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ナビスコ予選最終節、どういう気持ちでやるんだろう

本来、負けが確定するまで気持ちを切らさない方なのだが、このところの鹿島の戦いぶりからは伝わってくるものがなく、 「アレ? 勝ちたい(勝って欲しい)と思ってるのはこっちだけ?」 と、感じるような試合ばかり。 スタメン争いが激しかった頃は、出場した選手の必死さが伝わって来て、たとえ負けようとも、 「いい経験を積んだ。次につながる」 と納得も出来たが、今はなんとなく試合をやっているだけで、勿論、選手たちは必死にやっているのだろうし、観ているだけの人に言われたくないだろうが、なにかしら心に訴えるプレーを見せないとファンも減っていくと思う。 ナビスコ最終節、他会場の結果によるが、とにかく目の前の清水相手に3点差以上つけて勝つのが最低条件。 現実的に考えると前半のうちに2点差はつけないと難しく、まともなやり方でそんな結果が出るはずもなく、むしろ3点取られても6点取ったらオッケーだろ?というくらいの気合いでいかねばならない。 その覚悟はあるのか。 パワープレーは得意じゃないのでボールを回していく形にはなるだろうが、後ろに人数をかけていても仕方ない。2人で守ってオフサイド取れなかったら曽ヶ端頼みという感じでもいいくらい。 まあ、清水の方が予選突破に向けて条件が揃っているから余裕もあるし、こっちの思い通りには事は運ばない。 ようは、そういう気持ちを見せられるかどうかということ。ほとんど消化試合だが、去年のセレッソとやった時のような完全な消化試合ではないので、やれるだけのことはやって欲しい。 序盤10分でちんたらボールを回していたら、「ああ、またか」となる。 イメージとしては、雨で中断になって後日、中断時間から再開となった川崎戦。あの時は逆転出来ずに終わってしまったが、観ていて面白かった。 せめて、わくわくを届けて貰いたい。 ・・と、書いていて申し訳ないが、日曜は野球観戦に行くのでライブでは観られません。帰って来るのも遅いだろうし、試合記事は月曜になるかもしれません。

2014ナビスコ予選(6)神戸(H)戦その2

【2014ナビスコ予選(6)、神戸(H)戦・選手評】 曽ヶ端:最初の2失点は完全なカウンターで仕方ないが、3失点目は単純なミス。集中力も切れたか。 伊東:走れてはいるがそれだけ。クロスの精度がなく、サイドの崩しにも工夫がない。 植田:本当に何かしらの経験を得ているのか、プレーにフィードバックされていない。これでは1人足りないまま守っているようなもの。 昌子:オフサイドのアピールが多い。レギュラーを取って安心したのか、ひた向きさに欠ける。いいカバーリングもあるが、あっさりと裏を取られることも多々。 山本:いつもの堅守ぶりがなかった。積極的に攻撃には絡めていたが、決め手がなかった。 柴崎:良くない。ゴール付近での消極的なプレーも残念。守備でも効いていない。 小笠原:動けていない。ボールを奪われることも多く、取りに行ってもかわされる。キックの精度もまちまち。 遠藤:チャンスメークという点では悪くないが、テンポが悪い。決めなければならない場面が2~3度。なんとかやれてはいたが、開幕時の絶好調時に比べて格段に落ちる。 カイオ:攻めが単調。持ち味のスピードも活かせず、フィジカルの弱さが目立つ。未熟なプレーが多く、無駄なファウルは勘弁して貰いたい。 土居:献身的に走ってはいるが、攻守のどちらにも傾かない中途半端な結果となる。連携もいまひとつ。 ダヴィ:とにかく求められるのはゴール。にしては酷過ぎる。動き出しも遅く、ボールも収まらない。ブラジル人特約はそろそろ解除して、真っ当なポジション争いに戻してみては。 野沢:出場して数分はいい動きをしていた。技術の高さを見せ、ゴールに迫るシーンもあったが、すぐに消えた。 豊川:懸命に走ってはいたが、展開的にもがっちり守られなんともならなかった。 ルイス・アルベルト:縦への推進力は見どころがあったが、むしろ高さを活かしたプレーを見たかった。連携面ではまったく。 セレーゾ:シーズン序盤の神がかり的な采配力は消え、暗黒時代を彷彿させる。何も変わらない試合が長く続き、観ていてもつまらない。先制したら誤魔化しながら勝つことも出来るが、先に失点すればリカバリー出来ない。選手起用にも疑問点多し。

