上位混戦、勝ち点差が肝になりそうな予感
現在、鹿島、ガンバ、川崎、浦和のACL組が1試合未消化の暫定順位ながら、鹿島は1試合未消化で、首位柏から勝ち点差4離されての4位。2位セレッソとは勝ち点差2、3位ガンバも鹿島との対戦未消化で勝ち点差1。
未消化のガンバ戦を勝てば柏と勝ち点差1だが、負けても4差(負ければガンバとも4差になる)。
しばらくゴタついた割には離されずに済んでいる。
序盤、神戸が抜け出したが低迷、代わって浦和が台頭するもこちらもおそらくACLもあって低迷。今は柏とセレッソが抜けて来ているが、前節引き分けて少しだけストップした。
鹿島にとっても願ったりの混戦模様となり、優勝するための上位グループに留まれている。ただ、混戦ということは連敗すれば二桁順位になることもあるわけで、甘い気持ちを持たずに上を目指して欲しい。
一方、気になっているのは何回か前の記事でも書いたように、得失点差。鹿島は現在5。トップの柏は9なのでこれは順位が入れ替わる(予定の)頃にはそれなりに詰まっているのでいいとして、随分と稼いでいるのが浦和、ガンバの15、セレッソの14。
ガンバとセレッソは順位的に上位なので順位を上げていくうちに少しは詰まるだろうが、それでも今は10程度離されている。
浦和とは勝ち点差4あるが、ここに並ばれた時には得失点差も今より離されている状況が想定され、こっちはもうちょっとマズい。
なので少なくともあと5点。出来るなら8点は詰めておきたい。
そういう意味では広島戦、札幌戦と前半で3-0とほぼ試合を決定づけながら、何故だか守りに入って得失点差を上積み出来なかった。試合自体も締まらないものになった。
「点差があるから受けて消耗を抑えよう」という考えはわかるが、勢いをつけるためにも攻める姿勢も必要かと思う。
今季の浦和は守備的なチームというイメージが崩れて複数失点する試合も目立つが、得点も35点と得点2位のガンバ27と得点3位セレッソ26を大きく上回っている。まあ、これは取れる時に確実に取って勝ったぶんもあるが、鹿島もそういう試合を作らないとダメ。
勿論、試合展開にもよるし、1点差で無理に攻めろとは言わないが、気持ちだけは前向きでやって貰いたい。
放送で観ている限りでは、ベンチの大岩は「攻めろ」というジェスチャーを何度もしていたように見えたし、監督にはその意思があるようには感じるが、選手はそうではないのだろうか。
レオシルバが帰って来たらそこらへんは心配せずとも攻めてくれるようには思うが、レオシルバはレオシルバで無謀な時もあるのでそれも心配・・とどうすればいいのだという話になるか。
ともかく、上位陣相手に大差で勝つというのは望み薄だし、1点を大事に積み上げ、同じように1点を大事に守っていきましょうという話。
あれ、一周回って当たり前の話になってしまった?