2014第8節神戸(ホーム)戦
なんとも色々とお粗末な試合。自ら進んで負けにいったようなもの。
先制点と、そこからしばらくは鹿島が圧倒していた。シンブリシオ、ペドロ・ジュニオールという主力を欠いた神戸はふわふわしていて、序盤のうちに数点取って試合を決められそうな雰囲気だった。
というかそうしなければいけなかった。
遠藤、ダヴィがことごとくチャンスを決められず、神戸GK山本のファインセーブもあったものの、決めるべきところで決めないとこうなる。
青木は休んで逆におかしくなってしまったのか。前節のオウンゴールの借りを返したいという思いがあったのかもしれないが、1枚目のイエローは余計だし、1失点のきっかけとなったファウルも無駄。
同点PKを献上して2枚目のイエローを貰って退場となったハンドに至っては、オウンゴールと違って言い訳出来ないもの。あれだけ手を出したら故意じゃないとは言えない。
セレーゾの判断も遅れに遅れた。ルイス・アルベルトに何を説明していたのかしらないが、一人少なくなってDFラインがばたばたしているのだから、まずは先に山村を入れておくべきでは。もたもたしている間に小川に決められ、取り返しのつかない逆転弾を浴びてしまった。
もうこうなってしまっては何もやっても無理。
そもそもダヴィが何度もあったチャンスを決めていれば問題なかった。唯一挙げた得点はインチキくさい、神戸にとっては気の毒なものだった。
ショボいカメラワークのおかげで何が起こったのかわからなかったが、ダヴィのオフサイドを主審が流したところ、そのボールを山本(神戸)がオフサイドポジションに戻し、それを奪ったダヴィが奪い取って無人のゴールに流し込んだもの。笛が鳴ってなかったらからプレーが続いていたということらしい。
神戸もよくあれでキレて退場者を出さなかった。おかげでというか、鹿島の方もなんだかラッキーだけどいいのかみたいな緩い雰囲気になり、試合に緊張感がなくなった感じがした。
その時から嫌な予感はしたのだが・・。
こういう時、ラッキーはラッキーで割り切れるならいいが、申し訳ありませんねえみたいなままだと、むしろなかった方がよかったかもしれない。どうぞどうぞじゃないんだから。
なんにせよ、青木の度重なる失態、ダヴィのノー決定力、セレーゾの判断の遅れが負けを招いたと言える。
ここまで多大な貢献でチームをこの順位に引き上げてくれている三者だが、今日に限っては敗因。
神戸は入り方こそゆるふわだったが、時間が経つにつれて地に足のついた戦い方をし、不可解な判定にも黙々と従って、無駄なく勝ち点3を拾っていった。さすがに首位を伺おうとするチームだけある。
土居が珍しく攻撃にも積極的に絡み、遠藤もキレ自体はあっていい動きをしていた。ジャイールもおとなしくなってしまったが周りは見えていて、簡単にボールを失うことが少なくなっていた。伊東、山本の両サイドバックは攻守に良かった。
それだけに、ミスなくやれていたら普通に勝っていたと思う。少なくとも引き分けはあった。
来週までにしっかり気持ちを切り替えて立て直さないと、広島相手には勝てないよ。
(書き忘れていたので追記)
鹿島はパワープレー超下手くそだね。あれだったら柴崎を前線に残して足元で勝負する方が、得点の気配があった気がする。
(以下、個人的まとめ)
【2014第8節4/19(土)】(カシマスタジアム15:04KickOff鹿島/11,952人/曇時々晴)
【スコア】鹿島 2-3 神戸 (前1-1 後1-2) (S 19-8)
【主審】中村太(主審)、武田光春、原田昌彦
【得点】
(鹿)前07分 ジャイール↑遠藤 4左
(神)前25分 FKチョン・ウヨン 2右
(鹿)後09分 ダヴィ 4左
(神)後22分 PKマルキーニョス 5右
(神)後24分 マルキーニョス↑小川 1H
【警告】
(鹿)青木(前28分、後20分)、小笠原1(後8分)、本山1(後45+3分)
(神)増川1(前12分)、奥井2(前18分)
【退場】
(鹿)青木(後20分)
【出場】
GK 曽ヶ端
DF 伊東 青木 昌子 山本
MF 柴崎 c小笠原→71ルイス・アルベルト 遠藤 ジャイール→70山村 土居→74本山
FW ダヴィ
【サブ】佐藤 山村 ルイス・アルベルト 本山 野沢 赤崎 豊川
【監督】トニーニョ・セレーゾ
【MyMVP】-