2016ナビスコ予選(6)磐田(ホーム)戦

予選敗退の鹿島がメンバーを落とし、ギリギリ可能性のある磐田もメンバーを落としてきたので、結果的にいい勝負になった。


先制点を取った磐田はそこから引き気味になったのか、それ以降はずっと鹿島のペースだったが、決定機を決められず、逆に決定機も作られたがなんとなく失点せず、お互いに1点ずつを取り合ってのドロー。


なんだか筋書のあるプロレスみたいな感じだな。


スタメンはGK川俣、DFラインを西、青木、町田、三竿。ボランチに大橋、平戸、攻撃陣は杉本、鈴木、赤崎、垣田。町田と垣田がチームに合流しているとは知らなかったが、鹿島にとってはメンバーを組むのが楽になった。


町田は微妙なデキだったが、CBは経験を積むことが大事。垣田は持ち前のアグレッシブなところが出せていて、ゴール前のアイデアがあった。残念ながら結果にはつながらなかったが、可能性を感じた。


逆に赤崎はここでもゴールを挙げられず。いくつかあったチャンスも決められず、連携面でもいまひとつ。個人的な序列は随分と下がり、金崎、カイオ、ジネイ、鈴木、垣田の下かな・・。


サイドバックは西を74分まで起用。開幕からほぼフル出場でやってきているだけに、休める時は休んだ方がいいと思うのだが、試合間隔が空く方が良くないのだろうか。


左サイドには三竿。本人にとっては不慣れなポジションだろうが、まずはゲームに出るのが一歩なので、我慢してそこから自分の味を出して行って欲しい。


ボランチに入った平戸はキッカーも担当し、序盤は柴崎よりもいいキックを蹴れていた。さすがにゲーム体力がなくなってきたのか、後半からは流れのなかからもボールタッチが少なくなり、キックの精度も落ちた。まだ若いので今後に期待。


永木でさえ出場が厳しいので、トップで活躍するのは先だろうが、地道に精進して貰いたい。


杉本はこぼれ球を押し込んで得点を挙げ、最低限の役割を果たしたが、チャンスも数多くあり、もっと決めていてもおかしくなかった。流れのなかからのプレーも、いい面もあり悪い面もあり、ムラも大きい。こちらもこれからの選手。


交代の意図はいまいちつかみかねるが、カイオはこの頃ちょっと自己中心的なプレーが多い。こういう時こそ周りを活かして貰いたいのだが、カウンターの場面で他にフリーの選手がいるのにゴリ押しでボールロストするなど、悪カイオの成分が高い。


カイオ個人の将来を考えても周りを使えた方が幅が広がるし、ゴリ押しだけで通用するならともかく、止められる確率の方が高く、ちょっと冷静に自分を見詰め直した方がいい。


ゲームとしては引き分けだったが、若手にとってはいい経験を積めたのではないだろうか。


(以下、個人的まとめ)

【2016ナビスコ予選(6)5/25(水)】(カシマスタジアム19:04KickOff鹿島/5,272人/曇)

【スコア】鹿島 1-1 磐田 (前0-1 後0-1) (S 18-7)

【主審】家本政明(主審)、村上孝治、作本貴典

【得点】

(磐)前17分 FK中村↑藤田 1H

(鹿)後13分 杉本 1右

【警告】

(鹿)鈴木1(前33分)、町田1(後30分)

(磐)藤田1(前18分)

【出場】

GK 川俣

DF c西→74伊東 青木c 町田 三竿

MF 平戸 大橋→88小笠原 鈴木 杉本

FW 赤崎→69カイオ 垣田

【サブ】小泉 伊東 昌子 久保田 田中 小笠原 カイオ

【監督】石井正忠

【MyMVP】-

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