99回天皇杯2回戦の振り返り
オフィシャルや鹿島系掲示板・ブログを見てみると、スコアが示す通り凡戦だったようだ。
15分で3点取って「勝った」という気になったようで、後半、足が止まり始めてから防戦一方だったらしい。
5-0で勝った松本戦でも最後まで手を抜かずに攻め抜いて欲しいと言っていて、その甘さが次の試合の鳥栖戦でのアディショナルタイム負けを招いたと言ってもいい。
やみくもに突撃していって自滅するのは論外だが、試合をコントロールするのと省エネで誤魔化そうとするのは違う。攻めるべき時に攻めるという意志統一がされていない。
町田がゲームキャプテンだったようで、個人的にもこのDF陣なら町田がリーダーシップを取って統率して欲しいと思っていたのでそれは良かった。しかし、肝心のゲーム運びはグダグダだったようで、周りを率いるどころではなかったらしい。
3-0になって向こうは失うものもないので思い切って攻めてきたのだろう。うまくいなしてカウンターで追加点を挙げていくことが出来ないのは悲しい。
他にも気になるのがサブ組のスタミナのなさ。あれだけブラック稼働しているレギュラー陣よりも先にバテて交代してしまうことも多く、確かにゲーム体力は実戦でしか培われないと言われているが、にしてもという話だ。
大学生に翻弄されて1点返され、慌てて永木を投入しなければいけないというのは情けない。せめて90分全力で走り切れるくらいの体力はつけておいて欲しいが、まあ、そういう練習をすればまた怪我してしまうのかもしれないが・・。
後半から入った伊藤もどうだったのだろう。広島戦ではまったく存在感がなく、10人で戦っているような感じだった。それでもワンチャンスを決めてくれた序盤は頼もしかったが、ゴールもバッタリ止まって悪いところが浮き出てきている。
怪我の具合が良くないだけと思いたいが、だったら無理に使うべきではない。上田は天皇杯には登録されていないので出場は出来なかったが、リーグ戦でもこの調子だったら上田を使ってみれば?という話になるのは仕方ない。
金森はこんなものだと割り切っているが、平戸や名古は巡って来たチャンスを活かせていない。山口も本当なら調子の悪い伊藤よりかは上にいっていないといけないのだが・・。
色々と迷っている部分もあるのかもしれないが、「シュートの正確性が売り」なのだからもっと貪欲に攻める気持ちを持って貰いたいものだ。
ACLやらルヴァンやらで日程がごちゃごちゃになっているので、こちらはまたわかればまとめたいと思うが、4回戦くらいまではサブメンバーで勝ち上がって欲しいと思っている。
あと、登録選手の30人を忘れないように自分のためにも記載しておく。
クォンスンテ、曽ヶ端、川俣、沖
内田、チョンスンヒョン、山本、安西、小田、伊東、小池、町田、関川、犬飼
レオシルバ、永木、土居、レアンドロ、中村、平戸、セルジーニョ、三竿、遠藤、名古、白崎
鈴木、安部、金森、伊藤、山口
どこかのタイミングで入れ替えが出来るはずだが、一応今のところはこのメンツ。
安部や安西に海外からオファーが来ている話や、ACLの準々決勝の相手が広州恒大に決まったことなどは別の記事で書きたいと思う。