年間優勝どころか、3位をキープ出来るかどうかも怪しくなってきた
ファーストステージ優勝からの失速ぶりは目に余るものがあり、年間首位川崎の背中は遠く、勝ち点差8に広がり、4位広島、5位柏の勝ち点差が9と後ろの足音も聞こえてきた。
チャンピオンシップ出場権は確保しているとはいえ、4位以下に転落してしまうと、トーナメント出場チームが増えて余計な試合が増えてしまう。また、ACLの権利も決勝に進めば問題ないが、そうでない場合は3位確保しておかないと権利がなくなってしまう可能性がある。
色々と考えてもこれ以上、足踏みはしていられない。
ファーストステージ優勝した時は、ゆっくりとローテーションしながら、控えの層を厚くして、順位もそこそこキープしながらやっていけるんじゃないかと楽観的なことを書いていたが、このままだとチームが崩壊してしまいかねない。
セカンドステージは6節で2勝3敗1分。広島に勝っていることが救いだが、ここらでひとつしっかり勝って流れを取り戻したい。
勝てなくなっている主な原因は失点数の多さだが、失点の原因は集中力かと思う。
ファーストステージは前線から金崎の追い込み、柴崎、小笠原の中盤でのプレス、最後のところは昌子、植田が気迫の守備で頑張り、まあ曽ヶ端は時々ファインセーブがあったが、大きなポカなく取れるところは普通に取れていた。
金崎、小笠原のコンディションが落ち、植田が五輪前に急にパフォーマンスが落ちたのちに五輪のために離脱し、ブエノがこれからやれそうな雰囲気があるが、昌子にかかる負担が大きく持ちこたえられていない。
更には曽ヶ端の反応が悪く、もうちょっと体張ってくれないかなというシーンが目立ち、浦和戦に限っては考えられないような凡ミスで敗戦のきっかけを作った。
あと気になるのは西の状態。守備も緩いし、運動量も落ちている。パスの精度は鹿島トップクラスなのだが、パスカットされたり、クロスも合わないものが増えて来て、伊東が90分やり切れるかと言えば難しいところだが、疲労は確実に溜まっている。
カイオの穴も想定していた以上に響いている。補強したファブリシオがそのままハマるとはムシが良すぎて考えられないが、フォーメーションの変更、スタメン選手の選択を含め、監督の力が問われる局面。パワープレーやセットプレーの工夫も必要かと思う。
ただ、カードの切り方はいつまで経ってもうまくならない感じがするね。
今のところ監督更迭なんかは考えないが、低迷するようなら有り得ない話でもなくなるので、頑張って貰いたいものだ。