監督の試合後コメントまで去年と一緒
「いいプレーをしてくれた」
「失点以外は」
「こういうパフォーマンスを続けていけばチーム力も上がってくる」
だから変わってないんだって。
(Q:金崎もベンチにいたが交代枠を残した理由は?)「金崎のコンディションなどを考慮するなかで交代枠が一つ残るという結果になった」
結果になったってひとごとみたいに。コンディションが悪いのならベンチに入れとく理由がないってことぐらい、誰だってわかること。
「攻撃に関してはいろいろなバリエーションを出すことができていた」
具体的にはどのへんのことか。
サイドが上がってもレオシルバがこねくり回しているうちに時間がなくなり、結局、足元ばかりのパスを回して最後はペドロ・ジュニオールがロストするという、ほとんどそればっかりだったが。
たとえばトップの選手が引いてきて、その裏に選手が抜けてそこにパスを出すとか。
ワンツーを貰って中に切り込むとか(唯一、レオシルバが鈴木とのコンビで場外ホームランを打ったやつのみ)。
三竿健(弟)が上がってきて攻撃に絡むとか。
そういうのが全然ないし、スピード感ゼロだった。一度、昌子がパスカットから猛然と前線に上がったシーンがあったが、あの場面でも中央で(多分レオシルバ?)ボールを止めてしまい、昌子は何の成果もなく帰るだけだった。
レオシルバは視野が狭いというか、自分の中だけでサッカーが完結しているから時々見た目に派手なパフォーマンスを見せることがあっても、チームを勝たせるという能力に欠けている。これはずっと指摘していることだが、大岩はそういうのに気付かない?まあ、コメントが一緒なら気付いてないのだろうが。
一度、日本人選手だけのチームでやってみてくれないかな。それでペドロ・ジュニオールやレオシルバじゃなきゃダメだって思えたなら納得する。
というか練習であのペドロ・ジュニオールのが得点しまくっているとなると、逆に応対している守備陣の方が不安になるレベルなのだが。
昌子だけは1点の重みを感じるコメントを残していて希望が持てたが、全員がその気持ちを共有しないと何も変わらないと思う。
これをいいゲームだったとか言ってしまうのは、はっきり言って危機感が足りない。早々と失点したせいで、相手が明確に引いて守ったからボールを回せていただけで、内容なんて何もなかったに等しい。あれを崩せないのなら守る相手にまた得点出来ないことになる。
今年も高い授業料を払わなきゃならないのかね。
自分が好きだった鹿島魂を感じるアントラーズの姿から、少しずつ遠ざかっていっている気がしてならない。