オラ、ワクワクしねえっぞ
普通、リーグ開幕ともなれば今年のチームはどうなんだろうとか、タイトルに賭ける思いとかそういう期待感の方が溢れていて楽しみしかないのだが、正直、まったくワクワク感がない。
うやむやなままで話を進めるのもなんだし立ち位置をはっきりしておくと、自分は完全にアンチ大岩で、レオシルバのことも見限っている。(正確に言うと、どうしても欲しい選手ではない)。
この先、タイトルを獲得するかもしれないし、そこのところは終わってみなければわからないのだが、これだけの戦力を整えているのだから、タイトルのひとつくらいは獲って当然という見方もしている。というか4冠を目指している。
前に競馬で例えたことがあるが、馬の素質で言えば勝って当たり前なのが鹿島。それでも勝てないのは騎手のせい。京都記念でダービー馬のレイデオロを3着に沈めたバルジュー騎手なみに、馬以外のところに責任がある。
その京都記念で負けたバルジューが「ファイトが薄かったね」とかコメントした時には呆れたものだが、出遅れたうえに馬との折り合いも悪く、誰がどう見ても騎手の責任だったが、そのことを本人が理解していない。
大岩も昨年の終盤からずっとチームが不調で、勝つ時は金崎かレアンドロの個人技に頼ってしか勝てないということは誰が見ても明らかなのに改善の気配もない。
そもそも使う気のない永木と小笠原を同時にベンチに入れるという、外からは散々指摘されていることをわかっているのかどうか。
初戦で金崎が体調不良という理由で交代枠を余して使わず、2戦目で2-0リードでも下げずに消耗させ、明らかに疲労の残る状態でゲームに出しても結果は伴わない。
勿論、金森や山口がスタメンで出て活躍したかは結果論になるが、Jリーグダイジェストを観ていると、各チームとも活き活きとしたプレーをしている選手が多かった。(ダイジェストなので当たり前の部分はあるが)。
クラブがどういうところで大岩を評価しているのかさっぱり不明だが、石井前監督は終盤グダグダでゴタゴタもあったが2冠、CWC2位と結果を残した。それでもACL敗退とリーグ5敗で解任となった。
個人的には石井前監督の解任のタイミングは、年度終わりで締めにした方が立つ鳥跡をを濁さずで良かったと思っているが、更迭はギリギリのタイミングだった。
それを踏まえると大岩は無冠。ACL敗退でクビが妥当なところだと思うが、アンチとしては負けるなら早いうちに、ACLを犠牲にしなければいけないのは本意ではないが、引っ張って去年と同様、無冠で終わるのかもっと嫌。
たかだか3試合終わっただけで、しかもまだ負けていないのに大袈裟と言われればそれまでだろうが、実際、そのくらいの閉塞感と危機感を持っている。まだ大丈夫とか思っている人のポジティブさが少しばかり羨ましい。
安西を3ポジションで使い回して「戦術に幅が出ている」「使いこなしているオレスゲー」って思っているならちょっと違う気がする。
安西の活躍は有難いことだが、本来ならサイドバックやFW、あるいはスーパーサブをベンチに入れ、ここぞの場面でカードを切るべき。伊東が怪我なら仕方ないが、交代で出る土居の役割も曖昧でほとんど効果が出ていない。
それにこれだけ無理に安西を使い回すと故障にもつながりかねないし、スタメンと交代枠は明確な意図を持ったもの、もしかすればあったのかもしれないが、形になって表れるような采配をして欲しい。100パーセント出し切って勝てなかったというなら諦める。
大岩の考える100パーセントの鹿島がどういうものなのかもはっきりしていないのが、今のところの不満の原因でもある。立て直せるうちに改善を。
あと、鹿島の話ではないが、セレッソの試合で柿谷がオフサイドの判定でゴールを取り消されていた。あれをオフサイドとか副審のレベルが本気でヤバい。Jリーグタイムもさらっと流したが、あそこは誤審だとはっきり伝えていくことが、審判の技術向上にもつながるんじゃないかと思っている。
その後、しっかりと文句なしの得点を決めてやり返すのが、まあ、鹿島とは違うところなんだが・・。