2016(1)第14節甲府(ホーム)戦
文句なしの快勝。大量得点差の勝ち、次節の累積出場停止もなく、失点もなし。内容も良かった。
欲を言えばMVPの土居が、インタビューでも言っていたようにハットトリックで締めて欲しかったが、それでも先制点をこじ開けてくれたのが勝利につながった。
2点目もカイオのこぼれ球を冷静に左足でゴール左上隅に。その後はゴールへの意識が逆に強くなって枠を外してしまったが、つなぎも良かったし、スペースにも走れていたし、トラップも見事に決まっていた。
カイオも見違えるように周りを使うプレーが増え、打ちたい場面でもフリーの味方にパスを出せた。遠藤はあれをしっかり決めなければ・・。遠藤は今季まだ無得点だっけ?
金崎は本調子ではないようだったが、それでもゴールへ向かう動きを何度も繰り返し、最後は伊東の絶好のパスを押し込むだけのトドメの一撃。代表で、むしろ調子を上げて帰って来て貰いたい。
西が左太ももを痛めて伊東が代役スタメンだったが、金崎へのアシストといい、鋭い攻撃を繰り出せるようになった。この日の甲府のように、受けに回る相手には自分の力を発揮出来るようになってきており、次のステップは押し込んでくる相手に対しても、守って攻められるようになりたい。
にしても西の欠場は、試合にも勝てたし大事にも至ってないようだから良かったが、明らかに開幕から酷使されており、ナビスコ予選をあれだけの時間使う必要があったのか。フィジカル面のケアをもっとしっかりやって貰いたいものだ。
柴崎はやはりあの位置でプレーすると攻撃のアイデアが得点に直結する。ゴール前に走り込んで受けてシュート、ゴールと久々に柴崎らしい柴崎を見た。ボランチにこだわるのは本人の強い意志なのか、監督の意向なのか。しばらく前目でやらせてストレスを発散させてみれば。
プレースキックは小笠原がいくつか担当していたが、直接FKの場面はカイオが取ったのだし、カイオに蹴らせてあげたかった。
小笠原は点差が開いて永木と交代になったが、小笠原と永木ではやはり攻撃のリズムが変わってくる。永木のスタイルは取って前に速く、なので周りが合わせるか、永木が合わせるかしないと、うまく機能しない感じはする。
ブエノはいくらか慣れてきたようには見えるが、ラインは不安定で、ファンソッコが復帰すればその次くらいになるだろうし、試合勘をうまく保っていきたい。昌子は集中力をもってやれていた。カードを一枚貰った時は、万が一の時のために下げて欲しいと思っていたが。
あと2点くらい取っておけば川崎との得失点差を逆転出来ていたかもしれないが、大きく詰められたことは確かで、何より勝ち点3を積み上げられたことが肝心。優勝への挑戦権を獲得した。
浦和が引き分けてくれて、あとは川崎の勝ち点を磐田が削ってくれれば言うことなし。自力優勝の目が復活する。
次節まで少し期間が空く。入念に研究を重ね、対策を練って勝ち切って欲しい。本音は、ACLのショックが残るうちにどさくさに紛れて勝っておきたかったけどね。
(以下、個人的まとめ)
【2016(1)第14節5/29(日)】(カシマスタジアム15:04KickOff鹿島/14,289人/晴)
【スコア】鹿島 4-0 甲府 (前1-0 後3-0) (S 21-5)
【主審】松尾一(主審)、名木利幸、三原純
【得点】
(鹿)前45+2分 柴崎→土居 3右
(鹿)後02分 カイオ→土居 4左
(鹿)後06分 金崎→柴崎 2右
(鹿)後28分 伊東↑金崎 7右
【警告】
(鹿)昌子2(後10分)
(甲)チュカ2(後8分)、クリスティアーノ2(後22分)
【出場】
GK 曽ヶ端
DF 伊東 ブエノ 昌子 山本
MF 柴崎 c小笠原→54永木c 遠藤→69鈴木 カイオ→81ジネイ
FW 金崎 土居
【サブ】川俣 平戸 青木 杉本 鈴木 永木 ジネイ
【監督】石井正忠
【MyMVP】土居