2014ブラジルW杯GL・ギリシャ戦

負ければ終わるGL第2戦。


不調だった香川を下げて大久保、CBも森重から今野に交代。


引いてカウンターが主体のギリシャに対し、前半ポゼッション率約7割と押し込むが、なかなか決定機を作れない。


それでも初戦よりは堅さも緊張も取れ、落ち着いてボールを回せていたし、トップの大迫にもボールが入っていた。


早いうちにギリシャのキャプテン、カツラニスが2枚目のイエローを貰って退場、数的有利になるも、カウンター主体のギリシャは特に変わらず。


前半のチャンスは大迫のシュートと本田のFK、クロスからの大久保のヘディング。ギリシャにも1本ビッグチャンスがあったが、これは川島がファインセーブ。前半はスコアレスで終了。


後半開始から長谷部を遠藤に交代。相手中盤に人数が足りないので有効かもしれないと思ったが、10分ほどして大迫から香川に交代。ボールも入り、かつリズム良くシュートも打てていた大迫を下げてどうなるのか不安な交代だった。


この不安は的中し、後半は数的優位を活かせているようには見えず。前半と同じ形で大迫にボールを集めて丁寧に崩していった方が良かったのでは。3枚目のカードを残したことも疑問。


サイドでは内田がまたも奮闘。いいクロスは何本かあったが中に合わず。長友は動けてはいるのだが、あまり効果的な崩し・クロスがなかった。


本田はキレがなく、ボールを持ってもテンポが悪く、ミドルもなし。ここでゲームを作れなかった。


今野、吉田のCBはまずまずやれていた。


岡崎は消えていた。バニシングMF。大久保はいい面もあったが、数本あったチャンスを決められず。


交代組の遠藤の動きも重く、香川も気持ちは入っていたがチャンスを作れず。


良かったのは川島。危ない場面を3つは救った。


3人目交代を迷ったザッケローニの采配はどうだったのだろう。パワープレーは日本の文化にないと言っていたのに、終盤吉田を上げるだけというのはどうか。


負ければ終了だが、引き分けでも相当苦しい状況になるなかで、思い切った策を打つ勇気がなかったのか、あるいはあのままでいける手ごたえがあったのか。こういう時の柿谷、斎藤だと思うのだが。


というか結果的には、大迫を下げてからまったく形を作れなくなった気がしたのだがね・・。


とりあえず最終戦に可能性だけは残したわけだが、数的優位のこの試合を勝てなかっただけに、大丈夫かなという気持ちの方が強く残る。


初戦とは違った意味での、とても残念な試合だった。


(以下、個人的まとめ)

【2014ブラジルW杯ギリシャC】(ナタル日本時間7:00KickOff日本/人/晴)

【スコア】日本 0-0 ギリシャ (前0-0 後0-0)  (S16-9)

【主審】ホエル・アギラール(主審:エルサルバドル)、ウィリアムス・トーレス、ジュアン・ズンバ、

【得点】

なし

【警告】

(日)長谷部1(前12分)

(ギ)カツラニス(前27分、前38分)、サマナス1(後10分)、トロシディス1(後44分)

【退場】

(ギ)カツラニス(前38分)

【出場】(日本)(監督ザッケローニ)

GK 川島

DF 内田 今野 吉田 長友

MF 山口 c長谷部→46遠藤 岡崎 大久保 本田

FW 大迫→57香川

【サブ】西川 権田 酒井高 酒井宏 森重 伊野波 遠藤 青山 清武 斎藤 香川 柿谷

【MyMVP】-

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