたのに対し、バランスはあったかもしれないが物足りない。
曽ヶ端のキックミスも目立った。せっかく取ったボールをキックで奪い返されてという展開が何度あったことか。遠藤のミドルをファインセーブした山岸、原口にさくっと決められた曽ヶ端。明暗が出たところのひとつでもある。
流れのなかからの守備は悪くはなかった。2失点目は別として、そんなに自由にやらせている感じはしなかった。ただ、そこから攻めに向かう姿勢に問題があり、負けている終盤でもラインが低く、得失点差はもう関係ないのだから、何がなんでも点を取りに行くという姿勢が見たかった。
0-2での数的不利という完全に勝負が決まったところからの、大迫の個人技による得点は見事。ほとんどなかったチャンス。高く弾んだボールを槙野が処理に戸惑ったスキを見逃さず、マイボールにしてからのボレー。
本当ならあのプレーで一気にアセル全開で襲いかからなければならないのだが、その気持ちを持っていたのは大迫と小笠原だけだった。あの状況なら闘莉王ばりに山村が前線に上がってもよかったのでは。
なんだか不完全燃焼のまま負けてしまった気分だが、負けは覆らない。首位マリノスが勝ち、ここにきて絶望的とも言える勝ち点差6(得失点により実質7)。
一からやり直していくしかないね。
(以下、個人的まとめ)
【2013第29節10/19(土)】(カシマスタジアム15:04KickOff鹿島/32,305人/曇りのち雨)
【スコア】鹿島 1-2 浦和 (前0-1 後1-1) (S 9-9)
【主審】松尾一(主審)、越智新次、田中利幸
【得点】
(浦)前20分 CK柏木↑那須 8H
(浦)後26分 原口 10右
(鹿)後42分 大迫 16左
【警告】
(鹿)ダヴィ(後12分、後15分)
(浦)森脇4(後14分)、興梠4(後16分)、山岸1(後19分)
【退場】
(鹿)ダヴィ(後15分)
【出場】
GK 曽ヶ端
DF 伊東→77梅鉢 青木 山村 中田
MF 柴崎 c小笠原 遠藤→81本山 ジュニーニョ→65野沢
FW 大迫 ダヴィ
【サブ】川俣 岩政 前野 梅鉢 本山 土居 野沢
【監督】トニーニョ・セレーゾ
【MyMVP】-