清水戦、追記
鹿島が先制点を活かして無難にいったのもスローな展開になった要因だが、清水の守備的な戦い方にも助けられた。
エースのテセが欠場だったせいもあるだろうが、まずは守りからという意識が強く、あまりプレッシャーをかけてこなかった。
どこかで勝負をかけてギアを上げてくるだろうと覚悟はしていたのだが、結局は鹿島の作戦が見事にハマり、「何もさせず」という表現がぴったりくるような結果となった。
金崎の追加点の入った時間も絶妙だった。もう少し早ければ向こうも攻勢に出ただろうし、遅かったらこちら側にも焦りも出たはず。まさに息の根を止める一発だったと言える。
ハリーは金崎かセレッソの杉本健勇のどちらかを呼ぶ、と言っているそうで金崎にとっても貴重なゴールとなったが、選出は微妙なところかと。勢いで言えば完全に杉本の方が上と言えるし、あとはどのくらい例の一件が尾を引いているかだろう。
そう言えばこの杉本健、どこかで聞いた名前だとずっと思っていたのだが、一度鹿島がオファーを出したことのある選手だった。破談になってしまったのだが、現在得点数トップと覚醒した感があり、目のつけどころは良かったのだろう。
もっとも、あの時に鹿島に移籍していればここまで成長出来ていたかはわからないが・・。金森みたいに出場することも出来なかったという可能性もあったのだし。
移籍と言えばシャルケの内田も退団の方向性らしく、契約は28年の6月までとのことだが、もしかしたら鹿島への復帰もあるとか。移籍金がどのくらいになるのかわからないが、帰って来てくれるならそりゃもう歓迎。是非とも優勝してDAZNマネーを獲得して準備しておかなければならない。
話を戻して清水戦。先制してその後はゲームをコントロール、ラストでトドメを刺して2-0と文句のない完勝に見えるのだが、厳しい見方をするならやはり相手のプレスも弱かったかと。
2位集団につける上位陣はもっと激しくくるだろうし、その時にしっかりと跳ね返せるか。
序盤に見せていた速いパス回しで相手を翻弄するプレーが90分通して出来るようなら楽しみなのだが、まだそこまでは完成していないのかもしれない。
ここに永木とペドロ・ジュニオールが復帰すれば盤石の布陣になりそうなのだが、多分、ペドロ・ジュニオールが復帰しても中村推しは変わらないだろうし、外れるのは土居になりそうなんだな・・。
それを感じているのだろうし、土居も自ら得点を取りたかったのだと思うが、一番の良さは周りを活かせること。得点も勿論欲しいが、一番の長所は忘れて欲しくない。
鈴木、安部は短い出場時間の中で結果を出して、自力で番付を覆していくしかないね。期待している。