2016(2)第6節鳥栖(アウェー)戦

追加・・というか、いつもの試合記事。


最後まで集中して走り切った鳥栖の勝利にまったくケチをつける気はないが、判定についてはやはり納得いかない。オフサイドの件は自分のド忘れで恥ずかしい限りだが、ハンドはあれを見逃すとは、ちゃんとプレーを見ているのかなという初歩的な疑問が。


故意ではないかもしれないが、あれだけ手を上げて当たっているので(リプレイで観たらキャッチしているようにも見える)、イエロープラスPKは確実、下手したらレッドもあってもいいくらい。鹿島はPKを取って貰えないイメージが強い。


ゲーム内容については、先制点を取られて守備を固められてしまい、どうにもならなかった。


追いかける方が有利という説が世に跋扈しているが、個人的にはそう感じたことはなく、やっぱり、こうやって追いかける方がバランスを崩さなきゃならないし断然不利だと思う。


何度もカウンターで決定機を作られた守備バランスについては、攻めにいっているのだから仕方ない。解説はさかんに両サイドバックが上がり過ぎで後ろが危ないと言っていたが、同点ならいざ知らず、負けている展開で片方だけで崩せるほど甘くはない。むしろブエノと昌子だけで良く守った。


展望記事では枠内に飛ばさないようにしたいと書いたが、失点シーン、バーに当たった鎌田のシュートにも曽ヶ端は棒立ち。反応出来なかったのか、枠を外れると見たのか知らないが、どちらにせよ手くらいは出そう。


ホントに今こそキーパーを代えるタイミングなのだが、ここで櫛引がいないとは・・。まさか、それもあって曽ヶ端が安心し切って気が緩んでるとか。だったらもう川俣でもいいくらい。どのみち枠に飛べば決まるのだから。


実のところ、随分前の名古屋戦、田口のベストゴールも、外から落ちて来て枠内に入ったが、取る気があれば触れたんじゃないかと今でも思っている。


小笠原に代わってスタメンキャプテンの永木については微妙。サポーターの期待も高く、能力もある選手だとは思うのだが、いまいち鹿島には合っていない感じがしてならない。パスのタイミングも微妙にズレているし、狙いどころも味方と一致していない。運動量でカバーしてはいるが、マークのズレが時折生じるし、このへんは試合勘で片づけていいのかどうか。


ゲームが苦しくなった時に、組み立てることも出来なかった。本来、奪ってから縦に速い選手で、鋭いパスも出せる。なのに、そこらへんの良さがまったく出せていないし、いまだにプレースキックも蹴らせて貰えず、鹿島で大活躍する日は来るのかなと若干不安になってきている。これで来年移籍してしまったらなんのために・・となるので、是非ともフィットして欲しいのだが。


赤崎は相変わらずな感じ。試合中のレポによれば練習では一番得点気配がある、とのことだったが、試合ではあまりボールに絡めてもいなかった。他のチームならもっと活躍出来るのか、それとも練習では良くて試合ではダメなパターンの選手なのか。前半で交代もやむなし。


遠藤は裏に抜け出すプレーが多かったが、なかなかボールが出てこずに無駄走りになっていることが多かった。貰っても鳥栖のプレスに思うようにプレー出来ていなかった印象。


ちなみに、エリア外からのシュートがリーグ4位だそうだが(1位大久保)、今季はまだ1本も得点決まっていない。ただ、それでもミドルを打つことの少ない鹿島なので、もっと打ってもいいとは思っている。


途中交代の中村は良さを出せていた。欲を言えば、右から切り込んで、左足でシュートを打って枠を外したシーン、中央で土居がフリーで余っていた。あそこを足元ピタリのパスを出せるともっと評価が高まるのだが。


ああいうプレーを90分続けられればレギュラー確保の道も見えてくるのだが、守勢に回った時にどっちつかずになってしまうのが泣きどころ。


同じく交代組の伊東も走れていた。あの時間帯からで、試合展開もあったからこそだが、思い切りよく相手の裏に走れていた。西が最近手詰まり感があるので、少し休養させてみてもいいのかもしれない。にしても西はパスの精度も悪いし動きも悪いし、体力だけでなく、気力も落ちているように見えるのだが。


ところで、テレビで観ている(聞いている)限りでは、ゴール裏サポは土居のチャントばかりを推しているが、ああいうのは均等にやらないのかな。金崎のチャントとか聞いたことないのだが、もしかしてないとか。プロ野球では打席ごとに各選手の応援がされるので、いつも不思議に感じている。


土居は現状、トップに置いている方が良さが出るのかな。バックヘッドは入っていれば間違いなくベストゴールだった。


金崎は本来のデキからすると半分くらいの力しか出せていないように見え、決定機を2本外したが、ファーストステージではああいうのをドカンと決めてくれて、それを守って勝ち切るパターンが多かった。


鹿島の生命線は金崎であり、金崎が攻守に動けば勝つし、じゃなければ負ける。そういうふうにしない工夫をしなければいけないのだが、出来ていない。


攻撃のバリエーションが、とにかくつないでエリア内でシュート、というものだけになっていて、中で高さがないのでサイドからのクロスも得点にならず、ボールを回しているだけにしか見えないのがつまらなく感じる。


セカンドステージ優勝とか年間優勝とかは口に出せる成績じゃなくなってきたので、まずはこの泥沼から抜け出す方法を探って貰いたい。


(以下、個人的まとめ)

【2016(2)第4節7/30(土)】(ベストアメニティスタジアム19:04KickOff鹿島/12,803人/晴)

【スコア】鳥栖 1-0 鹿島 (前1-0 後0-0) (S 7-10)

【主審】村上伸次(主審)、西尾英朗、植田文平

【得点】

(鳥)前20分 豊田 9H

【警告】

(鹿)ブエノ1(後5分)

(鳥)金民友1(前30分)、谷口2(前34分)、林1(後29分)

【出場】

GK 曽ヶ端

DF 西→67伊東 ブエノ 昌子 山本

MF 柴崎 c永木 遠藤 土居

FW 金崎→85鈴木 赤崎→46中村

【サブ】川俣 ファンソッコ 伊東 中村 杉本 鈴木 小笠原

【監督】石井正忠

【MyMVP】-

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