2014ブラジルW杯GL・コートジボワール戦
本田のスーパーゴールで会心の先制点を挙げ、意気消沈したコートジボワールを攻めていくつかチャンスを作るものの、前半途中から足が止まり、ミスも増えてその後は見せ場なし。
後半17分コートジボワールがドログバを投入してスイッチを入れると、破綻の兆しを見せていた左サイドからクロスを上げられ、中も対応出来ず立て続けに2失点。
1点はやむを得ないにしても、同じ形で2失点はよろしくない。
その前から簡単にボールを奪われたり、パスミスだったりと気持ちが切れていたように見えた。暑さのせいもあったろうが、監督が早目に手を打つなり、カツを入れるなりしても良かった。
勝っている状態なのだから、選手たちも、もう少しうまく時間を使って試合をコントロール出来なかったものか。
このあたりチェアマンの「みっともない時間稼ぎはしない(だったっけか)」精神が海外組にまで徹底されているのか、ブーイングを浴びてまで露骨な時間稼ぎをするコートジボワールとは大違い。
結局、終わってみれば本田の一発のみという、なんとも冴えない試合となった。
好パフォーマンスだったのは内田くらいだったように見える。ゴール前まで絡んでシュートを打ったり、数的不利でのカウンターでも好守備で抑えた。90分通してやれたのも大きい。
本田はゴールだけだったし、香川は空回り、岡崎も機能せず、大迫もボールが入ってこないうえ、呼び込む動きもなかった。
長友はアシストも決めたし、90分やれたが、自分のサイドから2点やられたし、効果的な崩しも少なかった。
山口、長谷部、途中交代の遠藤らボランチは縦へのパスが入れられず、攻撃でのつなぎでも効果的なものはなし。
吉田、森重、川島は頑張ってはいたものの、同じ形での2失点は修正能力という点で疑問。
切り札的存在の大久保、柿谷も特にいいところは見せられず。
まだ1試合終わっただけなので可能性は勿論残っているわけだが、今日のようなパフォーマンスだとギリシャ、コロンビアに連勝するのは至難の技。
どう立て直してくるか注目したい。
(以下、個人的まとめ)
【2014ブラジルW杯コートジボワール・グループC】(レシフェ:日本時間10:00KickOffコートジボワール/人/晴)
【スコア】日本 1-2 コートジボワール (前1-0 後0-2) (S7-20)
【主審】オゼス(主審:チリ)、アストローサ、ロマン
【得点】
(日)前16分 長友→本田圭 1左
(コ)後19分 オーリエ↑ボニ 1H
(コ)後21分 オーリエ↑ジェルビーニョ 1H
【警告】
(日)吉田1(前23分)、森重1(後19分)
(コ)バンバ1(後9分)、ゾコラ1(後13分)
【出場】(日本)(監督ザッケローニ)
GK 川島
DF 長友 森重 吉田 内田
MF 山口 c長谷部→54遠藤 香川→86柿谷 本田 岡崎
FW 大迫→67大久保
【サブ】西川 権田 酒井高 酒井宏 今野 伊野波 遠藤 青山 清武 斎藤 大久保 柿谷
【MyMVP】-