2014ブラジルW杯GL・コロンビア戦
今度こそ失うものがないGL最後の一戦。勝てば他力での決勝トーナメント進出もあった。
立ち上がりから前に行く意識を見せ、もっと早くからこういう形にして貰いたかったが、攻める意識は高かった。
ところが、今野の不用意な対応でPKを与えてしまい、これを決められて先に失点。今野はこのプレー以外にも安定せず、ディフェンスは危なかしかった。
しかし、先に点を取られても気落ちせずに攻め、前半終了間際に右サイドに開いた本田からのクロスを、岡崎が「らしい」ダイビングヘッドでゴール右隅に決めて同点。
後半につながる一発だったが、同点で開始した後半、主力を2人投入したコロンビアが押し込み、こらえ切れずにマルティネスに決められて再びリードを許す。
分岐点は内田のクロスを大久保がタイミングドンピシャで合わせたシュートが枠上に外れたシーンか。流れ的にも完璧だっただけに、あそこを決められていれば・・と思う。
その後はチャンスは作るもののしっかりとブロックされ、決定機とまでは言えず、中盤でボールを奪われる場面も目立ち始める。
前から行っているので仕方がないこととはいえ、カウンターからマルティネスに3点目を決められて事実上のトドメ。
時間帯もあり、気力の落ちた日本に反撃する力はなく、更にもう1点を追加され、1-4で敗戦。メンバー落ちのコロンビアに完敗だった。
確実に決めてくるコロンビアには確かに余裕があり、ようやくシュートに持ち込めている日本とは違いがあったが、エリア内での決定力には歴然とした差があった。
本田、香川に頼ったザッケローニ采配も最後まで実らず。本田はアシストを1本決めたものの、中盤でボールを失うことも多く、自身のシュートも少なかった。香川もGL3戦のなかでは一番良かったが、期待されているゴールは生まれず。
内田がいい状態だったので、もっと右からの攻めを増やしても良かったように思うが、左サイドからの攻撃にこだわったのか、オーバーラップしてもあまり使われなかった。
交代の効果も薄く、采配でも勝てている部分がなかった。
今大会、2敗1分、未勝利のままグループ最下位で終了。盛り上がったのはオープニングの本田のゴールだけという寂しい結果となった。
おそらくザッケローニは交代となり、新しくチームを作り直していくこととなろう。
世界の壁は高い。ここ最近は当たり前にように本線には出場出来ているが、油断していてはそこさえも危うくなる。もう一度ゼロから作り直していこう。
ともかく、まずはお疲れ様でした。
(以下、個人的まとめ)
【2014ブラジルW杯コロンビア・グループC】(クイアバ:パンタナールアリーナ日本時間5:00KickOff日本/40,340人/晴)
【スコア】日本 1-4 コロンビア (前1-1 後0-3) (S0-0)
【主審】プロエンサ(主審:ポルトガル)、ミランダ、トリゴ
【得点】
(コ)前17分 PKクアドラード 1右
(日)前45+2分 本田↑岡崎 1H
(コ)後10分 ロドリゲス→マルティネス 1左
(コ)後37分 ロドリゲス→マルティネス 2左
(コ)後45分 ラモス→ロドリゲス 3左
【警告】
(日)今野1(前16分)
(コ)グアソン1(後18分)
【出場】(日本)(監督ザッケローニ)
GK 川島
DF 内田 吉田 今野 長友
MF 青山→62山口 c長谷部 香川→85清武 本田 岡崎→69柿谷
FW 大久保
【サブ】西川 権田 酒井高 酒井宏 森重 伊野波 遠藤 山口 清武 斎藤 大迫 柿谷
【MyMVP】-