さすらいの桃色軍団
桃色祭り開催!
と、景気良くいきたいところだが、普通に考えてアウェーで4連戦、しかも中2日、中2日、中3日とか、パワハラで訴えてもいいですか?
訴訟大国になりつつある昨今の風潮なら訴えられてもおかしくないような仕打ちだが、そこはさておき。
発表された時には首を傾げるばかりだったピンクユニは何故だか勝負強い。
はっきり言って、柏相手によく勝てたなという気しかしないが、これもピンクユニの恩恵なのだろうか。
試合を冷静に振り返ってみれば、悪い点も多い。
外国人枠の関係でブエノが戦力外にカウントされていて、植田の怪我でCBに三竿健(弟)を回すしか手がないのだが、実戦で使えるレベルになるまでどれだけ失点するのだろうかという感じがする。
昌子に負担がかかり過ぎていて、このままだと潰れてしまう可能性がある。勿論、ブエノも試合勘がなく、振り回されてしまうのは目に見えているが、万が一、昌子まで離脱した場合に備えてのブエノ起用はやっておかなければならないと思う。
山本も伊東純相手に何度もスプリントをして攻撃にも参加、最後は脚をつった。中2日でフル出場は無理だろう。
大岩の掲げる速いサッカーという形も依然、見えてこない。
むしろ「ボール大事に」の精神が強いのか、ポゼッションは相手を上回りながらシュートも決定機も相手よりも少ない結果になっている。
慎重になり過ぎて重心が低く、プレスをかけられるとすぐにバックパスを選択してしまう。前を向いて出て行けるのがレオシルバくらいで、前半、何度テレビに向かって怒声を上げたことか。
これについては2列目で受ける中村とレアンドロの責任もあるような気がしてならないが、あいにくDAZNの中継では全体像が掴みにくく、「鷹の目」のスキルを持っていない自分には後ろだけのせいなのか判断がつかない。
それでも、どこかでスイッチが入るのか終わってみれば複数得点で、下位チーム相手ならともかく、鉄壁と言ってもいい柏から3点も取れたのだから攻撃は機能しているのだろうか。わからない。実に面白い。
レアンドロがうまい具合にスペースを見つけて貰うことが出来るようになり、ペドロ・ジュニオールとの連携が上がってきているのが光明とも言える。
個人的には完全に戦力外通告にした選手で、一度そういう判断をしてから活躍した選手が今までいないのだが、「ハハハ、バカめ、サッカー素人が!」とレアンドロが高笑いしてくれる日がくれば、まあ、それはそれで構わない。柏戦では集中出来ていたようだし。
とはいえ、中村とのセットはうまくいっているようには見えないのだが・・。
あとは、大岩体制になってから控えに回った鈴木の心境やいかに。奮起してくれるタイプなら相乗効果も出るのだが、そこらへんのモチベーション管理、大岩はちゃんと出来ているのだろうか。
チームの総力が問われる4連戦。監督の力も浮かび上がってくることだろう。