2017第22節川崎(アウェー)戦
屈辱のシーズン2度負け。0-3、1-3で完全敗北。敗因を分析し、もう一度、相手を倒す気持ちを強く持って出直して貰いたい。
具体的に言えば、守るのではなく、最初から全力で攻めて打ち合いで勝ち切るというような。
一番の敗因は運動量と気持ちで完全に負けていたところ。同じ日程で恨み言はない。明らかに戦術ミスあるいは、選手の選択ミス。
ある程度は攻めさせて後半勝負という意図があったのかもしれないが、あれだけ相手に圧倒されてしまうとどうしようもない。鹿島の選手の気持ちが全員後ろに向いていた。
前半アディショナルタイム、カウンターからのオウンゴールでの失点。中央の戻りが遅れたのが原因だが、絶対にゴールを割らせないという意思を持って帰陣していれば防げたような気がする。ここでも足が止まっていた。
後半開始直後、3バックに変更して落ち着かない時間、即座に追加点を取られたのも痛かった。ほぼこれが致命傷だったと言える。
鹿島にも少ないながらもチャンスはあったが、決まったのは伊東からのクロスを鈴木がヘッドで決めたものだけ。もっと早くから攻め立てていれば違った展開もあったかもしれない。
ここまで打つ手がことごとく成功してきた大岩だったが、この日に限っては全て失敗。スタートから、戦術変更、攻めるタイミングなど。
中村へのこだわりはわかるが、代わりがいないわけでもなしトップで使うのは無理だろう。かつてはこのブログでもトップに向いているのでは?と書いた時期もあったが、それは代わりがいない時の話。
せめてボールがこないなら前線から追い回して少しでもプレッシャーをかけて欲しかったが、ボールが来た時にちょっと動くだけで、実質10対11で戦っているようなものだった。あそこまで運動量のある川崎相手では、体感的には更に人数差があるように感じられた。
レアンドロもドリブルで自分の後ろ足に当ててボールロストとか・・。
ファウルを流す傾向だった西村主審のジャッジでは、ひ弱な中村、レアンドロでは歯が立たず、戦える鈴木、安部、金森のような選手の方が良かった。
相手方では個人的には小林にはあまり脅威を感じないのだが、鹿島キラーの素質がある家長には嫌な思いを抱いていた。あまりスタメンで出ていないから川崎では出番がないのだとスルーしていたが、怪我で出ていなかっただけだったのか。
サイドで起点は作られるし、独特なテンポのドリブルといい決定的なスルーパスといい。そしてトドメの3点目。試合後のインタビューは家長だったが、向こうのMVPは間違いなく家長だろう。
首位はキープしたままだとはいえ、望んで混戦のなかに身を投じるとは鹿島も物好きなもので。
川崎に負けてから無敗だったが、川崎に止められた。ここで連敗だけはしないよう、しっかりと立て直して欲しい。
(以下、個人的まとめ)
【2017第22節 8/13(日)】(等々力陸上競技場19:03KickOff鹿島/24,008人/晴一時雨のち曇)
【スコア】川崎 3-1 鹿島 (前1-0 後2-1) (S 15-9)
【主審】西村雄一(主審)、和角敏久、大川直也
【得点】
(川)前45+1分 オウンゴール(西)
(川)後01分 登里→阿部 9右
(川)後27分 小林→家長 1左
(鹿)後42分 伊東↑鈴木 5H
【警告】
(鹿)レアンドロ3(前38分)
(川)ハイネル2(後22分)
【出場】
GK 曽ヶ端
DF 西 植田 昌子 西c
MF レオシルバ 三竿健(弟) c遠藤→77伊東 レアンドロ→61安部
FW 中村→56鈴木 金崎
【サブ】川俣 ブエノ 伊東 安部 小笠原 土居 鈴木
【監督】大岩剛
【MyMVP】-