2018第10節神戸(ホーム)戦
これだけ押し込んでも勝てないとは・・。
久しぶりに迫力のある攻撃で最後まで運動量も落ちず、勝てるかも、という希望を持てた試合だったが、結局は「勝てるかも」止まりで終わってしまった。それどころかあわや湘南戦の二の舞、後半アディショナルタイムに勝ち越しゴールを決められるところだった。
何が足りないのか良くわからないが、枠を捉える鋭いシュートがなかったことからも、神戸にしっかりと守られていたのか鹿島に決め手がなかったのか。本来なら動けなくなっていた金崎を思い切り良く下げられるくらいでないといけないのではないだろうか。
ちなみに前半の鈴木のシュートのこぼれ球を押し込んだ金崎のオフサイドは、リプレイで観るとオンサイドに見える。副審は本当に自信を持って旗を上げたのだろうか。
スタメンは機能しない土居を前に出して鈴木を2列目に下げる作戦。この配置は遠藤、レオシルバの復帰もあってかなんとなくバランスも良く見えた。鈴木も自分で仕掛けられることでやり易そうにしていた。ただ、もうちょっと落ち着こうか。
しかし、鹿島が全体に押している感じだったが先にも書いたように最後のところで精度を欠き、ゴールは割れず。
そうしているうちにうまく浮いていたポドルスキが、シュートに見せた絶妙の浮き球のパス。これに反応した三田がヘッドでゴール左隅に流し込んで神戸先制。
この場面、ポドルスキのパスが見事でさすがワールドクラスと唸らせられたが、マークについていた小田が後ろの三田を感じておらず、スンテに譲ったような感じだった。
スンテも一瞬躊躇してそのぶん棒立ちになってしまったが、小田には絶対に自分でクリアするというボールに対する執念を見せて欲しかった。もっとも、激突してPKになった可能性はあったが。
ここから神戸が受けに回ったのか鹿島の攻撃のターンが延々と続く。後半に入り、中央のレオシルバから内田に渡り、グラウンダーで折り返したクロスがキーパーの手に当たって浮いたボールを鈴木が頭で合わせて同点。
後は一気に畳みかけるだけの展開だったが・・。早々とカードを切ってくる吉田監督に対して地蔵は動かず。
ようやく73分を過ぎて安西、西、永木を投入したが、どれも効果的ではなく、1-1の引き分けで終了。
西の2列目はアリかと思っていたが、まだ復調していないのかこういう感じなのかいまいち効いていない。永木をサイドバックに落とし込んでまでやる戦術なのかどうか疑問がある。
土居も自分の特徴を活かせるポジションを与えて貰ったのに結果を出せず。トラップミスでボールロストしたり、持ち過ぎてチャンスを潰したり、簡単に倒されたり。良くない。
遠藤はひと味違うところを見せた。タメも作れるし、味方を活かすのもうまい。相手の背後を取る動きも抜群で、攻守の切り替えも速い。再び怪我して離脱してしまわないように注意して使いたい。
ゲーム自体は鹿島のゲームだったが、これを取り切れないのは厳しい。順位はついに14位となり、降格圏の3チームが低迷しているおかげでまだ救われているが、落ちてしまったらあっという間の気がする。
しかしそのおかげか?レオシルバが初めて輝いて見えた。チームがこの順位にいることが落ち着くのか、躍動していた・・というのは冗談で、単純に受けに回った相手には無双出来るというそれだけのことだろう。
怪我人が戻って「いい戦い」が出来たことで、もしかしたら大岩の評価も持ち直してしまったのかもしれないが、フロントは冷静に現状を把握して貰いたい。もっと戦力を活かせる監督がいるはず。ホームで引き分けは失点だから。
あと、レアンドロが怪我の治療のため一時帰国とか。完全移籍した途端に怪我で働かなくなるダメ外国人あるある・・。もう1年レンタルで良かったんじゃないの?と今のままでは思う。怪我で帰って行った選手が大活躍した記憶があまりないのだが、レアンドロはどうだろう。
(以下、個人的まとめ)
【2018第10節 4/25(水)】(カシマスタジアム19:03KickOff神戸/7,672人/晴のち曇)
【スコア】鹿島 1-1 神戸 (前0-1 後0-1) (S 10-5)
【主審】松尾一(主審)、西尾英朗、大塚晴弘
【得点】
(神)前34分 ポドルスキ↑三田 2H
(鹿)後10分 内田→鈴木 2H
【警告】
(鹿)なし
(神)安井1(前22分)、ルーカス・ポドルスキ1(後2分)、渡部2(後43分)
【出場】
GK クォンスンテ
DF 内田→82永木 植田 犬飼 小田
MF レオシルバ 三竿健(弟) c遠藤→78c西 土居→73安西
FW 金崎 鈴木
【サブ】曽ヶ端 西 安西 中村 小笠原 永木 ペドロ・ジュニオール
【監督】大岩剛
【MyMVP】-
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