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2015(1)第8節仙台(アウェー)戦

なんとか勝てた。内容はともかく、連戦のなかで勝てたことは救い。 本当は完封で終われれば、内容うんぬん抜きにして良かったと言えたのだが、そのへん選手たちはわかっているようで、次こそは無失点で締めて貰いたい。 MVPは無失点なら昌子で文句なしだったが、最後に集中力を欠いたのでカイオ。 ただ、カイオもこれ1本だけで、ドリブルにキレがなく、ボールロストも多かった。連戦が続くとどうしてもこうなるので、どこかで休ませたいのだが。遠藤にも当てはまる。 柴崎のプレースキックは、今日は良かった。野沢を前にして奮起したのかな。前にも飛び出せていたが、後ろからのボールが悪過ぎて無駄走りになってしまったのが可哀想だった。 小笠原は運動量がなく、中盤は苦しかったが、鹿島ペースになってからはボールも散らせていたし、自分の役割は果たせていたかと。 高崎は相変わらず全然ボールが収まらない。高崎が絡んでの得点パターンというのは中央で張って直接自分で決めにいくか、ポストになってアシストするかのどちらかしかなく、いっそのことド真ん中で突っ立って貰っていた方がいいようにも思う。勿論、これだと2列目の負担は激増する。 といっても赤崎では・・。途中出場なのだから、せめてどんなボールにも全力で追いかけてプレッシャーを与えて欲しい。ボールに触ったのは何回あったか。 梅鉢も酷かった。小笠原に出したパスが相手にさらわれて決定的ピンチを招いた。新潟戦の反省を活かせておらず、こういう選手は応援しづらい。若いしミスはつきものだが、それを経験にしていけないのは厳しい。 よくこれで勝てたなと思うのだが、先制してその後に2点目を取れたことで、自分たちの流れでやれたのが勝因か。 ところで、序盤は中盤省略のロングパスばかりで攻めていたが、これはまったく繋がらなかった。高崎にボールを収める力がないので当然なのだが、何故こういうやり方をしたのだろう。先に失点しなくて良かった。 次は甲府戦、そして大事なACL予選FCソウル戦。 照準はソウル戦に合わせるべきで、ホントは柴崎をはじめとして、両サイドバック西、山本、2列目のカイオ、遠藤、土居、CBの昌子(ファンソッコは幸い?出場停止になった)の6人を休ませて欲しいくらいだが、いくら調子の悪い甲府が相手とはいえ、さすがにそこまでメンバーを落とすわけにもいかない。 使うしかないなら、早いうちに勝負...

2015(1)第7節神戸(ホーム)戦

曽ヶ端の自爆と、またしても勝敗を左右するミスジャッジに得点を消されて、計算上勝ち試合が負け試合になった。 7節で既に2回目のゴールにかかわるミスジャッジ(ひとつめは清水戦のハンド見逃し→のちに誤審と認められた)で、しかも両方金崎のシュート。 テレビ画面で観ていてもわかるくらい完全に入っていた。シュートのタイミングでも既に入っていたし、クリアボールがGKに当たって跳ね返ったのも入っていた。 DFの態勢を見ればラインの後ろで倒れながらのクリアで、その選手の上をボールがコロコロ転がったのだから、すぐにわかりそうなものだが。 こちらに有利に働いた遠藤のノーゴールがゴールと判定されたものを含めると、鹿島戦だけで3つの明らかなミス。 ゴールラインテクノロジーを設置するお金がないのだったら、ゴールだけを判定する第5第6の審判をゴールの脇に置けばいいのじゃないかな。人員が足りないなら審判員の研修生的な立場の人を雇えばいいのでは? 飯田淳平の名前を見た時に嫌な気しかしなかったが、やっぱりこうなった。 2シーズン制になり、ただでさえ1試合の重みが増しているのに、2つも勝ちを消されてしまっては優勝なんて無理。 もっとも、それを覆すだけの力が鹿島にないのも事実だが。 曽ヶ端の大ポカは、局地的に言えば5対2くらいの人数差だったのにモロカブりのうえ、中途半端なパンチングが、突っ立っていた相手選手の足元にこれ以上ない絶好のアシストパス。声を出せばなんてことない場面だったのにまさしく自滅。 1失点目についてもDF陣の集中力の欠如から。 采配も足を引っ張った。 前半、攻めどころがなかったのも確かだが、バランス良く機能していたところを、後半頭から青木を小笠原にチェンジ。 ACLでたまたまうまくいったのに味をしめたのだろうが、投入するならもっと状況を見てからと思っていたのだが・・。 中盤のバランスが急に崩れて後ろがバラバラになって即座に失点。肝心の小笠原自体、パスミスも多く、守備でも後追いになってプレスも効かない。 これで完全に後手に回り、伊東と高崎の投入はまずまず正解だったかもしれないが、先制された展開を覆すことは出来なかった。 遠藤も全てのパス・シュートの精度が悪く、カイオもどっこいどっこいでこのへんは誰か代わりに入れる選手はいなかったのか。 柴崎のプレースキックもまったくいいところなし。 金崎は判...

