大岩の起用法

大岩体制になってからリーグ5勝1分、天皇杯1勝。


山場だと心していたリーグアウェー3連戦を2勝1分で終わり、狙っていた最低ラインの成績はクリア出来た。しかも柏とガンバという上位陣に勝ってのものなので、勝ち点以上の価値はある。


セレッソがもう少し勝ち点を落としてくれる計算だったので、そこがちょっとうまくいっていないが、あとは中断明けの仕事。ちなみにセレッソとは勝ち点差1だが、得失点差が10離れているので実質勝ち点差は2と考えている。直接対決で勝つしかない。


そう言えば「桃色祭り!」と勢い込んで書いてしまったが、ピンクユニ1、白ユニ2だった。書いて以降は全部白ユニ。最終的には白ユニの方が着用率が高くなるのでは?


大岩の起用で印象的なのは、外国籍選手を存分に使い切ろうとする思惑が見える半面、ブエノに対しての評価が低い。勿論、枠の関係もあるのだが、元DFの目で見て、三竿健(弟)の方が使い勝手がいいとの判断なのだろうか。


だったらいっそのこと手放してしまうのもありかと。おそらく年俸的には1500万くらいでそこまで高いわけではないが、本人ももっと試合に出たいだろうし、鹿島側も育てるには枠が邪魔になってくる。いい落としどころを。


そして、西の攻撃に対する信頼が高く、なるべくピッチに残しておきたいという思いを感じる。


自分も西の攻撃センスは加入当時から高く買っており、2列目で起用するのは理に適っていると思っているが、問題はフィジカル的なもの。本人に聞けば「やれる」というだろうし、怪我なく使い切れるかが課題になってくるかと。


土居の攻守における器用さにも重きを置いている模様。勝っている時には守備面を、負けている時には攻撃面を、どちらでも使える駒として育てていく方針のように見える。起用貧乏に終わらなければそれでいいと思っているが、土居自身がどう捉えているかが行く末を決める気がする。


一方で鈴木や金森、安部はまだ信用を得られていないという点。


中村はレアンドロと同タイプなので併用すればいいし、むしろ今はレアンドロの方が性能的に上回ってきているので同時起用は減っていくはずだが、ストライカー争いでは鈴木が一歩脱落した。


ペドロ・ジュニオールのクリスティアーノ・ロナウドのゴールポーズは、真似している鈴木を気遣ってのことかと思うが、いい関係を保っているならいいなと願っている。


鈴木も確かに一時期、調子に乗り過ぎているなと感じることはあったが、そこが長所な部分でもあり、使う側が長所をうまく引き出して欲しかったのだが、大岩は獅子の血統なのか、谷底に突き落とすタイプらしい。言われてみれば大岩はライオンに見えなくもない。し~んぱ~い、ないさ~。大岩ライオン。


サイドバックは伊東は完全に戦力と捉えているが、左サイドバックは三竿雄(兄)も小田もカウントされていない。多分、今の状況で山本が欠場なら西を左に回すと思われる。


そこは我慢して使って欲しいのだが、ブエノ同様、大岩はディフェンスには厳しいのかもしれない。


ともあれ、ひとまず急場は乗り切った。いや、正しくは天皇杯を乗り切ってからか。油断は禁物。


大岩の起用法、大岩のカラーが見えて来るのは中断明けとなろう。始まりは突然で心配も大きかったが、希望の光が見える結果をここまで残している。イワ、正解だ。


サテライトで負けまくっていたのは、普通に戦力の問題だったのかね・・。

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