2014第30節浦和(ホーム)戦
勝ちたいという気持ちは伝わって来たし、そういう試合運びも出来たが、このところの数試合と同じく決定打が打てずにドロー。守備でも粘りを欠いた。
首位浦和との勝ち点差を詰めることが出来ず、実質、今季はACL圏内を目指すのが現実的な路線となろう。
赤崎のワントップは何も出来ず。だったらせめて前線からプレスをかけて欲しいがそれもせず、こぼれ球に対する反応も遅くてマイボールにならない。決まり事があったのかわからないが、土居がワントップになってからはしつこく追いかけられていた。
1本の決定機も作り出せず、このまま我慢して起用し続けて残り4試合、覚醒するとは思えないが。
ジョルジ・ワグネルも同様。縁故で採用された使えない社員を同僚に抱える会社員の心中と同じく、給湯室で「昔はスゴかったんだけどね~」なんて呟きたくもなる。
またしても絶好の角度で得たFKを蹴らせても貰えず(柴崎が蹴って大きく枠の上)、追加点を奪われなかっただけマシと考えるしかない。
ジャッジも鹿島目線で見れば明らかに浦和寄り。興梠のPKは全然ボールに届いていなかったし、イエローも鹿島側にだけ出される感覚。興梠が倒れてゲームを止められたのも納得いかず、後半アデイショナルタイムもボールを保持した状態でゲームを切られた。
山本は4枚目のイエローで次節出場停止。不運なジャッジでPKを取られ、曽ヶ端がマルシオをセーブしたおかげで心の傷jは浅くて済んだが、頭は衝突するは、顔面にボールが当たるは、シュートは決まらないは(これはいつものことだが)災難な一日だった。
柴崎はボランチより後ろめでバランスを取りながら、うまく守備をしていたが、そのぶん前に行く回数が少なくなり攻撃に厚みを出せなかった。かといって柴崎が上がっていれば、多分、後ろはやられていただろう。
西は攻撃面で持ち味を出せていたが、最後の方は疲れか焦りか、雑になって勿体なかった。遠藤もこのところの調子を考えればやれていた方。
カイオは相変わらずムラが激しいが、1本決めたからこそ90分使いたかった。交代時に下腹部を抑えて痛がっていたが、どこか痛めての交代だったのだろうか。
本山はいいリズムを作れていた。ミスになってボールロストすることもあるが、繋がれば一気にチャンスになるパスを出していて、今の鹿島に足りないワンタッチプレーも多い。
個人的には、波長が同じように感じる中村との同時起用がいいように思う。ジョルジの周波数は誰とも合っていない。
にしても誰が蹴ってもセットプレーが一向にチャンスにならないのだが、「セットプレーからの得点」がこれでリーグ3位? まったくそういうイメージは持っていないのだが・・。競った試合以外で荒稼ぎしたのだろうか。
正念場のガンバ戦で逆転負けを喫し、最後の防衛線と考えていた浦和戦もドロー。その間も逆転負けやスコアレス。まだ3位にいるのが奇跡。
残り4試合。リーグで若手育成も結構だが、ACLに出場して経験を積むのも立派な育成だと思う。勿論、タイトルが獲れなかった時の責任は、セレーゾにはちゃんと取って頂きたい。
(以下、個人的まとめ)
【2014第30節10/26(日)】(カシマスタジアム19:04KickOff浦和/26,566人/曇り)
【スコア】鹿島 1-1 浦和 (前1-0 後0-1) (S 14-10)
【主審】飯田淳平(主審)、聳城巧、蒲澤淳一
【得点】
(鹿)前39分 遠藤→カイオ 7右
(浦)後18分 李 6右
【警告】
(鹿)山本4(前5分)、西2(前41分)、豊川2(後31分)
(浦)なし
【出場】
GK 曽ヶ端
DF 西 植田 昌子 山本
MF 柴崎 c小笠原 遠藤→80ジョルジ・ワグネル カイオ→75豊川 土居
FW 赤崎→64本山
【サブ】佐藤 青木 ジョルジ・ワグネル 本山 中村 梅鉢 豊川
【監督】トニーニョ・セレーゾ
【MyMVP】-