残り3節、鹿島が優勝に一番近いのも事実だが差もわずか
残り3節、首位鹿島と2位川崎の勝ち点差は4。得失点差が離れているので並べば川崎が上に立つという状況で、鹿島は残り3試合で2つ勝てば優勝というところまできた。
一時期あれだけリードしていて、最速では10月中に優勝が決まるかもしれなかったのに、中村で遊んでいたおかげで・・。1つ余裕が出来たからといって、また趣味に走るようなことがないように大岩監督には強くお願いしたい。
最近、「中村」「13」「川崎」という言葉に過敏になっていて、心労で倒れそう・・。
それと天皇杯の神戸戦での西のゴールがオフサイドで取り消されたシーンについて、コミッショナーがオンサイドであったと言ったらしく、鹿島が意見書を提出するとか(したのか?)。
その前のマリノス戦の土居のゴールもオンサイドに見えたし、出すなら一緒にそのプレーも提出して欲しい。ここから先はかなりシビアな戦いになるので、誤審だけはくれぐれもなきように。
残り試合についての話に戻すと、鹿島は浦和(H)、柏(H)、磐田(A)。川崎がガンバ(H)、浦和(A)、大宮(H)。
両方とも浦和と対戦が残っているが、浦和がACLの決勝に進んでややこしいことになっていてる。32節の鹿島対浦和戦が11月5日(日)と前倒しになり、33節の浦和対川崎戦が11月29日(水)に延ばされている。
このため鹿島と川崎の試合が同日に行われるのは最終節しかなくなるという、誰が仕組んだかわからない日程となった。変なドラマは要らないので、そこまでいかないようにさっさと決めることが鹿島にとっては非常に重要。
まず11月5日(日)の浦和戦。絶対勝つしかない。勝てば川崎との暫定勝ち点差が7になり、川崎が11月18日(土)のガンバ戦に負ければ鹿島の優勝。
前節、川崎が柏に負けずに引き分けて勝ち点差が5ではなく4になった大きな違いが(勿論、鹿島が1勝2分で良かったところが2勝必要になったという点もあるのだが)、このガンバ戦にかかる川崎のプレッシャーの度合い。
鹿島が浦和に勝つことが大前提だが、暫定勝ち点8だった場合は川崎が引き分けでも鹿島の優勝となっていた。まあこのへんは他力の話で、マリノス戦で鹿島が最低でも引き分けていたらこの条件になっていたのだが。
そして、川崎がここを凌ぐと、今度は11月26日(日)に鹿島が柏と対戦。浦和に勝ってここも勝てば優勝。負けか引き分けで、11月29日(水)の浦和対川崎戦の結果次第となる。
この日程がどちらに有利不利になるかはわからないが、少なくとも言えることは、次節の浦和戦で勝たないと川崎が気持ちの面で優位に立ってしまうという点。それはやってはいけない。
あとは残り対戦相手のモチベーション。鹿島の相手は対戦時、まだ3位の可能性が残っている浦和でACLの決勝戦の前。次にこれも3位の可能性のある柏。ラストはそこまでの成績次第だが今のところは3位の可能性のある磐田。
川崎は中間順位が確定して覇気のないガンバ。ACL決勝をホームアウェーで戦った直後の浦和で、しかも鹿島が勝つことを前提とすればその時点で3位入りの可能性もなくなっていて、消化試合の色合いが濃い。
更に今回の代表に浦和からは5人も選出され、代表で引き回されたうえにACLを2試合やって、これって完全に川崎有利だよなあ・・。
最終節は大宮がそこまでの成績次第だが、降格が確定していればこれも完全な消化試合。一方、清水、甲府、広島ともつれて最後引き分け以上なら残留とかいう条件なら一転、立場が逆転する。
今のところそこまでに決着がついてしまいそうで、そうなれば対戦相手的には、川崎は3つとも有利な立場にいるように感じる。どちらも17クラブと対戦するのは同じなのだが、時期的なものの妙というのもある。
本音で言えば他力でもなんでもいいので最終節に至る前に決まって欲しいのだが。
なんにせよ、2つ勝てば優勝なのは間違いなく、一番近いところにいるのも鹿島。
浦和戦、優勝戦くらいの気持ちで戦って欲しい。