2015(2)第4節FC東京(ホーム)戦

石井体制の初陣を勝利で飾れた。


前半パーフェクト、後半盛り返されて同点にされ、そのまま引き分けあるいは負けてしまうと重苦しいものがのしかかったままになるところだったが、勝ち越し点を奪って2-1での勝利。


選手たちの勝つという気持ちが見え、それが実った最高の結果となった。


序盤から出足が良く、2本ポスト、バーでチャンスを逸した後に、流れを渡さない柴崎のミドルシュートが相手に当たってゴール。更に相手にプレッシャーをかけて、前半は完璧な試合運び。


後半は相手が圧力をかけて苦しい展開。しばらくは耐えていたが、ロングボールをファンソッコが対応を誤って失点。


今までならそこから跳ね返す力はなかったが、最後まで気持ちを切らさず、CKから昌子が執念のヘッドを捻じ込んで再度勝ち越し。この得点を守り切って勝利を手にした。


勝ったからこそという側面もあるが、石井采配も落ち着いて見えた。


GKは当然ながら曽ヶ端に交代。世代交代を強行してもいいとも思ったが、そこまでの冒険は犯さなかった。


当たり前だがGKが安定していると試合も締まる。


小笠原もスタメンフル出場。キャプテンマークを巻いていたように見えたので、ここは動かさないという石井の意思表明だろうか。(単に柴崎が休み明けということもあるかもしれない)。


トップ起用の赤崎は前線からボールを追いかけ回し、若干ミスも多かったが、気合いが現れていて良かった。ダヴィの投入が遅くなったのも、赤崎のデキが良かったからだろう。前半のシュートは決めておきたかった。


中村は持ち味を出せていた。余程セレーゾと合わなかったんだろうなと思うと、ここから巻き返してレギュラーを奪って欲しい。


逆に途中出場のカイオは下降気味。キレがなく、攻撃も単調、守備も弱い。土居もいまひとつなので、セレーゾ体制ではなんとなく固定だったこのポジションは激戦となろう。


金崎は体調不良が長引いて欠場となったが、体調が整えば当然スタメンだろうし、ダヴィが本調子になればトップも固定になるだろう。どうやりくりしてくるか楽しみだ。


西は怪我ということで心配だが、代役の伊東は体力のある間はやれていた。ただ、攻撃にもうひとアイデアが欲しいのと、飛ばしまくったおかげで後半体力切れとなったところは今後の成長分。つくづく、山本不在の時に左サイドを経験させておいて欲しかった。


CBの序列はファンソッコ、青木、植田(ベンチ外)となった。ファンソッコはファールも多いし、最初見た時は当たりも強くていい選手だと思ったが、最近では評価は微妙。外国人(アジア)枠という点を入れると、徹底的に植田を鍛え直すという選択はありなのだが。


石井になって変わったのは選手の意識。球際の強さや出足も良くなったし、これがいつまで続けられるかはわからないが、まずひとつめを勝ち切れたことは大きい。


勝ち続ければ余裕が生まれる。そうなればもっと色々なことを試せるだろう。


今後に向けて楽しみな一勝となった。


(以下、個人的まとめ)

【2015(2)第4節7/25(土)】(カシマスタジアム18:34KickOff鹿島/17,804人/晴)

【スコア】鹿島 2-1 FC東京 (前1-0 後1-1) (S 15-8)

【主審】村上伸次(主審)、名木利幸、金井清一

【得点】

(鹿)前30分 山本→柴崎 3右

(F)後25分 前田→ネイサンバーンズ 1右

(鹿)後36分 CK柴崎↑昌子 3H

【警告】

(鹿)山本1(後27分)、柴崎1(後45分)

(F)米本1(前33分)、河野1(後5分)、高橋3(後26分)

【出場】

GK 曽ヶ端

DF 伊東 ファンソッコ 昌子 山本

MF 柴崎 c小笠原 土居 遠藤→91青木 中村→66カイオ

FW 赤崎→80ダヴィ

【サブ】佐藤 山村 青木 本山 カイオ ダヴィ 鈴木

【監督】石井(初陣)

【MyMVP】柴崎

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