2014ナビスコ予選(6)神戸(H)戦

いつものメンバーに戻し、休養も充分、相手方には脅威となるマルキーニョス、シンプリシオ、ペドロ・ジュニオールもいない。予選突破には絶対に勝たなければならない試合。しかもホーム。 ・・にしては入り方からして「勝つ気あるの?」という立ち上がり。だらだらとやってミスは多いは、相変わらず決定機は決められないわ。 なんも変わっていない。 今シーズン開始から得点を重ね、「今年の遠藤はひと味違う」と思わせたのもつかの間、このところはダメダメシュートか、枠に当てる天才と言われた男の復活。ダヴィと揃ってこれでは流れは呼び込めない。 連戦中よりも何故かパフォーマンスの落ちていた小笠原はボールを奪われることも多く、ファウルを流し気味の松尾主審との相性も悪い。柴崎のフォローも効いていない。 チョン・ウヨンに奪われたボールを一発で通されて失点。録画で確認していないが、あれは手前に残っていた選手(誰?)がライン上げてオフサイド取るしか守れない場面だったが、足は止まっていた。 このシーンに限らず、とにかく昌子・植田はセルフジャッジが多く、まず手を挙げてアピールする前に体を動かさないと。岩政に習ったの? 2失点目も同じ形だった。 植田はこれだけ使って貰って、本当に経験を糧に出来ているのだろうか。守り方に工夫がないというか、簡単にやられている。よく手も出てるしね。 カイオの一本調子な攻めも、そろそろ我慢の限界。 後半開始で遠藤、カイオ→野沢、豊川への交代は納得の状況で、実況(藤田)は良かったと言っていたが、あれで良かったと言われても・・。 ダヴィのダメっぷりは変わらず。ヘディングも精度が悪いし、カウンターで抜け出した場面は後ろにDFを背負ってたとはいえ、あれを決めてくれないと使っている意味がない。得点出来る雰囲気がない。 0-2でもほぼ敗戦濃厚な気配だったが、トドメは久々出ましたソガンブル。真正面のシュートをはたき落とせず、そのままゴールに吸い込まれて3失点目。どのみちあの試合ぶりでは逆転など到底不可能だったことを思えば、年に1度の曽ヶ端のチョンボがこの試合で良かったか。 詳しく確認はしていないが、最終節F東京と鳥栖が引き分け、神戸が仙台に負け、鹿島が清水に3点差以上で勝てば奇跡的に予選通過となる気がするが(多分)、もう無理だろう。 思えば初戦から佐藤のミスで負け、歯車の狂った今年のナビスコ。まあ、最...

ナビスコ予選、ようは2連勝すれば可能性はあるわけだ

ごちゃごちゃ計算してみると・・ 現在首位のガンバが、次に仙台とやって引き分け以上で鹿島の手が届かいところへ行く。なのでここは抜けたと仮定すると2位清水と3位F東京が相手となる。 F東京は鹿島より試合消化がひとつ多いうえでの勝ち点差1なので、自力で抜ける。 清水とは最後に対戦が残っているので、次に鳥栖とやって清水が勝ったとしても勝ち点差では並べるのだが、得失点差で追いつかないかもしれない。 ということは・・なんだ。複数得点完封勝ちで2連勝すればいいのだな。 自力での勝ち抜けがなくなったと思っていたが、頑張れば出来るところにいる。 勿論これは次に対戦する神戸にも同じことが言えるので、お互い、2枚目のチケットを賭けた最後の勝負ということになる。(もっとも、引き分けて、清水も負ければとんでもない混戦になってしまうが)。 先に失点した方は勝たなきゃならないので前に出るしかない。となるとカウンターで2点目を取れるかもしれず、得点差が開くとますますオープンになって得点が生まれる展開になろう。 先制点はいつの場合も重要だが、特に今回は先に得点した方がかなり優位に立つことは確か。 今年の鹿島は先に失点するとズルズル負けてしまうことが多いだけに、最初の1点、最初のシュートが勝負のカギを握るくらいの覚悟で試合に入って貰いたいものだ。 にしても最終節の清水戦の日は野球観戦に行く予定になっているので、リアルタイムでは観れない。本当は野球を土曜に回したかったのだが、ナイターだと遅くなって帰れなくなってしまうことがあるから(一度その悲劇を自らのミスで体験している)。 最終節前に勝ち抜けを確定させておくのが理想だったのだがねえ。 とにかくまずは神戸戦では勝利をよろしくお願いする。

