2017第33節柏(ホーム)戦
明らかなハンドの見逃し。
後半アディショナルタイムのレオシルバのFKが、壁の左に入ったクリスティーノ(かディエゴ)の伸ばした左腕に当たっている。腕というかもう手の方に近い。VARが導入されていたら100パーセント判定が覆っていただろう。
鹿島は意見書を出してもいいし、東城禳、宮島一代、小椋剛は帰ってリプレイをじっくり見直してみて貰いたい。
マリノス戦で土居のゴールがオフサイドで取り消されたり、天皇杯で西のゴールが同じくオフサイドで取り消されたり。まったく何も変わっちゃいない。こんな大事な一戦で誤審を喰らわせられるとは。
もっとも今日の当たっている中村を相手に確実に決められたかはわからないが、ハンドはハンド。勝敗に関わる重要なミスジャッジだった。もやもやする。
ゲーム自体は引き締まったいい試合だった。
柏のGKが中村でさえなかったら2点は入っていたと思うが、やはり代表クラスのセービング力は健在だった。あとひと押し、ゴール前で詰めて行く気迫が足りていなかったのかもしれない。
セットプレーもたくさん奪えたが特にCKは工夫がなく、こぼれ球を押し込む位置取りも出来ていなかった。改善点はこのあたり。
守備は集中して守り、伊東には山本だけではなく昌子がカバーに入り、全員で相手の攻撃陣を見ていた。レアンドロも我慢強く守備に戻り、レオシルバは最後まで足が止まらずに攻守に動けていた。
土居と金崎も前線から激しくプレスをかけて起点を作れていたし、欲を言えばもう少し鋭いシュートが何本か欲しかったか。レアンドロは2本惜しいシュートがあり、悪くはなかった。
遠藤がやや物足りない。素早い攻撃で崩して欲しい場面がいくつかあったが、タメを作って固められたりと、シュートも決まらずプレースキックにもキレがなかった。
結局、交代枠を1枚余したままスコアレスドローになってしまったが、采配的には誰もが良かったし代えるのは難しかった。そこを決断するのが監督なのだが、ここ一番で金崎を下げるわけにもいかないし、今日ばかりは仕方ない。
これで優勝はお預けとなった。
ただ、引き分けは負けるよりかは幾分マシ。川崎は引き分けさえ許されない状況になり、まあ、降格の確定した大宮は抵抗出来ないだろうが、浦和戦はもしかしたら?がある。
相手の負けを願うのは鹿島の精神にはないということだが、それはそれ、これはこれ。浦和に頑張って貰って川崎と引き分けとくれ、と自分なんかは素直に思うが、ACL優勝を成し遂げたのはつい昨日。今後はクラブカールドカップに照準を定めるだろうし、ベストメンバーを出してくるかどうか・・。
水曜に他力で優勝が決まってくれても全然オッケー。無理だったら、磐田戦で勝つしかない。
磐田の名波監督は鹿島に対しては特別なリスペクトを抱いていて、3位の可能性がなくなったとはいえ手を緩めてくることはないだろう。本当の決戦になってしまった。
繰り返すが今日のゲームは悪くなかった。守備のベースはこのままに、攻撃にひと工夫加えて、最後は勝って締めよう。
ああ、また眠れない夜が・・。
(以下、個人的まとめ)
【2017第33節 11/26(日)】(カシマスタジアム13:05KickOff柏/36,080人/晴)
【スコア】鹿島 0-0 柏 (前0-0 後0-0) (S 23-4)
【主審】東城禳(主審)、宮島一代、小椋剛
【得点】
なし
【警告】
(鹿)昌子2(後28分)、三竿健(弟)2(後42分)
(柏)ディエゴ・オリヴェイラ2(前分32)
【出場】
GK 曽ヶ端
DF 西 植田 昌子c 山本
MF レオシルバ 三竿健(弟) レアンドロ c遠藤→84伊東
FW 土居→77ペドロ・ジュニオール 金崎
【サブ】クォンスンテ 伊東 中村 小笠原 永木 鈴木 ペドロ・ジュニオール
【監督】大岩剛
【MyMVP】-