2015ACL予選(5)ウエスタン・シドニー・ワンダラーズ(アウェー)戦

アウェーで先制され、まさに崖っぷちに追い込まれてからの逆転劇。最後まで諦めない姿勢が勝ちを呼び込んだ。ナイスゲーム。 いつも批判してばかりのセレーゾ采配も大当たりで、当たった時は素直に賞賛する。 効いていた遠藤、カイオを下げる決断。代わった高崎は前線でプレッシャーを与えたし、負傷明けの小笠原は不安だったものの、さすがのバランスで柴崎の負担を激減させた。 MVPは西と金崎とで迷ったが、サイドから良質のクロスを供給し続けた西に軍配。金崎はそれまでに決めるべき場面がたくさんあり、それは本人もインタビューで言っていた通りなので、今回は西。 ただ、金崎は前線で何度もチャレンジ、体も張れていて、今では鹿島には欠かせないピース。 土居もゴールの場面は落ち着いてGKとの1対1を制した。前半も惜しいシュートがあり、ACLでは3得点と気を吐いている。 失点は厳しい言い方かもしれないが、植田の技術不足が招いたと言わざるを得ない。このあたりはまだまだだなと思わされる。 青木も同点に追いつくアシストとなったロングパスといい、ベテランらしい渋さをこのところ発揮している。 苦しい状況のなか、全てが噛み合っての2戦連続劇的勝利はACL予選突破への勢いになるか。というかして貰いたい。 FCソウルが広州恒大に負けてくれれば尚良かったが、広州恒大は引き分けでも予選突破だったからこれは仕方ないかもしれない。 鹿島はFCソウルと勝ち点で並んだが得失点差で3位。次のホーム最終節で勝たなきゃならない。 だが、3連敗から、自力で突破出来る状況まで持ち込めたことは大きい。 この劇的2連勝を無駄にしないためにも、ぜひ、最終節を勝利で飾って欲しい。今度は別に劇的じゃなくてもいいよ。 (以下、個人的まとめ) 【2015ACL予選第5節4/21(火)】(パラマッタスタジアム19:30(現地)KickOffシドニー/5,221人/雨) 【スコア】WシドニーW 1-2 鹿島 (前1-0 後0-2) (S 5-13) 【主審】アルマッリ(主審:カタール)、アルブルシャイド、アリ(イラク) 【得点】 (W)前24分 ルカビツヤ 1左 (鹿)後21分 青木↑土居 3左 (鹿)後45+1分 山本→金崎 1右 【警告】 (鹿)なし (W)ブルト2(前42分)、田中2(後30分)、バッカス2(後45+1分) 【出場】 GK 曽ヶ端 DF ...