2014ナビスコ予選(4)ガンバ大阪(A)戦その2

【2014ナビスコ予選(4)、ガンバ大阪(A)戦・選手評】 曽ヶ端:DFラインが高いわりに出足が悪かった。 伊東:運動量はあったが、崩し切れない。クロスの精度もいまひとつ。 青木:久々のスタメン復帰となったが2失点。セットプレーでの攻撃も活かせず。 昌子:元気はあったが、またも2失点と守備が崩壊している。セットプレーでもフリーのヘディングを決められず。 前野:相手が引いたこともあって攻撃面で長所を出せたが、足を滑らせることも多く不安定。 柴崎:不調。なんとかバランスは取れているが、キレがない。精度の高いミドルシュート1本あり。 小笠原:攻守に動いていたが、周りの動きが悪く連動せず。自らミドルを打ってもいいのでは。プレースキックの精度は良くない。 遠藤:全てのプレーが悪かった。これなら出ない方が良かった。 中村:積極的に仕掛けてシュートも打てたが、枠には飛ばず、絶好機もふかす。守備も緩い。 土居:攻守に動き回っていた。いいつなぎ役になっていたし、得点に直結するようなパスも出せた。シュートだけが精度悪かった。 ダヴィ:とにかく決定力がない。ポストプレーも出来ず、攻撃に勢いが出ない。力押しのスタイルも限界。 カイオ:スペースがなく、密集地帯ではフィジカルの弱さ、アイデアの少なさというマイナス面が目立つ。 野沢:ボールを失わない技術はさすがだが、動けていない。プレースキックの精度は高かった。 赤崎:時間が少なく、また、ダヴィとの2トップでは自分のスタイルを出せない。それでもオフサイドにはなったが、ゴールの匂いは感じさせた。 セレーゾ:スタメンを変更して動けるメンバーに替えたが、結果につながらず。ダヴィにこだわったのが敗因か。交代も有効ではなかった。

2014ナビスコ予選(4)ガンバ大阪(A)戦

オープニングのCKから青木がフリーのシュートを外したのを皮切りに、怠慢プレーからソッコーで先制され、その後はお馴染みとなった決定機を外しまくるお家芸。 ダヴィは1本決めたものの、それ以外に決めなければならない場面は少なくとも2つ。動き出しの悪さは元々だが、以前はその穴を補えるだけの力強さと決定力があったが、今やいいところを探す方が難しくなってきた。 久々のスタメン出場となった中村も、絶好の得点機会でふかしてしまうようでは当分・・どころか今シーズン中に出場機会は巡ってこないかもしれない。 植田はさすがに引っ込めたが、替わりに出て来た青木がこの結果ではどっちも同じ。これでも山村に出番が回ってこないようなら、移籍を決断してもおかしくない。それともどこか悪いのか。 遠藤は全てに悪かったし、伊東も走れてはいるが運動量以外での貢献度は低い。柴崎も復調せず、昌子も守備を引き締められない。 小笠原は頑張ってはいるが、周りが応えられていない。 他で多少良かったのは土居と、攻撃に専念出来た前野くらいだが、前野はいきなり自分のサイドを破られての失点なのでなんとも言えない。 カイオは途中から出した方がいいと思ったが、スペースもなく何も出来ず。野沢もプレースキックの精度は高かったが、動けていない。赤崎はもっと長い時間見たかった。 ダヴィがスタメンだと前線にスピードと高さの両方がなく、ゴリ押しももう通用しなくなってきたので相当苦しい。どの解説者も「ダヴィは高さがある」と言っているが、当方、そのストロングポイントを感じたことはほとんどない。 ポジショニング、動き出し、タイミング、ヘディングの精度の低さを併せ、少々いいボールが行っても競り勝てていないし、勝っても味方につながらない。 植田を根気良く使って育てるつもりなら、FWも赤崎でいいのではとも思う。土居との相性はばっちりみたいだし、正直、あれだけ決定機を外しているのなら誰でも同じ気がする。 メンバー落ちのガンバに引き分けることも出来ず、徳島戦と同じ愚を犯しての敗北。徳島と違ったのはガンバには決定力があったということ。 鹿島がお休みの次節の結果にもよるが、ナビスコ予選突破はかなり難しくなってきた。 意地を見せるのか、このまま何もないまま終わるのか。1週間後の神戸戦の戦いぶりに注目したい。 (以下、個人的まとめ) 【2014ナビスコ予選(4)5/2...

