Jリーグラボ#41が面白かった

Jリーグラボ#41のゲストが安永聡太郎氏、鈴木隆行氏。(司会:野々村芳和氏)。


どれが正解というわけではないだろうが、なかなか面白いサッカー論が聞けた。


現状、お三方の認識は「2強」で、浦和と川崎の力が一枚、あるいは二枚抜けているとのことだった。3位につけている鹿島は、鹿島OBの鈴木氏でさえ、厳しいという見方で、まあ、そのへんは自分も同じ感覚。


日曜、鹿島の試合が19時からだったので、川崎と浦和の試合を久々にダイジェストではなくちゃんと観たのだが、確かに2チームの力は抜けていると言わざるを得ない。特に対戦相手2チームは直近で鹿島とやって、どちらもにも苦杯を飲まされたので比較し易かった。


川崎は中村憲を軸として、エース大久保とのホットラインは無論のこと、小林、大島ら若手が噛み合って来ている。


速く攻めるという(詳しくはもっとあるだろうが)やりたいサッカーが明確にあり、失敗を恐れないチャレンジが実を結んでいる。1点取られても2点取り返せる力があり、一度オフサイドになった大久保は、やり直しと言わんばかりに同じように決めてみせた。


2-1になった後も攻め続け、最後は小林が大久保のクロスをダイレクトボレーで豪快に決め、柏の心を折る。調子の良かった柏も成す術ない感じだった。


浦和は攻守にスキがなく、堅い大宮もしっかりと崩して得点し、守備面では綻びをみせなかった。


ゲストの安永氏によれば、浦和は後ろの3枚と中盤の柏木で常にトライアングルを作り、相手の中盤を無効化しつつ、前に5枚張ってロングボールで相手を押し込む、ということだった。(図解でないと説明しづらい)。


だいたいのチームが攻撃5枚に対抗するために引いて守るので、余計攻められるから、前からプレスをかけて後ろのトライアングルを崩すようにしなければならない、と言っていた。


自分もこれには賛成で、前からのプレスがうまくハマるかどうかは別として(そもそも浦和もその対策は練っているだろう)、浦和がやりたいサッカーをやっている以上、受けて立つのは愚策であり、なんらかの対抗手段を持って戦わねば打ち破ることは難しいと思う。


鹿島がやる時はいつもなんとなくやっているようにしか見えず、それで勝てるならともかく、相手の好きなようにさせていては、いつまで経っても上位に勝つことは出来ない。


石井監督にその手腕があるかどうかは非常に怪しいところで、まず、こういうふうに考えているのかどうかというレベルで怪しいのだが、それなりに監督としての経験も積んで来ているだろうし、何か監督独自の色を出して欲しいなと思っている。


「人当たりがいい」とか「慕われている」とかはあるに越したことはないだろうが、勝てる能力ではないからね・・。


選手の使い方についても疑問があるが、長くなったのでそれはまた次の機会に。

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