2015(1)第6節柏(アウェー)戦

攻守に激しいゲームを3-1で制した。 押し込まれる時間帯もかなりあったが、曽ヶ端を最後の砦に、DF陣だけでなく中盤の選手も良く走って耐え抜いた。 曽ヶ端は前節の大ポカを取り戻すファインセーブ連発。 両サイドも攻撃回数は控えめにしつつ、サイドをガッチリ守り、中央は昌子と植田がうまく連携して守った。 セットプレーをヘッドで決めた植田、ドリブルは不発だったが守備にも献身的で、ゴール前にも良く詰めたカイオ、ようやくトドメの一撃を沈めた中村。 攻撃陣もMVP候補がズラリだが、中盤で走り回って攻守の軸になり、無駄走りになっても何度でもゴール前に顔を出した柴崎にMVPをつけたい。 プレースキックはまだ蹴った瞬間残念なボールがいくつかあるが、植田にピタリと合ったボールのようにキレ味の鋭いボールも行くようになった。向いてないと思っていたが、やはりそこはサッカーセンスの塊。精度が上がって来ているのが頼もしい。 遠藤も奮起したのか、最後までピッチに立って走った。シュートも積極的に打てた。 ただ、遠藤にしろカイオにしろ、味方がフリーで囮になって走っているのにシュートを選択した時は、しっかり枠に飛ばして欲しい。 布陣は金崎をトップにしたが、この形だとむしろボールに触る回数が減るのか、かえって金崎が消えてしまう気がしている。といっても収まらない高崎というのも微妙。 その高崎は途中出場し、終了間際にルーズボールを追い込んで相手のミスを誘って、中村のゴールを影でアシスト。途中出場の方が向いているのかもしれない。 中村は待望の今季初ゴール。足元の技術はさすがで、あれだけオープンでボールに触ったら角度のないところでも決めてしまう。これでいい方に変わってくれればいいが。 後半から入った青木は2点目の起点となる大きなサイドチェンジや、スペースを消す動きなど、いい働きをしていた。梅鉢は見習うことも多い。本来ならここに山村が入って来なくてはいけないのだが、こういう時に怪我とはどうにも間が悪い。 チームとしては、目まぐるしく攻守が入れ替わる白熱したゲームを取り切ることが出来たのは良かった。常に先制してゲームを進めることが出来たのが一番の勝因だと思うが、気持ちを切らさずに90分を戦い抜けたことも大きかった。 これが新潟戦の後半にも出来たら良かったのだが。 とはいえ、引き分けてしまってはファーストシーズンが相当厳し...

2015(1)第5節新潟(ホーム)戦

ACLの劇的勝利をリーグに反映出来るかと期待したが、そこまでの勢いは生み出せず、ホームで新潟に1-1のドロー。 短期決戦で首位と少しでも差を詰めたい現状、ホームで勝ち点1は大いに不足。 しかし、試合内容を観ると、チャンスだったのは得点シーンと、後半左からのFKがファウルかオフサイドでノーゴールになったシーンのみ。 打てるタイミングでシュートを打てず、カウンターでも相変わらずレオシルバに止められて、相手を崩した場面はほとんどなかった。 振り返ってみれば、得点は植田からのロングフィードでレオシルバを飛ばしたもので、スキを突いて取れただけ。 やはり止められてばかりでも、カイオがいた方が攻撃の形にはなるのか。金崎一人だとマークされてしまうと何も出来なくなる。 高崎は1アシストで一応仕事はしたが、それ以外では競り勝てる場面が少なく、そこにボールが収まらないから試合もバタバタしてしまう。何とかならないものか。 中村は個人的にも期待していて、辛抱強く使っては貰えているがボールにも絡めていない。まだ豊川の方がひとつは見せ場を作る。 連戦の疲労からか両サイドの動きも悪く、特に西は後半になってからは足が止まっていた。 梅鉢も運動量は多いがボールを持ってからの判断が遅く、失点も梅鉢から遠藤への縦パスが狙われてカウンターになったもの。 あれは半分以上が曽ヶ端の無謀な飛び出しが原因だが(赤信号で道路を渡るくらい危険)、パスカットされた梅鉢・遠藤のコンビネーションや、裏を取られた瞬間のファンソッコの追いかけや昌子の反応も遅かった。 昌子にもうちょっと危機察知能力があれば、曽ヶ端が飛び出した時にラインを下げて対応出来たように思うが。 にしても、曽ヶ端が飛び出して行って蹴ったボールが味方に当たって失点、というのもはやお馴染みになってしまった。 曽ヶ端はミドルを1本ファインセーブしたが、それ以外のプレーでは安定性を欠き、ファンブルして(ソガンブル)あわやPKかと思われる場面があったりと、よく1失点で収まったものだ。 ここで勝てば首位との勝ち点差も4になり、連勝街道へと進路を取ることも出来ただろうが、一旦停止となってしまった。これからも連戦が続くなか、果たして再びアクセルを踏み直すことが出来るのか。 セレーゾの采配はいつも通り的を得ることもなく、今更、急に思考回路が切り替わって名采配を振るうことは考え...