2014年14節徳島(ホーム)戦その2

【2014第14節徳島(H)戦・選手評】 曽ヶ端:守備機会は少なかったが、決定的な場面を2~3本は止めた。危ないところだった。 伊東:守備ではしっかり寄せられていた。攻撃も積極的に参加出来ていたが、単独で仕掛けることがほぼなく、クロスもほとんどなし。運動量は問題なかった。 植田:高崎に完敗。手が出ることも多く、プレーの質は悪い。まずは心身ともにリフレッシュしてからの出場が望まれる。 昌子:カバーリングもよく、数的不利の場面もうまく守れた。持ち上がっての攻撃参加は面白い。時々あるポカミスはやっぱり怖い。 前野:相手が引いていることもあり、持ち味である攻撃面でアピール出来た。もう少しカイオがうまく使ってくれれば。遠藤が決めていればアシストもついた。 柴崎:スペースを埋める動きはさすがだが、パスにはキレがなくミスもちらほら。 小笠原:一番動けていた。攻守で重要な役割を果たす。ミドルシュートの意識はもう少しあってもいい。影のMVP。 遠藤:それなりにやれてはいたが、全てのプレーに少しずつ精度を欠く。ドフリーの決定機だけは決めて欲しかった。 土居:前線からの守備、つなぎ役としては充分。アシストも決めた。シュートは枠には飛ばして欲しい。 カイオ:90分通すとサボる時間もあるが、最後まで動けていた。周りとのコンビは多少良くなったようにも見えるが、やや連動性を欠く。攻撃が完結しないことも多々。 赤崎:貴重な決勝点を挙げる。あと何本か決定機があったので、少なくとももう1本は決めたい。動き出し、シュートのタイミング・コースも良く、ワントップとして機能していた。 中田:カード対策で出ていきなりカードには驚きだったが、無事に完封。出足も良く、パスカットも出来た。 ルイス・アルベルト:活き活きとプレー。高さも安定。前に行く意識もあり、中盤を活性化した。 ダヴィ:スタメンを奪われ、ギラギラとしていた。集中力も増していて、いい状態でやれていたが、決定機を決め切れない。厳しい状況。 セレーゾ:植田、カイオを辛抱強く使うが、今のところ効果は薄い。FWをダヴィから赤崎に替えたのは英断だった。交代カードも無難。なんとか連敗を止めた。

2014年14節徳島(ホーム)戦

あれだけの決定機を外して、よく勝てたものだ。 内容は最悪だが、3連敗の流れで勝ち点3を取れたことだけは大きな救い。引き分けて中断だと、それこそ中断どころじゃない雰囲気だったから。 スタメンは植田、カイオを辛抱強く起用する一方、FWをダヴィから赤崎にチェンジ。相手が最下位徳島ということで比較は難しいものの、赤崎のワントップは周りと連動し、機能していた。 赤崎は動き出し、シュートのタイミング・コースもよく、威力もそこそこ。土居とのコンビネーションから決勝点を挙げた。インタビューでもっと決定機を決めたかったと言っていたが、そこは今後の課題。 もっとドフリーの決定機を外したのは遠藤。前野からの「決めるだけ」のグラウンダーのクロスを枠外。あれを決めていればかなり余裕のある試合になったものを。 遠藤はそれ以外のシュート・パス・動きにもそれぞれズレがあり、フィジカルが整っていないのが伺えた。勝てて一番ほっとしていることだろうし、しっかり立て直して貰いたい。 交代出場となったダヴィは笑うどころかギラギラしていた。それはそれで悪くないが、やはり決定機を決めきれないとなれば、持ち味がなくなる。もっとも、相手GKの長谷川も当たりに当たっていたのは事実だが。 カイオは90分通すと雑になる時間帯が多い。体力がないだけかもしれないが、ボールを持っても何かやってくれる感が少なく残念。コンビネーションは多少マシになった気もする。 植田は高崎に完敗。連戦の間ずっと我慢して使っているが、その経験が活かせているようには、素人目にはまったく見えない。ただ疲れを引きずったまま、なんとなくプレーしているだけのように見える。 昌子はいいカバーもあるが、時々、危ないプレーをすることも変わらず、まあ、少しずつは進歩しているのかな。 土居はポスト役、守備では活躍してくれていたが、ゴールも欲しいところ。 前野は相手が引いて守っていたので、攻めるだけとなれば持ち味は充分に出せた。 一番動けていたのは小笠原。MVPでもいいくらい。攻撃のほとんどはここを経由し、守備でもファーストアタックに行くのは小笠原。まだまだ現役で頑張って貰わなければ。曽ヶ端の堅守も健在。 混戦なので1点でも多く取って得失点差に余裕を持っておきたいところだったが、ともあれ、最初にも書いたが勝てたことは最低限の救い。 ナビスコ予選があるので完全な中断ではな...

