フライデーナイトマッチ3つは鹿島に追い風
最近、鹿島以外の試合はダイジェストしか観ていないのだが、そう言えば今日は3つやっていたなと思ってちょこちょこと切り替えながら観ていた。
ここからはあくまで鹿島の立場からの話。
まずは川崎対名古屋。名古屋も上位チームなので勝ち点のことを考えるなら引き分けが一番だが、調子の上がって来た川崎が削られた方がいいなと思っていた。
名古屋が先制したのでそのまま逃げ切りでも良かったのだが、川崎もしぶとい。しかし、逆転を許さなかった名古屋もやっぱり強い。
観ていて(ザッピングだが)感じたのは、名古屋は最後まで勝つんだという意識があった。一瞬でも緩まなかったし、等々力の川崎といえばマツダスタジアムの広島カープ並みに逆転劇を生み出すので、あそこで攻め手を緩めてしまうとダメなのだろう。見習いたいところ。
ゲームは1-1のドローに終わり、都合良く勝ち点2ずつ削れてくれた。
次に広島対鳥栖。ここはほとんど観ていなくてスコアだけ追っかけていたので、0-0でいいなあと思っていたら綺麗なオウンゴールが決まって1-0で鳥栖の勝利。とても有難い。
とまあ、鳥栖も連勝で一気に上がってくると鹿島と当たる頃に絶好調になっていても困るので、程よく勝って気持ちが気が抜けたくらいでやりたい。あくまで消極的鹿島サポの意見。大岩は信頼していない。
(追記:この記事を書いている時に、鳥栖とは松本、山東の後だから3戦後か~と思っていたが、この試合で鳥栖は12節を消化して、次はACL(ルヴァン)だから、リーグ戦では次節だった。計算違い)。
そして、今夜の主役はなんといっても湘南。
湘南のゲームは川崎戦が終わってから見始めたので、「問題のシーン」はライブでは観れなかったのだが、DAZNで確認。
完璧な誤審。
かつて鹿島対浦和で、興梠の完全オフサイドヘデイングゴールをゴールと認めた時くらい文句なしの誤審。あれはノーゴールがゴールにされたから得点的には逆だが。
鹿島もつい先日、清水戦でゴールを割っていたのをノーゴールと判定されて勝った試合があったので、よそのことは言えないが、あの日は広島戦でもゴールを割ったものをノーゴールと判定されていた。
そのことで話題にも上がっていたのにかかわらず、更にその上をいく誤審を突き付けてくるとはJリーグ協会もやりおる。研修会とかやっていないのかな?
ゴールネットをスパイダーネットにでもしておけば内側にくっついただろうに。
あそこに水のボトルを置いて跳ね返らせ、すかさずゴールを前線にフィードした西川のファインプレー(注:西川は完全に入ったと思っていて普通にセンターサークルに戻しただけだろう)とも言える。
ハーフタイムにチョウ・キジェ監督が審判団にかなり熱く抗議していたが、試合後の湘南選手のインタビューを聞いていると、誤審は自分たちでどうにも出来ないことだから、自分たちのことをやろうと言って送り出されたようだ。こういうのが一流の監督なのだろう。
後半の湘南の勢いは凄かった。
浦和もあそこまで明らかな誤審だとやりづらかったかもしれない。猛攻を仕掛けてくる湘南に受け身になっていた。0-2から湘南が立て続けに得点して追いつき、アディショナルタイムが3分と表示されても湘南は攻めていた。
そのラストプレーで山根の劇的ゴールが生まれ、湘南サポでもないが浦和には負けて欲しい鹿島サポとしては、鹿島を観ている時以上の「おおっ!」という声が上がった。
いや、それは言い過ぎだが、鹿島もなかなかああいう劇的なゴールはない。あっても自作自演で、審判の判定に泣かされたのを上回って「見たかコノヤロ!」ってのはあんまりない。
山本雄大主審、中野卓、川崎秋仁の審判団的には湘南が勝って助かったのだろうか。なんだか山本主審は色々と問題を起こしているような気がする。totoGOAL3は結果が変わらなくなって良かったね。
3つの試合結果が、上位を伺う鹿島としては申し分ない形で終わり、明日の松本戦を勝てばかなり大きい。しかし、こういう試合を大岩はことごとく落としてきており、はっきり言って鹿島の選手には結果を知らせたくないくらいなのだが、さすがにわかるだろう。
これで鹿島が勝ち点を落とせばいよいよFC東京の独走になってしまうので、湘南の怒涛の攻めを見習い、力の限り戦って貰いたいと思う。