ツケはいつか払わされる
ムアントンが勝って、無事にACL予選を突破出来てまずはひと山を超えた。
ラスト一戦、ムアントンとホームで試合を行い、勝てば1位通過となる。石井は「ホームなので勝って1位で通過する」と勇ましいことを言っているが、実のところ1位でも2位でもそんなに変わりない。
強いて言うなら1位通過はホームアンドアウェーの2戦目をホームで戦えるということだが、自分はこのルール、アウェーゴール方式のぶん2戦目がアウェーの方がむしろ有利なのでは?と思っているくらい。
まあ、ホームでやって複数得点を取られるとそれだけ不利になるので、そこを考えれば地の利もあって最初がアウェーの方がいいのかもしれないが、無失点に抑えると俄然有利になる。
あとは個人的に広州恒大とは当たりたくない。対戦相手は広州、水原、川崎のどこかになるが、川崎を下に見るわけではないが、遠征の負担も考えると川崎とやりたい。続いて水原、広州の順番。
もっとも、日本のACLのポイントを稼ぐためには、分散して多くの日本クラブが上位に進出した方がいいのだが。ガンバにも奇跡的逆転劇で予選突破して欲しいと思っている。
鹿島はどこが勝ち上がったかわかってから試合が出来るので、極論、2位になることは自力で可能なわけだが、ムアントンももしかしたら広州を避けようとするかもしれず、そうなると無気力試合になりかねないのでどうしたものか。
広州が1位通過確定となれば、このあたりどういうふうにスタッフは捉えるのだろう。「どこが相手でも勝つだけ」というのは理想論として、今の鹿島はそこまでの余裕はない。広州が2位になったら1位通過を目指せと思うが。
そして、記事タイトルの話にようやく入るわけだが、このところのDFラインへの負担がとんでもなく大きい。
ずっとスタメンフル出場(だよね?少しくらい下げたか?)のCBもさることながら、休ませながら使っている両サイドバックの動きも重い。下手をすれば怪我をして長期離脱も有り得る。
ACL予選6戦目。1位通過、ホームで勝つというのは勿論当たり前のことかもしれないが、現実も見据えて、レギュラーDFラインの休養及びサブ組の試合勘を取り戻すといった基本的なことを考えて貰いたい。
さすがにずっと昌子を使い続けるわけにはいかない。
ツケはいつか払うもの。大きな利子がついて返ってこないうちに、こまめに清算しておくのがベターだと考える。