2015ACL予選(4)広州恒大(ホーム)戦

年に数度あるかないかの劇的ゴールで、ACL予選突破に向けて首の皮一枚つないだ。 遠藤のPKで先制し、守備で粘りながらもエウケソンに決められ同点のまま後半アディショナルタイムも3分に突入。 カイオが倒されて得たFKを柴崎が蹴り、交代で入った高崎が中でフリーになって決めた。 正直、テレビで観ていたら、選手が入り乱れていて何がどうなったのかわからなかったが、ボールがゴールに吸い込まれたのだけはわかった。 テンションマックスのままタイムアップし、正真正銘ラストプレーでの劇的勝利となった。 MVPは最後に決めた高崎となるが、全員が頑張った。 キャプテン柴崎は攻守に奮闘したし、曽ヶ端もエウケソンの絶妙なFKをスーパーセーブで凌いだ。西、山本の両サイドバックも上下運動を繰り返していたし、簡単にクロスを上げさせなかった。 昌子はエウケソンにマークを外されて失点してしまったが、それ以外もファンソッコと共に辛抱強く守っていた。 遠藤もフライングで飛び出して来たGKを抜いてPKを決めた。土居も走り回っていたし、惜しくもオフサイドになってしまったが梅鉢のシュートのこぼれ球にも反応していた。 カイオはドリブルを何度も止められ、シュートにもキレがなかったが起点になれた。金崎も前線で奮闘。 梅鉢も危なかっかしい場面はありつつも持ち味を出せていた。シュートシーンでは観戦に来ていたハリー(現日本代表監督)も身を乗り出したとのこと。 途中出場の青木と中村はややアピール不足だったが、勝ちを呼び込めたのでオッケー。 内容的には完全に広州恒大が上回っており、終盤、引き分け狙いで守られたら、おそらく勝てなかったかもしれないが、それでも勝てたところに意味がある。これでドロ沼の状況を抜け出せたのではないか。 今シーズンがようやく始まった感じがする。 にしても、広州恒大は改めて攻守共に骨太のクラブだと感じさせられたね。 (以下、個人的まとめ) 【2015ACL予選第4節4/7(火)】(カシマスタジアム19:00KickOff広州恒大/7,033人/曇りのり雨) 【スコア】鹿島 2-1 広州恒大 (前1-0 後1-1) (S 13-9) 【主審】アルジネイビ(主審:UAE)、アルハンディ、カマル 【得点】 (鹿)前19分 PK 遠藤 1左 (広)後29分 コクリン↑エウケソン 2左 (鹿)後45+3分 FK 柴崎↑高...

2015(1)第4節鳥栖(ホーム)戦

前半を観る限り勝つ可能性はほとんどないように見えた。 ハーフタイム中の、「今日の勝利でのリシクル賞は誰でしょう?」というクイズに、「勝てないし」と自暴自棄になっていたが、終わってみれば3-1の逆転勝ち。 ハードワークを続けていた鳥栖の足は、いつも止まりそうで止まらないので、セットプレーの1点で逃げ切られるのは覚悟していた。 しかし、鳥栖が守備に重点を置き過ぎた点がかえって鹿島には良かったのか、追加点を取られる前に同点に追いつけて展開が変わった。 しかもこれまた可能性をまったく感じなかった、プレースキックでの柴崎のキックから。 易々と壁に跳ね返されていたボールがピンポイントで金崎に合い、それまで決定機を外し続けていたものの、さすがの決定力を見せて正確にヘッドで決めた。 同点に追いついてからはようやく鳥栖の足が止まり、鹿島の攻勢が実を結ぶようになった。 土居が仕掛けてPKを獲得し、柴崎が丁寧に右隅に決めて逆転。すぐさま途中出場の遠藤が柴崎からの完璧なパスを受け、得意の形で右から左足で巻いてのシュートで追加点。 その後、守備面で凡ミスがいくつか出たものの、幸いにも得点されることはなく試合終了。今シーズン初勝利となった。 セットプレーの守備や、自陣での不注意からのピンチ、ガッチリ守られた時の崩しなど攻守に渡ってクリアされていない課題が山積みだが、ドロ沼から一歩抜け出せたことは救い。 先制されて焦りもあったろうが、粘り強く攻め続けて逆転したことは今後につながるようにも思える。 消えている時間は多いものの、得点に絡めるようになってきた土居。代表での経験を持ち帰れた柴崎の1ゴール2アシスト。闘志をむき出しで得点を重ねる金崎。時々ポカミスをするが粘り強く守れている昌子。このあたりがもっと調子を上げてくれば反撃の狼煙も上げられる。 懸念材料はカイオと高崎。 カイオは相手に数枚つかれて対応され、自分自身もうまくいってないのを感じているのだろう、交代時にペットボトルを蹴り上げて3枚目の累積で次節出場停止。まあ、頭を冷やすにはちょうどいいので、もう一度新人の時の気持ちに返り、一から出直して貰いたい。間違いなく素質はあるのだから。 高崎は味方の意図を汲み取れないシーンが多く、うまく絡めていないうえ、個の能力としてもボールをキープ出来ず、突破出来ず、高さでも勝てずでシーズン前につけていた評価が...