わりとマジに他力本願していたのでショック
他の人はどうかわからないが、自分はガンバにわりと本気で勝って欲しいと思っていた。
その気持ちは始まって数分、雨あられと撃たれる試合展開に、まるでビグザムを見た時のアムロばりに「圧倒的じゃないか・・」と愕然としながら勝ちは諦めたのだが、せめてスコアレスドローに持ち込めないかと、にわかガンバサポに変身中の身としては必死に応援していた。
ま、ビグザムは倒されるんだけどな!
神が舞い降りたかのようなビッグセーブを東口が連発し、試合後にどうやって東口を褒め湛えようかと頭の中でセービングの数々を思い浮かべながら拳を握りしめて観戦していたが、82分、ついに力尽きる。神はいなかった・・。
もう何本目かもわからないCKがファーに抜けたところを、エウシーニョに押し込まれて終戦。まだ時間は残っていたが、あそこからガンバが得点出来るとはまったく思えず、唯一、アディショナルタイムにハンドらしき場面があったがギリ肩口だったので川崎的にはセーフ。
それ以外に得点機会はほぼなく、シュート本数が25対1(赤崎の振り向きざまのはカウントされていない?→追記:前半の遠藤のがカウントされていないみたい)と、同じカテゴリーのチーム同士の対戦とは思えないスタッツとなった。
赤崎も鹿島のために頑張ってくれるかと少しばかり期待していたが、これだけ怪我人の多いガンバでスタメンを呉屋に奪われる時点で底が知れており、後半から出場したものの鹿島にいた頃とまるで変わっていなかった。
運動量も少ない、プレスも弱い、ボールを引き出す動きも出来ないし収められない。鹿島に帰って来ても使いどころはなく、来季は新たな所属先を探すことになろう。
もっとも、今のガンバは2列目が壊滅的で、米倉は守備に追われて何も出来ず、倉田は代表疲れなのかいないのか思うくらいに消えているし、前半出場の高木は何が特徴かもわからなかった。
ボールを奪ってからの攻めにつながりがなく、周りに人がいるのにドリブルで突っかけて取られる、急いでパスをしてカットされる、意思の疎通が出来ずに失う、精度が悪くて明後日の方向に蹴っ飛ばしてしまう・・etc。
結局、最後の方はリスクを恐れて後ろに下げるだけという、何の脅威もないパス回しに落ち着き、それでさえも川崎にプレスをかけられて取られるというお粗末さ。
東口が頑張ったおかげで辛うじて試合として成立したが、前半のうちに1点でも入っていたらもっと大差で負けていただろう。長らくガンバの試合を観ていなかったが、ここまで低迷する理由がわかった。
遠藤も精彩を欠いていたし、移籍話もちょっとばかり真実味があるかもしれない。初瀬のプレースキックは初見では好印象を持ち得ない平凡なもので、遠藤が蹴った方がいいんじゃないの?という感想。これからのことはわからないが。
ともあれ、ガンバは敗れた。わりとショックだったので、鹿島の選手やスタッフが観ないようにしていたのは正しい判断だっただろう。
引き分けてくれれば鹿島はあとひとつ引き分けでもオッケーだったし、川崎も全部勝つしかなくなったのでプレッシャーもかけられたのだが・・残念。
鹿島は残り2つ、ACL圏内の柏と磐田が相手で、川崎はACL決勝で燃え尽きてしまうはずの浦和と、ほぼ降格の決まってしまった大宮。相手関係だけを見れば分が悪い。
まあ、結局は自分たちで勝つしかないという結論に辿り着くのだが、期待を裏切らないように柏戦は最後の試合のつもりで全力で戦って勝って貰いたい。