ダヴィ今季絶望、代役は誰だ? もう「世代交代・若手育成」の言い訳は聞きたくない

柏戦で負傷したダヴィの怪我の具合がオフィシャルで発表された。


左膝の前十字靭帯と外側半月板損傷で全治8ヶ月。順調に治っても、来季から2シーズン制になる前半戦までもほぼ無理。来季はともかく、今季残り6試合、ダヴィ以外のFWで戦わなくてはならない。


候補としては赤崎、豊川、中村、カイオ。


鹿島サポの少なからずの人が、赤崎を柳沢とダブらせて見る向きが多い。


DFとの駆け引きや抜け出し方、調子がいい時のボールの受け方、シュートの下手さを含めて(?)、確かにさもありなんと思うところもあるが、ガンガン得点してチームを救ってくれるかと言えば、現時点でそれは無理と思わざるを得ない。


試合に出続けて経験を得て、ゆくゆくはそういうFWに育つ可能性はあるが、残り6試合でのクラスチェンジは見込みが薄い。そして、得点出来なかった時に、セレーゾお得意の「若手を育成しながら」という言い訳に使われるだけだ。


それだけ育成・世代交代と言うのならユースの監督になって若手を鍛えてくれればいい話なのだが、年棒1億(位?)でユースは高過ぎるか。


そもそも就任2年目で現在レギュラーの若手と言われる土居、カイオ、植田、昌子らは開幕から使われ続けている。「育成中」という看板は似つかわしくない。誰をもって育成中と言っているのか。


赤崎に関しては出場数も少なく、経験が足りないので「育成中」になるのだが、だったら尚更、この佳境での起用は賭けとなる。前線からのボールの追い方が甘く、守備がルーズに見えるのもマイナス要因のひとつ。


ガンバ、柏に無様な負け方を晒して優勝を口にするのははばかられるが、それでも優勝を狙うのなら、赤崎に命運を託すのはかなり不安が募る。


となる他のメンバーとなるが、カイオはムラが激しく、また、ゴール前では途端にビビってメンタル力が激減してしまうのが気になる。フィジカルも弱く、ワントップで使うにはボールも収まらなかろう。


豊川は「ドリブルが魅力」とよく紹介され、個人的にはそのドリブル力には今のところ魅力を感じてはいないが、ゴールへの執着心と闘争心、ボールに対する嗅覚と一発を決め切る能力を持っていると睨んでいる。


現代表、岡崎のように得点感覚に優れたFWになるかもと思わせられ、自分の中ではファーストチョイスとなるが、こちらも随分試合が遠のいており、そのあたりの感覚がどうか。


次に中村。柴崎のスルーパスを枠に飛ばせなかった柏戦は痛かったが、中村のトップはアリだと思っている。


前記事にも書いたが、味方を使えとか守備はこうしろとかナシで、自由奔放、それこそダヴィのようにやりたいようにやらせてみれば、もしかしたら開花するかもしれない。いつも良いのが数分だけで、あとは周りに気を遣って消えてしまうような部分があるので、我が儘にやって結果が出るならそれでいいのじゃないか。


と、希望を書いてみても、結局は赤崎になるのだろう。


だいたいワントップにこだわる必要はないわけだが、付け焼刃になってボロボロになるくらいなら、「形は作れる」今のままの方がいいということになるのか。


決定機は数多く作れたが、シュートはことごとく枠の外かGKの正面という見飽きた光景だけは見たくない。


頼むよ、ホントに。曽ヶ端も調子を取り戻してくれ。

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