ブラジルW杯メンバー発表、鹿島からは選出されず

ブラジルW杯メンバー23人が発表された。残念ながら鹿島からの選出はなし。以下、代表メンバー。 【GK】 川島(リエージュ)、西川(浦和)、権田(F東京) 【DF】 伊野波(磐田)、今野(G大阪)、長友(インテル)、森重(F東京)、酒井宏(ハノーバー96)、酒井高(シュツットガルト)、内田(シャルケ04)、吉田(サウサンプトン) 【MF】 山口(C大阪)、青山(広島)、遠藤(G大阪)、長谷部(ニュルンベルク) 【FW】 本田(ACミラン)、清武(ニュルンベルク)、大久保(川崎)、香川(マンチェスターU)、柿谷(C大阪)、斎藤(横浜M)、岡崎(マインツ)、大迫(1860ミュンヘン) (念のため、各種報道でご確認下さい) メデイアでもそれほど盛り上がっていない感じのW杯だが、鹿島サポとしてもいまひとつ盛り上がらないメンバー構成となった。 大迫や内田のファンは嬉しいだろうが、個人的には出ていってしまえばヨソの選手という認識なもので、他の選手よりかは積極的に応援するけどもというくらいの感覚。 柴崎はこのところの低調ぶりからすれば仕方ない。まだ若いし、本人も次が目標と思っているようなので、大きな落胆はないだろう。 大久保の代表入りは、鹿島も2得点をプレゼントして多大なアシストをしたように思われる。 2点目のハーフウェーライン手前からのオフサイド適用されず独走ゴールなんて、たまにスタジアムに試合を観に行った時の、 小学生チームによるフルコートを使った前座試合で片一方のチームが圧倒的に攻めていて、ボールを奪った途端に前線に蹴り出して独走するプレーと一緒だった。まさかプロの試合で観るなんて。 他は順当に選ばれていて、特にサプライズもなし。怪我明けや不調の選手が多いのが気になるが、だからといって今の勢いだけで選べるものでもないのかもしれない。 伊野波や今野よりも、塩谷(広島)の方が全然面白いと思ったのだが。 CBとボランチが薄いように思われ、だからこそ両方カバー出来る二人になるのか。 日本(FIFA47位)はグループC 6月15日(日)午前10時 コートジボワール(FIFA21位)(レシフェ) 6月20日(金)午前7時 ギリシャ(FIFA10位)(ナタル) 6月25日(水)午前5時 コロンビア(FIFA4位)(クイアバ) 5月27日(火)に埼玉スタジアムでキプロスと壮行試合。6月3日(...

2014第13節川崎(アウェー)その2

【2014第13節川崎(A)戦・選手評】 曽ヶ端:2~3本は決定機を防いだが、決定機自体が多くて結果4失点。キックミスも多い。 伊東:ダイナミックなオーバーラップは効果絶大。クロスも良好。守備も集中してやれていた。 植田:フィジカル面ではなくメンタル面で疲れが相当溜まっているようで、単純なミス多発。決定機をいくつも作った。ミドルだけは見どころがあったが、それ以外は全然ダメ。 昌子:積極性はあった。時折いいカバーリングも見せるが、集中力を欠く場面も多々。途中から右サイドバックにポジション変更となったが、4失点は反省材料。 山本:序盤から動きが重かったが、右太もも裏の張りで前半のうちに交代。1枚カードを無駄に使った。 柴崎:ゴールシーンは見事なループシュートだったが、それ以外はどこにいたのかわからないくらい消えていた。積極性にも欠ける。 小笠原:動きが重いなりによく走っていたが、技術だけでカバーするには厳しかった。周りのフォローもなく、相手にゲームを支配された。 遠藤:体調は良くない。ボールキープや攻撃の組み立てではピースのひとつとなれていたが、動きは悪い。シュートにも威力がなかった。 土居:考えてやっているのはわかるが、周りとの連動性がない。PAでのシュートが1本あったが、あれを決められるようになれば。 カイオ:疲れからかスピードが落ちている。縦パス1本の攻めが増えるため、攻撃が雑になる。当たりにも弱くて潰されることも多い。 ダヴィ:不調。トラップミスも目立ち、ボールが足につかない。動き出しも遅く、相手を振り切れない。シュート精度もなく、悪いところばかりが目につく。 青木:山本の負傷により前半のうちから交代。CBとして入ったが、その後に3失点。良かったとは言えない。 豊川:反転してドリブルに移るプレーなど味のあるところを見せたが、シュートまでには至らず。カイオ以上のものを見せられたかといえばどうか。 本山:リズムは良く、前線での動きは増えたが、投入後にカウンターから2失点。微妙なところ。 セレーゾ:連戦の疲労により2連敗中のメンバーを、大きく変更せずに臨む。経験を積ませることも大事だが、見極めも大事。結果、前節の大胆なメンバー変更での敗戦に続き、スタメンが機能せずに3連敗。采配で甘さを見せた。

