2018第7節FC東京(アウェー)戦
末期状態。
続投ノルマとか(個人的に)言っている時点でもう王手がかかっているのだが、何も上向く要素がない。監督が代わってチームが激変するかどうかはわからないが、少なくとも大岩のままで浮上するとは思えない。
怪我人が多いなか山本を使わざるを得ないのはわからなくもないが、壊れるまで試合に出続ける・・死合モードに突入。(別名:修羅の道)。我慢してでも三竿雄(兄)や小田を使わないといけなかったのではないか。結局、数を揃えても連戦を乗り切るためのターンオーバーが出来ない。
山本は接触で左膝をやったみたいで、あの痛がり方からして中断期間までには帰って来れないだろう。
急遽、西が出たが、スタメンで使わなかったくらいだからコンディションは万全ではないのは確か。1失点目の室屋に振り切られたのはある程度、想定出来た。しかし、カバーに行った永木が軽率だった。
ファウルで止めれば下手するとレッドが出そうなタイミングだったし潰せなかったのだが、もうちょっといい対応はなかったか。このプレーだけでなく全体的に精彩を欠き、プレースキックも見るべき点がなかった。
金崎の落ち着いたゴールで先制したのもつかの間、あっさり2戦連続のオウンゴールで同点を許し、後半には犬飼がサイドに釣り出されてかわされて室屋にスイッチされ、そのままゴールまで一直線にドリブル、火の出るような豪快なゴールを叩き込まれて逆転を許した。
今まで鹿島が勝ってきたのがどれだけ昌子に支えられてのものだったのかを、改めて実感する、ここ数試合。昌子が離脱したのは代表帰りの試合を無理に使った監督の責任だと思っているが、犬飼がこの調子だと昌子を優先したい気持ちは理解出来ないでもない。
この突破に危機感を感じたのかレアンドロを下げて小笠原を投入、永木を左サイドバックに回して、土居を左サイドハーフ、西を右サイドハーフに変更。唯一、得点の可能性のあったレアンドロを下げた時点で勝負あり。
安西をころころとポジションチェンジさせて味をしめたのか、こんな具合に試合中に選手を動かしてもうまくいくはずがない。攻撃はバラバラ、守備もバラバラ、何がしたいのかさっぱり伝わらず。
金森の2列目投入は効果がまるでないのはわかるはずなのに、これならまだ中村の方がマシと思えるくらい何も出来ていない。
時間はたっぷりあったが得点の気配すらなく、むしろスンテのファインセーブがなければもっと早い段階で勝負はついていた。
金崎の得点試合不敗記録もついに破られ、ジンクスにも見放された。
せっかく混戦になっている状況も活かせず気付けば13位、17位の長崎とも勝ち点3差となり、いよいよ後もない。
というか既に昨年途中解任となった石井元監督よりも悪いペースであることは明白で、これでも信じるとか言うのならば、優勝なんて口にするのもおこがましく、降格しないことを祈るしかない。
クラブははっきりと「あとどれだけ首位と話されたら解任」という数字を叩きつける時期だと思う。現時点で広島とは勝ち点差11。かなり遠くなっている。
優勝を目指せないのも辛いが、何よりも観ていてまったく楽しくない。ボールを持っても下げるだけ、足元に欲しがるばかり。伊東は相変わらず攻撃にアイデアがなく、土居も多彩なプレーは鳴りをひそめてただ帳尻合わせで動いているだけ。
本当ならラストワンプレーのコーナーキック、スンテも上がって全員攻撃の意思を示すくらいでないといけないのではないか。そういうところでも、なんだか淡々と試合をこなしているだけという感じがしてならない。大岩に今、求心力はあるのか?
もはや中途半端に勝って大岩政権が延命するだけならば、高い授業料を払うことになるがいっそ派手に連敗して解任、そこから出直して他のタイトルを狙って欲しいとさえ思っている。どういう気持ちで応援したらいいかもわからない。吉報、求む。
(以下、個人的まとめ)
【2018第7節 4/11(水)】(味の素スタジアム19:03KickOff FC東京/17,260人/曇)
【スコア】FC東京 2-1 鹿島 (前1-1 後1-0) (S 7-7)
【主審】西村雄一(主審)、八木あかね、勝又弘樹
【得点】
(鹿)前29分 金崎 3右
(F)前39分 オウンゴール(植田)
(F)後10分 永井→室屋 1右
【警告】
(鹿)なし
(F)なし
【出場】
GK クォンスンテ
DF 伊東→79金森 植田 犬飼 山本→6西
MF c永木 三竿健(弟) レアンドロ→60小笠原 土居
FW 金崎 鈴木
【サブ】曽ヶ端 西 昌子 中村 小笠原 金森 山口
【監督】大岩剛
【MyMVP】-
【DAZN】2クルクル、最大5秒、フリーズ0回(サインアウト0回)