2015(1)第16節横浜FM(アウェー)戦
ジネイのスタメンにはびっくりした。
全治3ヶ月だったはずだが、「精神と時の部屋」にでも行ったのだろうか。
そのジネイが効いて前線の選手たちが躍動。
早い時間帯にショートコーナーから柴崎→西→カイオと流れ、カイオが抑えた綺麗なシュートをゴール右に突き刺して先制。
これが大きく勝敗を左右した気がする。
余裕の生まれた鹿島のプレーはこれまでにないくらいに全てがうまくいき、逆にマリノスはミスも多くなってちぐはぐな感じだった。
佐藤のファインセーブが前後半で2本出たのも大きかった。
枠内に飛んだ鋭いシュートをセーブしたのを見たのが初めてで、佐藤でもこういうプレーが出来るのだと素直に思った。
鹿島は今季2度目の無失点勝利となったが、佐藤は自らのファインセーブで得点を防いで貢献したので自信にしていいだろう。(ずっと使い続けていくことはまた別問題だが)。
鹿島ペースで試合が進むなか、それまで何度も決定機を外していた土居が柴崎からのパスを綺麗なトラップを決めて反転してから、タイミングをズラしたシュートで追加点。
土居がゴールを決めた時、ベンチの曽ヶ端がちゃんと喜んでいたのが安心した。
2-0で前半を終え、後半立ち上がりからマリノスが前から攻めてきたが、守備意識を高めた鹿島は決定機を作らせず。そして、少ない決定機も上に書いたように、佐藤がセーブして流れを渡さなかった。
いつもならばここで佐藤がサクッと決められて不穏なムードが漂うのだが、やはりGKがしっかりセーブしてくれると試合が安定する。
後はどういうふうに試合を締めるのかという段階に入ったところで、まさかのジネイが怪我で交代。
相手選手と接触して右膝をやったらしく、相当痛そうな顔をしていた。あの痛がりようからしてすぐに戻ってくるようには思えないが、全治3ヶ月ですぐに戻って来たくらいだからどうなのだろう。
しかし、怪我で離脱ということになれば、一回使っては離脱という、なんだかゲームの必殺技的扱いになってしまうのだが、元々3ヶ月はいなかったと思えばショックも少ないか?
ただ、ジネイが入っていることで攻守に安定していたことを思えば、離脱となればやっぱり痛い。
その後、交代で入った赤崎が、柴崎の芸術的なシュートフェイントノールックパスを丁寧に沈めてトドメの3点目。
この日は前線から精力的に追い回せていたし、ゴールも自分の守備から。スタメンで使うとムムムな感じになるのが微妙なところだが、こういうプレーを90分出来るようになれば、レギュラー定着も見えてくる。
試合は3-0で終わり、今季一番と言っていいかもしれない内容と結果が出た試合だった。
昌子の左サイドバックはどうなのか、金崎の決め切れなかったところ、1本決めた後のカイオのプレーが雑になっていたこと(なのでMVPは柴崎)、ジネイがいなくなったら大丈夫かなど細かいことは色々あるのだが、まずはプチ中断明けを快勝出来たことを素直に喜びたい。
(以下、個人的まとめ)
【2015第16節6/20(土)】(日産スタジアム16:03KickOff鹿島/28,928人/晴)
【スコア】横浜FM 0-3 鹿島 (前0-2 後0-1) (S 10-17)
【主審】家本政明(主審)、作本貴典、戸田東吾
【得点】
(鹿)前08分 西→カイオ 5右
(鹿)前40分 柴崎→土居 3左
(鹿)後39分 柴崎→赤崎 3右
【警告】
(鹿)なし
(横)喜田2(前7分)、ラフィーニャ1(後45+1分)
【出場】
GK 佐藤
DF 西 植田 青木 昌子
MF c柴崎 小笠原 カイオ 土居→73山村 金崎→75赤崎
FW ジネイ→67遠藤
【サブ】曽ヶ端 伊東 山村 中村 遠藤 梅鉢 赤崎
【監督】トニーニョ・セレーゾ
【MyMVP】柴崎