2016(1)第8節柏(ホーム)戦
あれがPKじゃないなんてな・・。ユニ引っ張られているのも見逃されて、モヤモヤが止まらない。ロマンティックは止まっている。
失点は完全に鹿島の集中力が切れていた。PKじゃねーのかふざけるなって感じの空気の中、アディショナル1分も過ぎていて、簡単に右にはたかれたボールを、伊東(柏)がぶっち切りのスピードとテクニック(ダブルタッチ?)で山本をかわして最後も丁寧に枠内シュート。
先制点を取られれば負けると思っていたが、ドンデン返しもなく、ゲームはその通りとなった。2失点目も鹿島の集中力が足りないところに、伊東のスピードで裏を取られた。ウチの伊東にもあれくらいのスピードがあればなあ。
そして、これも展望記事で書いたが、まず枠内にシュートを打ってくれと。結局、土居のシュートがGKの真正面を突いたものだけ。戦術とかよりも、シュート練習を増やした方がいいんじゃないの。
土居のPKが見逃されたシーンも、ワンタッチで打ってれば問題なかったし、土居にはそれだけのシュート力がある。前にも書いたが、土居は余裕のある時よりもない時に打ったシュートの方がいいコースに飛ぶし、赤崎のヒールパスをダイレクトの方が良かった。
というか、あの勢いで入って来て、密集地帯でDFをかわしてボールを自分のコントロール下に置けるのなら、メッシクラスだろう。
ゲームとしてはあそこのPKをスルーされて、直後に失点したことでだいたい決まった。ガッチリ守る柏相手に、金崎のいない鹿島が抵抗出来るはずもなく、これといって打つ手がなかった。最後の方はミドルも打っていたが、もっと早い段階からあれをやるべきだろう。パワープレーもしないしね。
赤崎はヘッドで得点出来ないのが痛い。途中からパスをつなげるようにはなっていたが、トラップも相変わらずだし、鈴木の方が一発の魅力があった。序盤、完璧なクロスが2本ほど上がったが頭で合わせられず、前半終わりにもカイオからのパスをトラップ出来ず。なんだかなあ。
カイオもゴリ押しの姿勢がありありで、何本か決定的なパスを出せたのは良かった点だと思うが、相手の守備隊形が一人で打開出来るものではなかっただけに、潰されるシーンの方が目立った。
柴崎もプレースキックにキレがなく、最後はやっぱり壁の手前までしか飛ばない。永木が入ったらそっちでいいのに。小笠原は休養充分だったわりに体力がなく、復興活動で精力を使い過ぎたのか。そっちも大事なことだが、プロである以上、自分の仕事をしっかりとこなすことからと思うのだが。
失点するまではいいゲームだったのに、そこから一気に崩れてしまった。監督として、守りに入った柏を崩す形を想定していたのかどうか。なんの策もなく、相手の思うツボだった気がするが。戦術金崎、しかないならこの先も厳しい。
柏の選手は全員トラップがうまく、パススピードも速かった。意思統一もされていて、全員がチームのために体を張っている。個人的に理想としているサッカーはああいう感じなのだが、まあ、だからといって柏サポになるわけじゃないんだな。
とりあえず、首位奪回のチャンスはフイにして、それどころか後ろからも迫られ、アレ、これって去年のセカンドシーズンと同じ展開?
浦和との直接対決を制すればまだまだいける状況ではあるが、勝負どころで勝ち切れないところは改善されていない。川崎戦でのオフサイドゴール、今回のPK見逃しとツキもない感じだね。
(以下、個人的まとめ)
【2016(1)第8節4/24(日)】(カシマスタジアム16:04KickOff柏/15,914人/晴)
【スコア】鹿島 0-2 柏 (前0-1 後0-1) (S 12-6)
【主審】家本政明(主審)、五十嵐泰之、馬場規
【得点】
(柏)前45+2分 茨田→伊東 1右
(柏)後18分 伊東→武富 2右
【警告】
(鹿)植田2(前13分)
(柏)小林1(前45+2分)
【出場】
GK 曽ヶ端
DF 西c 植田 昌子 山本
MF 柴崎 c小笠原→69永木 遠藤 カイオ
FW 土居→中村 赤崎→67鈴木
【サブ】櫛引 ブエノ 伊東 中村 杉本 永木 鈴木
【監督】石井正忠
【MyMVP】-