2016(1)第1節ガンバ大阪(アウェー)戦その2
【2016(1)第1節開幕ガンバ大阪(A)戦・選手評】
曽ヶ端:決定機をひとつセーブ。キャッチングとパンチングの判断も良かった。キックミスが多いのと、プレスをかけられて慌てるシーンは気になる。
西:積極的な攻撃参加で右サイドを押し込む。守備でもフォローに動けていた。
植田:気持ちが入っていた。長沢相手に五分に渡り合えていた。セットプレーで1本合わせられた。窮屈なシーンでバックパスを出す点は気になる。
昌子:前にも出て行けていたし、競り合いにも負けていなかった。無難にやれていた。
山本:守備メインだったのか、あまり無理せず守りに徹していた印象。こちらのサイドは堅かった。
小笠原:危ないところには必ず顔を出し、相手の攻撃の芽を摘んでいた。柴崎が入ることで負担も減った。時折、自陣深くでボールを持って奪われることがあり、ここ最近このプレーが目につくようになったが、攻撃とリスク管理の比重をコントロールして欲しい。
柴崎:まさかの出場。病み上がりでどうかと思ったが、スプリントも出来ていたし、試合勘に狂いはなかった。ゴール前にも走り込んでいたし、全体的にバランスが良かった。
遠藤:一定以上のプレーは出来ていたが、若干動きが重い感じがする。キレがなく、精度もブレがある。まだ本調子ではないのかもしれない。
中村:前線で金崎が踏ん張るぶん、自由度が上がったように感じる。ボールに絡むことも多かったし、切り込むドリブルも何本かあった。シュートシーンは前日に書いたように、ゴロのシュートでその後の展開を含めた期待値を追うか、決め切って欲しい。
金崎:やはり存在感は文句なし。動き出し、動き直しのオフザボールの質、前からの積極的な守備。難しいボールも収め、なおかつ前にボールを運べる。闘志も充分。ガンバの隙を突いて裏に抜けたシーンはトラップして防がれたが、一発で決めて貰いたかった。あと、気をつけるのはイエローカードくらい。シャツインスタイルも曲げない。
赤崎:悪くはないが、突き抜けた部分がなく物足りない。オフサイドのシーンも我慢が必要だし、その他にも西のクロスをトラップミスでシュートにつなげられない場面もあった。高さがないので、スピードで出し抜くか、駆け引きでフリーになる技術を身につけて欲しい。
カイオ:得点につながるクロスは、位置と強さが完璧だった。その前の崩しも良く、あの時間帯での投入は威力バツグン。相手のタックルをかわしてのドリブル力もアップした。ただ、左足の精度がいまひとつで、本人も自信がないのだろうか、持ち替えるパターンが多い。いずれ研究されるので改善したい。右サイドで起用されると、この弱点が浮き彫りになる。
鈴木:少ない時間で結果を出せた。体が強く、DF2人と競り合っても負けないパワーがある。エリア内での動き出しも良かった。攻撃の組み立てにもっと絡めるようになればスタメン出場もあるだろうが、まずはこれを積み上げていくことから。ガンバキラーになれるか。
三竿:出場時間少なかったが、ゴール前の混戦で体を張った。
石井監督:スタメンの選択、交代カードの切り方が見事に的中。どこまでガンバのスタメンを予想して対策を立てていたのか不明ながら、難しい試合を勝ちで終えられたのは大きい。
吹田スタジアム:オシャレで快適なサッカースタジアム(に見えた)。早いうちに行きたい。開幕戦でさえなかったら行けたかもなのに・・。収容人数は4万人とのことだが、満員に見えて32000人強。緩衝地帯があったとはいえ、ホーム側に空席がちらほらとあり、思ったより入っていなかった。これからもこのくらい入るのだろうか。