2018第2節ガンバ大阪(ホーム)戦

外国人選手、要らない説、立証!(注:フィールドプレイヤー)。


ホントこれだけで説明がつく。たらればだが昨年のリーグ終盤に小笠原がピッチにいれば・・。


昨年8月26日以来、約半年ぶりにスタメン出場したキャプテンは貫禄の統率力と闘争心だった。


常に味方へ指示を飛ばし、喝を入れ、テンポの良いパス回しでボールを散らし、危ないところへはプレスをかけに行き、無駄に飛び込まずに相手の攻撃を遅らせる。ジャン○ル大帝との格の違いを見せた。


好みの差では済まないレベルでまったく別物のチームになっていた。味方を信じ、全体で戦った結果と言える。さすがに終盤は体力が落ちてリカバリーも遅れ気味になっていたが、あそこはもう少し永木を早めに入れるなどベンチがフォロー出来る範囲。


とはいえ連戦で使い続けるのは難しい年齢なので、ここぞの試合で勝負に出るようにすべきだろう。ジャングルさんにも役立って貰わないと困るのだが、あのプレーを観て学べないようなら永木の方がいい。


いつもは引きこもりがちな三竿健(弟)も伸び伸びとプレーし、前線にも顔を出し、自信を持ってやれているように見えた。


本当なら前半で勝負は決まっていたはずの試合だったが、トップの二人がとにかく決定機を外しまくるは連携は取れないわで、一発で負けるかあるいは昨年から引き続きスコアレスドロー4連続になるかと気が遠くなる思いだった。


特にペドロ。得意の形であるはずのお膳立てをして貰っていくつ外したか。鈴木に代わって得点が生まれたのは単に相手が疲れていたとかそういう話ではなく、自身の問題。シュートだかパスだかわからない中途半端なボールも良く出すし、早く下げてくれと願っていた。


ひとつ惜しかったのは最大の得意パターンである、カウンターからの前線への抜け出し。右サイドを駆け上がってゴールまで一直線コースだったが、飛び出して来た東口に手で倒されて止められた。


西村主審は「ボールが離れていた(推定)」という理由でカードの色を赤ではなく黄色にしたが、ペドロの脚力だったら余裕で追いつけていたように見えたので、あれはレッドだったと思う。観戦していたハリルホジッチはホワイジャパニーズレフリー?みたいな顔をしていた。


金崎も決定的チャンスをことごとく外していたが、鈴木のエンドライン際での鋭いターンからのセンタリグに反応し、体で押し込んで決勝点を挙げた。このあたりがエースたる所以。ただ、今回のMVPは鈴木。二人の相性の良さを感じる流れだった。


安西は驚異的な運動量で最後まで全力で走れていたが、良く言えば粗削り、悪く言えばムラがあり、攻守において危ないミスも多々あった。それでも現時点では期待感の方が上回っており、どこまで成長してくれるか。問題はここまで使いづめで、いつ壊れてもおかしくないということ。


レギュラーメンバー固定の悪影響が公式戦4戦目にして早くも姿を現し、遠藤が前半の段階で怪我により交代。自分からバツを出したので長引く可能性もある。


その煽りを受けて急遽投入された安部は、これも小笠原効果なのか攻撃によく絡み、クオリティの高いプレーを見せていたが終盤で足をやったみたいで一旦ピッチから離脱。試合が残り数分ということで無理してピッチに戻っては来たが、接触もないシーンで痛めたパターンなのでこちらも長引くかもしれない。


一気に2列目に二人も故障者を出すとなればこれも監督の責任。犬飼もせっかく獲った選手。CB二人のデキは非常にいいが、潰れてしまわないように交代して起用して貰いたい。


金崎も同様で、相変わらず攻撃は金崎頼みな面があるので、長期離脱となればかなりの痛手となる。状態を良く見極めて欲しい。


1-0の勝利で渋い結果となったが、小笠原が復帰し、鹿島らしい試合で勝てたことに意味がある。外国人選手が戻って来たらまたグダグダになる、というようなことはないように願いたい。


(以下、個人的まとめ)

【2018第2節 3/3(土)】(カシマスタジアム16:01KickOffガンバ大阪/24,545人/晴のち曇)

【スコア】鹿島 1-0 ガンバ大阪 (前0-0 後1-0) (S 18-5)

【主審】西村雄一(主審)、平間亮、森川浩次

【得点】

(鹿)後33分 鈴木→金崎 1右

【警告】

(鹿)なし

(G)東口1(前36分)

【出場】

GK クォンスンテ

DF 安西 植田 昌子 山本

MF c小笠原 三竿健(弟) 遠藤→26安部 土居→90永木

FW 金崎 ペドロ・ジュニオール→65鈴木

【サブ】曽ヶ端 伊東 犬飼 安部 レオシルバ 永木 鈴木

【監督】大岩剛

【MyMVP】鈴木(1)

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