あれ?シーズンオフだっけ?
と、錯覚してしまうほどの日程スカスカぶりに、ブログの更新も滞っている。
数字の上では鹿島にも優勝の可能性が残っているので、もっとドキドキ感があってもいいはずなのだが、なんとなく乗り切れないのは、それでも日程だけのせいではない。
勝負事は、「最後まで諦めない」というのが鉄則なのは間違いないが、一方で、「勝負どころ」というのも確実に存在する。
先日、行われたテニスのバークレイATPワールドツアー・ファイナルズの準決勝、錦織VSジョコビッチ。
世界ランキング1位のジョコビッチに対し、同5位の錦織。第一セットを取られたものの、第二セットで相手のダブルフォルトで初ブレイクを奪うと、そこから一気に攻めて第二セットを奪取。
続く第三セット、ジョコビッチのサービスゲーム15-40と2本のブレイクポイントを握った。
明らかにジョコビッチはリズムを乱していて、攻め切れば第三セットを取って勝てたかもしれない、大事な勝負どころだった。
しかし、錦織は自らのミスでこの試合最大にして最後のチャンスを逃すと、立場は一転。ジョコビッチはリズムを取り戻し、錦織はテレビ画面越しでもわかるほどにオーラが消えた。
結果、第三セットを0-6で落としてセットカウント1-2で敗北。勝てる可能性があっただけに勿体なかった。
そして、鹿島。
今季、スタートダッシュを決めたものの、中盤からもたつき、勝ち点をちょいちょい落としながらも混戦のなかを辛うじてついていき、首位に喰らいつける「勝負どころ」があった。
27節のホーム・ガンバ戦。それから、二度巡ってくることはあまりない第二の勝負どころ、30節ホーム・浦和戦。
ご存じの通り、ガンバ戦を2-3で逆転負けし、浦和戦も先制しながら追いつかれてドロー。
二度の勝負どころを攻め切れなかった。
今季のシュート決定率のように、チャンスはあれども決められない。
勝負どころを2つも逃して逆転すれば、それはもう「奇跡」と表現して構わないと思うが、奇跡を願わなければならない状況に追い込まれたこと自体が、おそらく自身のテンションが下がりっぱなしの理由なんだろうなあ。
勿論、それでも負けていいわけがないので、どんな時でも勝つことを期待しているのだが。あと3つ。とりあえず今年はそれだけ勝とう。