2016シーズンMyMVPは大黒柱、昌子

新シーズンに向けて移籍情報も出ていて、年も明けたことで2016シーズンの話は遠い昔のように感じてしまう。


天皇杯を2~3回戦で負けてしまうここ数年だと、この手の話は年内に書き上がってしまっていたのだが、元日まで試合記事を書けるとは。


なんだったら天皇杯決勝の記事を重箱の隅を突くようにあと3回くらいはいけるのだが、まあ、それはやめておこう。


というわけで本題に入る。


MyMVPについては自分でカウントしているぶんがあり、そのランキングでは金崎がトップになる。


当然、そのまま金崎がMVPでもいいのだが、どうしてもFWはポイントを獲り易いという側面があり、また、金崎はセカンドステージで失速したぶんを加えると、常に安定していた昌子が上回るとの判断。


鹿島は伝統的に攻撃よりも守備が堅いというイメージが強いが、ここ数年は攻撃色の方が前に出る感じがあった。


なのだが、CSからCWC、天皇杯の戦いぶりは、堅い守備からのカウンター、先に点を取ったら崩させないというお家芸である勝負強い試合運びが復活した。石井の手腕とも言えるのだが、これを実現させたのが昌子率いるDF陣。


勿論、中盤での永木のプレスや曽ヶ端のセーブもあってのものだが、昌子はその中心にどっかりと腰を下ろしていた。


元々逸材とは言われていたものの、そう言われて埋もれていく選手を幾人も観てきたため、昌子に対しても同じ思いはあった。


鹿島に入団して6年。代表候補になりはしつつも、レギュラーを獲るにはギリギリのラインといった感じだったが、12月から元日まで、一気に才能が開花した。(もっともこれは昌子に限った話ではないのだが)。


対人能力は無論のこと、カバーリング、インターセプト、空中戦、リーダーシップと今や海外組も含めてナンバーワンを張れるまでに成長した。かつては1試合に1度はあったポカもなくなり、安心して観ていられる。


フィードの部分や、攻撃時のセットプレーに課題を残すところがあるが、稀に見せる持ち上がりからのロングシュートは鋭いものがあり、いずれは攻撃力も備えたCBになれる可能性も秘める。


鹿島の「3番」としては今までとは違って走れるCBだが、魂は見事に受け継いだと言えよう。もしかすれば歴代ナンバーワンと言ってもいいかもしれない。


大黒柱、昌子のシーズンMyMVPは納得して頂けることかと思う。2番手以降となると混戦になるので、そこはあえて突っ込まない。


ハリルホジッチは植田推しだが、これだけの活躍を見せれば召集しないわけにもいかないだろう。鹿島としては痛くなるが、CB揃って抜かれるパターンはあるかもしれない。


こちらも逸材と噂される町田と、ポテンシャルの高さは誰もが一目置くブエノ。石井がこの二人をどこまで伸ばし、昌子、植田を含めた「4本柱」を完成させることが出来るか。楽しみでもあるし、それを成し遂げないと今の堅守鹿島のサッカースタイルは維持出来ないだろう。


4本柱が完成したあかつきには、なんとかの盾的な二つ名をつけてくれないかなと思っているのだが、鹿島のDFラインはもともとサイドバックを含めた4人。4本柱では、誰が誰やらわけがわからなくなってしまうので、実現しないのだろうなと少し残念に感じている。


2016シーズンを振り返っての記事を書き始めるといくつか書けそうなのだが、先にも書いたように年も明けたことだしやめておく。移籍関係やクラブの新情報を中心にアップしていく予定なので、しばらくは更新間隔が空くかもしれません。

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