2017第4節清水(アウェー)戦
正直、2点差どころか先制された時点で負けると思っていたくらいで、0-2からの逆転劇には驚いた。見くびっていてすいません。
ゲームの流れを采配で取り返した石井にとっては稀有なケースで、西、金崎、レオシルバの早めの投入が活きた。
それぞれ怪我やコンディションを考えてのことだろうが、金崎を入れた辺りから圧力が強くなって逆転につながった。決勝点というだけでなく、全体的なことを見てMyMVPは金崎。
前半はポゼッション率61パーセントと圧倒的にボールを持ち、珍しく前半からいいサッカーをしていると思っていたが石井の評価はテンポが悪かったとのこと。悪い意味でいつもあんなものだと思うが、いきなりどうした?
その前半はゴールキックからテセのフリックを、植田が安易な対応でボールを奪われて金子に一発で決められた。
植田のミスはここ数試合、素人にも目につくほどあり、これまでは周りがカバーして事なきを得ていたが、これは起こるべくして起こった失点。本来ならまだ代表に呼ばれるレベルではないのだが、CKからヘッドを叩き込んで反撃の狼煙を上げる得点で取り返したところはプラス。
清水のサッカーはロングボールで前線のテセに当てて押し上げる放り込みサッカーで、こんな戦術に負けるのか・・と忸怩たる思いで観ていたので勝って嬉しい。
このサッカーをやるためなのかと勘ぐってしまうくらいピッチに水を蒔きまくり、あれがホームアドバンテージなのだろうか。
ゲーム以外のところでも角田が中指を立ててきたり、松原が胸を小突いてきたりと何だかイラッとすることも多く、手前側の副審とかなり揉めていたことも含めて、勝ち点を落としていたら不満だけが溜まる試合だった。
解説の興津大三という人物もとにかく喋り過ぎでうるさく、鬼頭里枝というピッチレポーターも隙あらば割り込もうという感じで入って来るので、試合に集中出来なかった。25分くらいから音量を消して観たが、もうちょっと落ち着いてやって貰えないかな。
2失点目はカウンターを仕掛けて失敗して逆にカウンターを喰らい、クリアボールが小笠原に当たって跳ね返ったボールを、金子が拾ってフリーの白崎というパターン。カウンターを完結出来なかった結果のもので、これも前からある修正点。(追記:カウンターというか素早い攻めだった)。
鹿島の得点は遠藤の右寄りFKから植田がヘッド、左サイドのスローインから永木が上げたクロスを、DFに囲まれながら鈴木がヘッド、右CKからショートコーナーで遠藤のクロスを西が手前でフリック(追記:西はスルーしてました)、中で金崎がピタリと胸で収めて豪快に右足。気分、爆上げ。
鈴木は前半終了間際の決定機を決められなかったが、しっかりとゴールを挙げて存在感をアピールし、スタメンからでも結果を残している。
勝ち気が強過ぎて相手選手と常に一触即発状態になるのは、メンタル面では頼もしいが、荒れる要因にもなるので調整が必要かと。カードも通算2枚目と量産態勢。(昨年のカイオがこんな感じだったが)。
インタビューを聞くと、金崎が出るとサイドに流れてくれるので中に張って待てるとのこと。こうなるとますますペドロ・ジュニオールの使いどころが難しい。ボールも収まらないし連携も悪い。かといって使わないわけにもいかず、昨年どうやって神戸で活躍したのだろうか。
思ったよりターンオーバーも出来ず、固定メンバーだけで戦って来た感があるが(この件も解説はターンオーバーが出来ていると絶賛していた)、ここまでゼロックス1勝、ACL2勝1敗、リーグ戦3勝1敗と終わってみれば良い方の部類。
勝って締められたことを喜び、直すところは直して中断明けから改めて勝利を積み重ねていって欲しい。
(以下、個人的まとめ)
【2017第4節 3/18(土)】(IAIスタジアム日本平14:03KickOff/16,951人/晴のち曇)
【スコア】清水 2-3 鹿島 (前1-0 後1-3) (S 9-10)
【主審】上田益也(主審)、唐紙学志、金井清一
【得点】
(清)前41分 金子 右
(清)後26分 金子→白崎 左
(鹿)後29分 FK遠藤↑植田1H
(鹿)後34分 永木↑鈴木 2H
(鹿)後40分 遠藤↑金崎 1右
【警告】
(鹿)鈴木2(後22分)、金崎1(後24分)
(清)チョンテセ(前44分)、松原(後24分)
【出場】
GK クォンスンテ
DF 伊東 植田c 昌子 山本→46西
MF c小笠原→76レオシルバ 永木 遠藤 土居
FW 鈴木 ペドロ・ジュニオール→65金崎
【サブ】曽ヶ端 西 町田 レアンドロ 中村 レオシルバ 金崎
【監督】石井正忠
【MyMVP】金崎
【DAZN】1クルクル、最大8秒