本気で行かざるを得なくなった山東戦
リーチをかけながら2試合連続で0-1負けという、2年前のリーグ戦終盤を思い起こさせる失態で予選突破確定出来なかった2019ACL。2年前とは違うというところを見せて欲しい。
引き分けでも突破、負けても他会場の結果次第でワンチャンあるとはいえ、勝って決めるつもりでいかないとダメだろう。ジョホール戦の後半みたいにダレた試合になったら最悪だから。
前節で安西が2枚目のイエローを貰っていたのだが、やっぱりオフィシャルの試合結果を見ても全員のカードが消えているので、リセットされたのか単なる記載漏れなのかわからない。
今回はホームゲームだから関係ないが、オフィシャルは何故かアウェーの時に現地時間しか表記しないので開始時間がわからない時があって不便なんだよね。
というわけで色々調べてみたがACLのレギュレーションがわからなかったが、予選途中で累積がリセットされるとも思えないので記載漏れと判断して、安西は出場停止と仮定して展望を考えてみる。
山本が復帰したものの、大量リードでありながらプレーぶりはとにかく慎重で、まだ90分フルでガッツリいけるようにも見えなかった。中村はゴールを決めたが、それ以外では、白崎が良過ぎたというのもあるが存在感不足。ただ、これは中村のデフォルトなので実戦は可能かと。
スタメンはクォンスンテ、永木、チョンスンヒョン、犬飼、町田、三竿、名古、遠藤、安部、伊藤、土居。松本戦で途中交代した三人をスタメンにしてみる。
三竿がフィジカル的に問題ないならレオシルバはベンチスタートでもいい。永木をボランチに戻して右サイドバックを山本にしてもいいが、怪我明けの伊東の状態を含め、交代枠はここでひとつ使うことを想定しておく必要がある。
白崎、セルジーニョ、レオシルバはベンチに温存にしつつ、得点が欲しい展開になったら早めに投入する構え。大岩お気に入りの金森は守備要員でベンチか、もしかしたらスタメンも有り得るかもしれない。
中村と山口の比較では、山口の方がスピードもあってクロスも上げてくれるしいいと思うのだが、中村にどういう役割を期待しているのだろうか。もしかしたらドリブルで仕掛けて、敵陣を切り裂いてくれると思ってる?
伊藤の調子が落ちているために得点力不足になっているが、もう一度開幕当時のシンプルなプレーを思い出して、力まずにゴールにボールを流し込んで欲しい。
本気で行かないといけないのは間違いないが、出来るならスタメンで出た選手で決着を着けてサブを温存するくらいの展開にしたい。しかし、使うと決めたら迷わず使うこと。
大岩のカードの切り方はラスト5分とかで攻撃的な選手を入れたりするのだが、5分で何か出来るほどスペシャルなわけでもないので、まず要求が無理め設定。決断は早く。
このところ試合前の大岩コメントは「立ち上がりに注意」が定期になっているが、むしろ、「立ち上がりで決着を着ける」くらいの勢いで試合に入って、前半で勝負を決めて貰いたいものだ。
山東にとっては1位確定の消化試合だが、主力メンバーも引き連れてチャーター機で来日する模様。プレッシャーを与えつつ、機会があれば昨年アジア王者を予選で沈めてしまおうという腹づもりもあるのだろう。
比較的楽な組に入ったと思っている今年のACL。予選は必ず突破して頂きたい。