2014第27節ガンバ大阪(ホーム)戦

タラレバをいくつも言いたくなる痛い敗戦。


前節の不甲斐なさを払拭する赤崎のゴールで幸先良く先制を決めたものの、続いて訪れたビッグチャンスをカイオがフイにする。


カイオのムラの激しさは今に始まったことではないが、あれは決めないといけない場面。それ以降、プレー自体も精彩を欠き、機能しなくなった。


それに引きずられた訳ではないだろうが、ここまで盤石の守備を見せてきた山本がポカを連発する。


なんでもないフワリと入れられたボールを、まさかのバックヘッドでゴール方向に返してしまい、曽ヶ端が慌てて戻るも弾けずにオウンゴール。リプレイでは曽ヶ端が「クリア」って言っていたように聞こえたが・・。後ろに誰もいなかったし、どこに注意が向いていたのだろう。


「山本のヘディング(およびシュート)は枠に飛ばない」の法則は自陣ゴールには適用されず、終盤のフリーでのヘディングはしっかり外した。あそこを決めていればオウンゴールの失態も取り消され、一転、ヒーローだったのに。


西も代表に選ばれてアギーレ監督が視察に来ているからではないだろうが、攻撃に意識が行き過ぎた。絶妙の切り込みからGK正面で思い切ってシュートを打ったが、中でフリーの選手が2枚ほどいたのだが。


後半アディショナルタイムのリンスに振り切られて決勝点を挙げられた場面は、90分走っていたから仕方ないと言えば仕方ない部分もある。攻撃では持ち味は出せていた。


遠藤も悪くないのだが、せめてカウンターでは誰かを使ってもっと鋭い攻撃にして貰いたい。


昌子は怪我の影響がある様子だった。パトリックも速いが、普段の昌子ならもっと対応出来たと思われる。フィードも悪かったし、今回の代表は辞退した方がいいだろう。


柴崎はさすがのプレーぶり。2点目のアシストは、ゴール方向に走って行きながら、リターンで返って来た結構強めのパスを難なくトラップして、絶好のスルーパス。ワンタッチで決めた土居にも成長の跡が見える。


ちなみにファーで赤崎がそのボールに触ろうとしていたが、その姿勢はヨシとして、オフサイドではないと確信してのプレーだったか。あれで触ってオフサイドだったら誰もがガックリだったろう。


小笠原は燃えていた。闘志を全面に出し、前にも後ろにも自由にプレスをかけ、ピッチを広く使った難しいパスもいくつも通した。フォローには柴崎が回り、ガンバのパスワークは良かったが、それほどやられていた感じはなかった。


ミスも多くて勝てる内容だったかはともかく、2度もリードを奪ってその後も追加点のチャンスがあっただけに、負けはよろしくない。


残念なのはジャッジ。PAでのハンド見逃しを含め、今野の何度もあったアフターチャージに1枚しかイエローが出なかったり、プレーオンの場面でも笛を吹いて止めた。止めるならばイエローを出すべき。仙台戦のぶんが早くも清算されたのか。


交代組はまたも結果を出せなかった。特にジョルジ・ワグネルは、ルイス・アルベルトを押しのけてまで出るほどのものなのか。年齢も年齢だし、来年の契約も(今年の契約内容も)どうなっているのかわからないが、いまだに「獲得して良かった」というプレーを見せては貰っていない。


浦和は順当に勝ち、またしても首位との差が開いた。大事な試合を落としてしまったが、ここからモチベーションを落とさずにどこまで喰らいついていけるか。次の試合でのプレーを見たい。


(以下、個人的まとめ)

【2014第27節10/5(日)】(カシマスタジアム12:34KickOffガンバ大阪/17,939人/雨)

【スコア】鹿島 2-3 ガンバ大阪 (前1-1 後1-2) (S 20-12)

【主審】吉田寿光(主審)、岡野宇広、村井良輔

【得点】

(鹿)前05分 遠藤→赤崎 2左

(G)前29分 オウンゴール

(鹿)後20分 柴崎→土居 8右

(G)後26分 宇佐美→パトリック 8右

(G)後45+3分 遠藤↑リンス 5右

【警告】

(鹿)カイオ3(前45分)、小笠原2(後11分)、山本3(後43分)

(G)今野4(後24分)

【出場】

GK 曽ヶ端

DF 西 青木 昌子 山本

MF 柴崎 c小笠原 遠藤→83本山 カイオ→78ジョルジ・ワグネル 土居

FW 赤崎→73中村

【サブ】佐藤 山村 植田 ジョルジ・ワグネル 本山 中村 梅鉢

【監督】トニーニョ・セレーゾ

【MyMVP】-

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