2014第13節川崎(アウェー)戦

ここ2戦酷い内容だったが、更に輪をかけて極悪状態に仕上げてくるとはセレーゾ采配恐るべし。 日程的に有利な相手に運動量、集中力、メンタル全ての面で負け、ミスも多くては話にならない。 若い選手を積極的に使っているのは経験を積ませる意味合いが大きいが、何より「走り負けないlこと」を重視してやってきて、それで今季は結果を残して来たのではなかったか。 頑張って走っていたのは、ベテランの小笠原と伊東くらいなものだったよ。 懸念していたダヴィ、柴崎、植田、カイオのところがボロボロで、先制点もダヴィの簡単なトラップミスからカウンターを受けてのもの。DFの対応もゆるゆるだったが、ダヴィはこのプレーに限らず、全てが雑。コンスタントにイエローだけは貰っている。 植田も将来性は買うが、前々節あたりから一杯一杯だったのでこうなるのは目に見えていた。曽ヶ端が2本ほどセーブしたが、あれだけやらかすとフォローし切れない。 昌子もいいカバーリングもあるが失点に直結するプレーは相変わらずで、2失点目の小林に決められたシーンはまず手を上げてオフサイドをアピールする前に、目の前で起きていることに集中。事件は現場で起きている。 カイオがいると楽をしたがるのか、ロングボールを放り込んでキープさせようとする形が増え、それで追いつけばそれなりに攻められるが、運動量の落ちている状態では単に相手側にクリアしているだけ。ダヴィに出すボールも同様で、動きの重いダヴィではマイボールにもならない。 柴崎も同点に追いついたゴールは、相手と同じ展開(ドリブル→ポストがヒール→ループ)でやり返しただけに爽快だったが、それ以外はピッチにいたのかと疑うくらい存在感がなかった。代表入りに賭ける大久保・中村のプレーぶりと比較すると雲泥の差。 青木も山本の負傷によりCBで交代出場となったが、そこから3失点だから戦力になっていたとは言えない。 土居、遠藤は疲労の色が濃く、連続していいプレーが続かない。 見せ場は柴崎のゴールシーンだけという、ないないづくしの大惨敗でリーグ3連敗。いくら若手育成とはいえ、見ていてこれだけ楽しみのない試合を3回も続けられると溜め息ばかりが多くなる。 せめて気持ちだけは見せて欲しかった。 首位鳥栖が勝ち、勝ち点差は6。勝敗も7勝6敗とほぼ五分に戻って来た。 育成と結果を出すことを同時進行させるのは難しいとはいえ、バラ...

