2018第8節名古屋(ホーム)戦

昌子が戻ったことで守備が基本に立ち返り、危ないところを体を張って止めてくれたおかげで後ろから崩れることがなかった。


早い時間帯に縦パスを土居がワンタッチ、浮けた鈴木が縦に切り込んでグラウンダーの横パス。金崎がこれをDFごと体で押し込んで先制点。


先に得点出来た鹿島が優位に立ったものの不調同士の対戦ということで、ひとたび追いつかれてしまえば逆にメンタルが落ちることにもなりかねず、その後は同点にされたら終わりだと思って観ていた。


いくつかヒヤリとする場面はあったものの、先にも書いたように昌子が中心となり、危険なところは1対1を制してクリア。ポゼッションは相手に譲ったものの、主導権を渡さず、犬飼との格の違いを見せた。


小笠原は体力的なものかミスパスも多く、本来の姿には遠かったが存在感で中盤を支えた。レオシルバも怪我らしいので、永木と小笠原が三竿健(弟)の相方を務めていくしかない。


土居もバックパスの回数が減り、得点につながったのもワンタッチで、他にも惜しいシーンもあった。あれくらい速いテンポで攻めないと得点は生まれないだろう。


一方、久々の中村。どうやらレアンドロもまた故障なのかベンチ外で、こういうチャンスをモノにしなければいけないのに相変わらず運動量も少なく止まっている時間も多い。2回ほどあった決定機も決められず頼りにならない。だからと言って金森の2列目もダメだと結果が出ているので打つ手なしだが。


2トップは金崎、鈴木で押し切る模様。金崎はファーストタッチの精度が悪くてロストも多かったが、先制とダメ押し。2点目は前線からプレスに行って奪ってからのものなので、頑張りが形になった。パスやトラップがもうちょっとだけうまかったら言うことはないのだが・・。


MyMVPは2得点を上げた金崎よりも苦しい時間帯を支えた昌子とする。


鈴木はアシストも挙げたしポストもよく頑張った。しかし、金崎からの絶好のクロスをドフリーヘッドで枠を外したのはストライカーとして失格。あそこは確実に決めないと。惜しい。


内田はまだ万全ではないのだろうが、体と相談しながら起用に攻守に立ち回っていた。緊急事態なのでこのくらいはやって貰わないと困る。


左サイドバックに入った小田は守備に関しては合格点。まずは無難に課題をクリアしたかと。ただ、室屋のような速くて力強いサイドバックに当たった時や、ギャップで高さを突かれた時にどう対処するか、負けている時にどれだけ出て行けるかが今後のポイントになるだろう。


交代策も早め早めで無事に正解を引き出せた。特に金森ではなく山口を使えたことに意味がある。これ以上2トップを引っ張るなら故障も頭をよぎるが、鈴木を下げられたことが2点目につながった。


山口は自分で完結させる強引さも持つが、フリーの味方を使うタイミングも良く、2点目はワンタッチでピンポイントのパスを金崎に出せたことが大きい。出場時間を伸ばして観てみたい選手。


2点目を取ってさすがに名古屋に追いつかれるわけにもいかず、無事に逃げ切り4節以来の勝利。とりあえず解任は保留(注:勝手に言っているだけ)。無駄に大岩政権が延命しただけかとも思われるが、出来れば勝って耐えながらも監督交代とか都合のいいことを考えているのだが・・。


選手たちだけで集まってミーティングを行ったらしく、もう既に求心力は失われていると見るべきだが、この勝利はどういう未来を鹿島にもたらすか。


吉と出るか凶と出るかは不明ながら、勝ったことは嬉しい。ACL予選最終節は何度も言うように捨て試合にして、次の川崎戦に備えるべきだと思う。


(以下、個人的まとめ)

【2018第8節 4/14(土)】(カシマスタジアム14:02KickOff鹿島/17,921人/曇)

【スコア】鹿島 2-0 名古屋 (前1-0 後1-0) (S 13-4)

【主審】飯田淳平(主審)、三原純、西村幹也

【得点】

(鹿)前10分 鈴木→金崎 4左

(鹿)後43分 山口→金崎 5右

【警告】

(鹿)小笠原1(前35分)、内田1(後16分)

(名)ワシントン3(前28分)、櫛引3(後9分)

【出場】

GK クォンスンテ

DF 内田→77伊東 植田 昌子 小田

MF c小笠原 三竿健(弟) 土居 中村→86永木

FW 金崎 鈴木→75山口

【サブ】曽ヶ端 三竿雄(兄) 伊東 犬飼 永木 金森 山口

【監督】大岩剛

【MyMVP】昌子(1)

【DAZN】0クルクル、最大0秒、フリーズ0回(サインアウト0回)

このブログの人気の投稿

2025第2節東京V(ホーム)戦

2025第4節FC東京(ホーム)戦

2025第1節湘南(アウェー)戦(開幕戦)