2015(2)第10節ガンバ大阪(ホーム)戦

「一撃で・・一撃でか!?なんということだ!あのフォワードは戦艦並みのシュート力を持っているのか!?」


パトリックと宇佐美の二人だけで得点されてしまうのはキツいな。ずっと前の浦和のポンテ・ワシントンを見ているようだ。


「当たらなければどうということはない」と恰好良く言いたかったが、打てば入るくらいの圧力だったからね。


攻撃を二人に任せられるならそりゃ守備も堅くなる。と恨み言を言ってしまいたくなるくらいの完敗。


立ち上がりは鹿島が攻め立て、いきなりオウンゴールで得点出来そうな場面を作ったり、金崎が景気よくミドルを打ったりと戦えそうな雰囲気だったのだが、宇佐美の一撃で勢いを完全に殺された。


中央で西が取り切れず、山村、ファンソッコが軽くかわされ、最後も青木が何も出来ずにあっさり決められた。


それでもこの1点だけで耐えていればまだ何とかなったのだが、遠藤の不用意なバックパスがパトリックに渡ってまたもや宇佐美。青木の出した足に当たってほぼゼロ角度からゴールが決まってしまうという、青木はなんだか持っていないヤツ。


遠藤のバックパスからの失点は記憶にあるだけで今季3点目?


後半、鹿島もシュートを打てる機会も増えたが、これは2点リードしているガンバの作戦通り。ファーストステージと同じ展開だった。


途中出場の鈴木優が金崎のクロスをヘッドで決めて初得点を挙げ、一矢を報いたものの反撃はそこまで。いくつか惜しいシーンはあったが、今日はクロスバーが味方じゃなかった。


もっと早い段階で得点すればもう少し詰め寄れたかもしれないが、後半45分の得点では、ガンバ相手に新潟戦の再来とはいかない。


鈴木優は攻められる展開だったのでこれだけで評価は出来ないが、1本目のドフリーのヘッドを外したシーンといい、ゴール前でフリーになれるセンスを持っているのだろうか。


ユースのエースで噂はちらほら聞いていた。ユース補正がかかった情報だと思ってそれほど期待はしていなかったが、もしかしたらと思わせるものは見せた。


ただ、石井采配はこの選手起用が大当たりだった以外、外れの日だった。


天皇杯で温存したカイオをベンチスタート、明らかに機能していなかった土居、赤崎を引っ張ったところが後手に回った感じがする。なにゆえの判断だったのだろうか。


ガンバは強かった。それは確かだが、柴崎不在のハンデは大き過ぎた。天皇杯で西、山本、青木のDFライン、ボランチの山村を含めると守備で4人の疲労が重なっていたのも響いた。小笠原もいまひとつだった。


気持ちが空回りしている悪い時の小笠原で、序盤の攻め急ぎでのパスミスが何本もあったのが、リズムに乗れなかった一因と見る。山村も予想通りイエローを貰っていた。その後、立て直したのは良かったが、1失点目の宇佐美の突破に棒立ちでは印象が悪い。


まあでも土居と赤崎かな。あとは遠藤のバックパスからの失点。


セカンドステージふたつめの山は、エベレスト級だったね。


(以下、個人的まとめ)

【2015(2)第10節9/12(土)】(カシマスタジアム18:36KickOff鹿島/22,380人/晴)

【スコア】鹿島 1-2 ガンバ大阪 (前0-2 後1-0) (S 17-6)

【主審】扇谷健司(主審)、唐紙学志、作本貴典

【得点】

(G)前29分 パトリック→宇佐美 17右

(G)前39分 パトリック→宇佐美 18右

(鹿)後45分 金崎↑鈴木優 1H

【警告】

(鹿)山村2(前12分)

(G)米倉1(前10分)、倉田1(後24分)

【出場】

GK 曽ヶ端

DF 西 ファンソッコ 青木 山本

MF 山村 c小笠原 遠藤 土居→74鈴木優

FW 赤崎→62カイオ 金崎

【サブ】佐藤 植田 本山 梅鉢 カイオ 豊川 鈴木優

【監督】石井正忠

【MyMVP】-

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