2014第12節名古屋(ホーム)戦その2

【2014第12節名古屋(H)戦・選手評】 曽ヶ端:ファインセーブがいくつかあったが2失点。1失点目はカイオが倒れたことで集中力を欠いていた印象。2失点目はクロスに対して出るのは難しかったか。 西:攻撃の組み立てには参加出来ていたが、前半右サイドにいたカイオが悪くていい形にならず。積極的にシュートを打ったり、ゴール前に入り込んだりまでは行けるが決定機にはならず。逆に守備の軽さが失点につながった。 植田:昌子がチャレンジに行った時のフォローが弱い。連携やポジショニングはどうだったのか。フィードの精度はよかった。 昌子:少しずつミスが目立つ。1失点目は何とかしたかったし、2失点目もどうにかならなかったか。 山本:疲れのせいか動きが重い。守備は何とかやれていたが、攻撃には加われず。もっとも、あれだけジャイールやカイオが簡単にロストすると怖くて上がれないだろうが。 梅鉢:久々のスタメンに応えられず。ポジショニングも中途半端で周りも見えていない。ミスも多かった。 小笠原:プレスを受けてボールを失うことも何度か。疲労は溜まっている。セットプレーのキックは可もなく不可もなく。全体的に何とか誤魔化せてはいるが、負けているゲーム展開だと厳しい。 ジャイール:いいところがなかった。これだと代わりはいくらでもいる。 カイオ:雑なプレーが多く、チームに勢いではなく集中力の欠如をもたらしている。フィジカルの弱さも目立ち、肝心のスピードも活かせていない。 柴崎:トップ下の時は失敗は多くとも鋭い縦パスが何本かあってそれなりに存在感はあったが、ボランチになってからは消えた。つなぎでのミスは少なく守備は引き締まった感はあったが、効いていたのかよくわからない。 ダヴィ:ガッチリマークされ、ワントップとして機能していない。ボールの収まりも悪く、周りも見えていない。PKで得点を挙げて落ち着くかと思ったが、プレーに余裕がなかった。 土居:自身のデキとしては悪くなかったが、重い展開だっただけに、自力で仕掛けるなど何かしらやって欲しかった。 野沢:プレー精度自体は良かったが、もっと動きが欲しい。本山の方がゲームを動かせる気がするが。 豊川:特に何もなし。 セレーゾ:連戦での疲労を考えてスタメンを大胆に変更したが、大失敗。前半のうちに梅鉢を代えざるを得なくなり、後手に回った。残りのカードも効果的ではなかった。

2014第12節名古屋(ホーム)戦

連戦のなか疲れの見える選手の入れ替えは必要で、スタメン変更の対象となった選手については問題なかった。ただ、替えた選手が大胆過ぎた。 右サイドの西は伊東の疲労も考えて充分納得ながら、中盤は予想外。ボランチはルイス・アルベルトではなく梅鉢、両サイドハーフにカイオとジャイールを同時起用。 ルイス・アルベルトはもしかしたら川崎戦を考えてのことかもしれないが、抜擢した梅鉢のデキが想定以上に悪かった。いきなりイエローを貰ったのもそうだし、ポジショニングも中途半端で右往左往。結局、前半のうちに土居と交代では失敗と言わざるを得ない。 カイオとジャイールの同時起用の意図も果たして? 両選手ともボールを持ってもアイデアがなく、無駄に仕掛けてはボールロストや、単純なミスでタッチを割ったり相手に取られての繰り返し。正直、まったく得点出来る気がなく、期待感はゼ~ロ~。 それでも柴崎がトップ下の時は鋭い縦パスが入ることもあり、失敗も多々ありつつ、いつかは通るかもという幻想もあったが、梅鉢プランが崩壊してボランチに下がってからは消えてしまい、前は形も作れなくなった。 PKによる1点だけしか取れなかったわけだが、あれはあまりにも超甘判定。意外にも丁寧に決めたダヴィだが、それ以外のプレー精度が低く、ワントップとして機能していない。 カイオも残念無双感が強く、伸びしろ込みでは見ていられるが、チームが負けている状況で使うには周りの負担が大きい。若さと言ってしまえばそれまでだが、雑な印象が目立ち、チーム全体にも伝播している。 ジャイールに至っては借りて来た猫のようにおとなしく、わざわざ獲得したから使っているのか、単にブラジル人同士のコンビネーションを狙ってか、更にはあのパフォーマンスより中村、前野(左サイドハーフでも可)は酷いのか。 改めて遠藤の貴重さが身に染みた。野沢は時間も短いのだからもっと動いて欲しいし、豊川もまだ戻り切っていないのか何も出来なかった。 土居はカイオやジャイールがあれだけ無駄使い(=ボールを簡単に失う)しているのだから、もっと強引に行ったらどうだ。 失点については2点とも自らの集中力欠如。1失点目はカイオが倒れたことで切れという要望をしていたが、審判が切らない判断をしているのだがらプレーを続けなきゃ。 このあたり解説の秋田氏に全面同意で、フォローに入った昌子は工夫すればクリア出来たボ...

