報知新聞に載っていた優勝後の記事の件

もうお腹いっぱいかもしれないが、報知新聞に載っていた優勝後の記事の件。


ファーストステージ優勝後のチームが崩壊寸前に陥った時の話が載っていた。


練習前のミーティングで石井が「後ろに残るように」と選手に指示を出すが、30分後の紅白戦では実行されない。試合後のロッカールームは個人の希望を言い合う口論の場になったとあった。


小笠原でさえクラブ幹部に「どうすればいいですか」と助けを求めたそうで、本当に崩壊寸前というか、崩壊していたようだ。


後ろに残らなかった選手とあるから前線の選手で、思い当たるのは一人くらいなのだが、そうだとしたら例の「事件」も納得がいく。


監督という立場は嫌われていたら最悪だが、甘えられてもダメな立場で、規律は守らせないといけない職業。慕われるというのはプラス材料ではあっても、それでチーム全体がガタガタになるなら本末転倒。


昨今、友達親子というのが流行で(もう終わった?)、嫌われたくない親が子供を甘やかして育て、社会に出ても使い物にならないという話も良く聞く。よその家庭のことなので躾に関しては口を出しても仕方ないが、甘えが通用するのは家庭内だけの話で、それを公共の場に持ち出されても困る。


サッカーでも同じことで、オフの間は無礼講があっても、オンになれば言うことを聞かなければいけないし、聞かせられないといけない。


随分前から石井監督の指導力については疑問を持っているが、来季、大型補強を行う鹿島のチーム構成で、規律を守らせられないのならば、分裂してしまうのが目に見えている。今年、リーグ4連敗から持ち直したのは奇跡と言ってもいいくらいのことで、ここはどうしても懸念してしまう事案。


思えば、石井になってから伸びた選手、いわゆる「申し子」的な選手が思い浮かばず、重用している中村はぱっとせず、鈴木がなんとか目処が立っているくらい。土居もファーストステージは良かったが・・という状況。使える選手をそのまま使うことは出来ても、応用が利かないという印象は変わらない。


記事には続きがあり、11月7日、遠藤が発起人となり全選手参加の決起集会が開かれたとのこと。


事前に「チームを良くするために思うこと」を考えて来るように伝えたそうで、西は金崎と相談、「オレたちがまず弱いってことを自覚すべき、と話すのはどうか?」と提案。すると金崎は「サブ組の気持ちも考えないといけない。オレたちが弱いって言ったら、サブ組はどう思うか。その気持ちを考えたら違う方がいい」と返したそうだ。


結局、小笠原が「自分のために頑張ればいいというわけではない。チームのことを考えて頑張るのが鹿島というチームだ」と話し、金崎が「チームのためにやろう」と続いたとのこと。ここで伝統が復活、CS準決勝後の金崎のインタビュー「石井さんのもとにひとつになって」という言葉に結び付いたのだろう。


結果的にはひとつになれたことは良かったが、確か去年だったか小笠原が、「パスを出そうとしてもコースに顔を出さない選手がいる」というような発言をしていたことがあった(セレーゾ時代?)。


何かあるたびにいつまでも小笠原に頼るわけにもいかず、この優勝で西や遠藤、永木(自分では若手と言っていたが)といった中堅だけではなく、昌子、土居らがその魂を引き継いでくれるようにと願うばかりである。ゴタゴタはもう勘弁。


やべっちFCで小笠原ら8人の選手が出演していた時は優勝後というのは勿論あるが、和やかな雰囲気だったのでいい感じのまま、まとまってやっていけたらなと思う。


ちなみに印象に残ったのは小笠原の子育てについてと、鹿島の選手は相変わらずメディア対応がうまくないなということと、鈴木がスベってたなということ。


(補強の噂についてはクラブワールドカップ試合記事後に)

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