2014第11節柏(アウェー)その2

【2014第11節柏(A)戦・選手評】 曽ヶ端:失点シーンは打たれた時点でどうしようもなかった。守備機会はあまりなし。 伊東:遠藤、交代の野沢のフォローがなかったとはいえ、疲労のせいか走り負けていた。サイドの主導権を握られて押し込まれる。攻撃では後ろや横へのパスが多く、高精度のクロスは1~2本くらい。 植田:うまく守れていたと思うが、失点シーンは動けず。ロングフィードの精度が非常に高かった。 昌子:失点に直結するプレーがひとつ。球際が甘かった。それ以外は動けていたし、ワンプレーだけが勿体なかった。 山本:連戦のなかパフォーマンスも落ちず攻守に安定。ドリブルからのシュートなど、攻撃面では相変わらずキレはなかったが。 柴崎:疲労が顕著に表れる。絶好の決定機をふかしてしまったり、簡単にボールを奪われたりと冴えないプレーが多かった。一定以上のパフォーマンスはあるが、柴崎自身の力を考えると全然動けていない。 小笠原:連戦中のベテランということを思えば動けている方だが、ところどころに綻びが見える。そのスキが失点につながった。取り返そうとする姿勢はあったし、攻撃面でのつなぎは良かったが、勝ち点を取るまでには至らず。 遠藤:動きが重い。足元で受けたボールは何とかキープしてつなげるが、フリーランも少なく、守備も効いていない。 土居:前線で踏ん張ってはいるが、もう少しボールをキープして周りを助けるプレーが欲しい。裏への抜け出しや、ドリブルからのシュートといった長所も出せていたので、そのあたりをもっと多く出せれば。 カイオ:ムラが大きい。時折、センスあるプレーを見せたりはするが、無駄にボールを失うことも多く、攻撃がつながらない。フィジカルコンタクトが弱い。 ダヴィ:前線で孤立することが多く、思い通りのプレーが出来ず。ゴールになりそうなシュートもなし。調子は悪い。 野沢:ボールを収めてからの技術はさすが。それだけにGKが飛び出した後のシュートは最低限枠に飛ばしたかった。運動量は少ない。 ルイス・アルベルト:勢いはあるが、味方との呼吸はいまひとつ。前に行く意識もあり、噛み合えば攻撃面でも力を発揮出来そうだが。 赤崎:高いDFラインの裏をうまく使って欲しかったが、持ち味を出せず。 セレーゾ:スタメンは動けるメンバーを中心に選んだと思うが、思った以上に動けていなかった。リードしている時の采配は無...

2014第11節柏(アウェー)戦

ワンチャンスをしっかり決めた柏と、少なくとも2本あったチャンス(柴崎、野沢)のどちらも決められなかった鹿島。そのままのスコアとなり0-1で敗戦。 柏は全員が集中していてミスも少なく、守備もガッチリ固まっていて簡単に得点出来る気配ではなかった。 前半終了間際、小笠原の縦パスのミスから押し込まれ、エリア前のボールを昌子が取りに行って取り切れず、ぽっかり空いた工藤にボールが入って決められた。致命的なミスが連続しては決定的な形になってしまう。 後半柏が守ったおかげで攻め込んだようにも見えたが、連戦の疲労もあり、最後まで柏のディフェンスを崩せず。上にも書いたが、2つあったどちらかを決めたかった。 鹿島のチャンスは流れの中から土居が抜け出して中央にクロス、フリーの柴崎が左足ダイレクトボレーをふかしたものと、GKが飛び出したこぼれ球が野沢の足元に、狙ってシュートを打つもゴール左に外れたもの。 ダヴィ、カイオにはいいボールが入る時もあるが惜しいと思えるシーンもなく。 カイオは若さゆえかムラが大きい。シュミレーションを取られたシーンは強引に突破してシュートまで持って行って欲しかった。ダヴィはうまく抑えられているのもあるだろうが、ずっと調子が上がらない。 中央では柴崎が悪かったのが攻守に響いた。パスミスも多かったし、途中交代もやむなし。小笠原も頑張ってはいるが、失点につながったパスミスといい、ところどころに綻びが見える。 昌子は1試合に何度かある失点に直結するプレーが、今回は本当に直結してしまった。あそこでチャレンジに行けるのは長所ではあるが完結させて欲しい。 植田は守備よりもロングフィードが光っていた。精度、スピードが非常に高く、これだけ蹴れるならドカンと打つFKでも使えるのでは。 伊東は疲れが抜けていない。走り負けることも多かったし、やはり上がってからの攻撃には西に軍配が上がる。 遠藤、土居の動きも悪く、だからといって野沢が動けているわけではないが、運動量を上げるならこのあたりの選手の入れ替えも検討すべきでは。 パフォーマンスが落ちないのは山本くらい。ボランチはルイス・アルベルトがそれなりに動けているのでスタメンから任せてもいいのでは。 連戦の条件jは相手も同じ。そのうえで柏は集中してやれていたのだから完敗と言えるだろう。なかなか戦いぶりが安定しないが、切り替えて次にいきたい。 (...