安部と安西に海外オファー、鈴木も?

移籍の話、といっても出て行く方。ついぞ「絶対的な存在」はお目見えしなかった挙句、「フィジカルの改善」も故障者続出という真逆の事態になっているのだが。

(この記事を書いていた時は二人だったので鈴木のぶんは別にまとめます)

両者ともに(安部、安西)決定的と言われているがまず安部。バルセロナからオファーが届いているということで、今夏に移籍が実現した場合、2部B(3部相当)のチーム所属することになるらしい。

久保の代わりということらしいが、正直、鹿島でレギュラーも獲得出来ていないし、南米選手権で爪痕を残したわけでもない。2列目としてはむしろ白崎の方が活躍しているくらいで、実力的に足りているかどうか。

「久保の代わり」という評価以上のものをしてもらっているのかどうか、セレッソに来季加入内定している桐光学園高校三年の西川潤くん(17)(U20代表FW)も調査しているという話だし、本当に戦力として欲しいのか日本人を集めているのか微妙な感じがする。

経験を積む意味ではいいが、柴崎でさえ飼い殺しみたいになっているので移籍してステップアップしていけるのかどうか。

最初は買い取りオプションつきのレンタルという話だったような気がするが完全移籍で、噂では違約金は推定150万ユーロ(1億8300万円)とか。→(追記:110万ユーロ(1億3000万円)、3年契約の2年延長オプションつき)。

というか実現すれば10番をつけた選手が、2年連続で簡単に移籍してしまうクラブになったんだな・・。

まあ、今の鹿島にはちゃんとした指導者がいないような感じで全部選手任せだし、行ったら行ったで本人の成長はあるのかもしれないが。

この移籍が実現した場合、鹿島としては痛いことは確かだが、今季の成績を見る限りそこまでの痛手ではない。「飛躍を期待している選手がいなくなって残念」という気持ちは強いが、違約金も残していってくれるなら、あとは本人の意志で決めたらいいと思う。

次に安西。ポルティモンセからオファー。本人は強い海外志向があるので行きたいようだが、このクラブにはあまりいい印象は抱いていない。

金崎との交渉でもなんだか吹っかけられた感じだし、ファブリシオの時もそんな印象。今度は鹿島が思い切り吹っかけてそれでも払ってくれるのなら仕方ないが、鹿島側から妥協する必要はない。

中島や金崎、ファブリシオも復帰後に再び浦和に移籍して、現在は権田が所属。一説では三竿も狙われているとか。

シント・トロイデンにも同じ印象を抱いているが、両クラブは戦力として日本人を必要としているというよりは、「高く売れそうな選手に目をつけて、他に上乗せして売る」という、クラブ経営としては間違ってはいないがサッカーをやる環境としてはどうなんだろうという思いを抱いている。

もっとも、ポルティモンセの試合を観たわけではないのでこれは完全に外から見た印象に過ぎないが、ステップアップの場と捉えるなら選手も割り切れるのだろうか。逆に言えば下手に飼い殺しにされることなく手放してくれそうなので、ダメだった時に動き易い気はするが。

戦力的に言うなら安西は最低でも今シーズンは残ってくれないと厳しい。伊東と内田が完全復帰して、小池が充分な戦力になったらオッケーだが、これ以上サイドバックがいなくなるとチームが崩壊する。

将来的には快く送り出してあげたいが、今夏に移籍となると在籍期間も凄く短い。短期間でも充分貢献してくれたと見ることも出来るが、「腰掛け」の印象が強くなるので残って欲しい。安西ならもっといいところからでもオファーがあると思う。

2019シーズンの夏のウインドーは7月19(金)~8月16(金)となっているので、二人の動向(+鈴木)には注意していきたい。

他クラブでは仙台のシュミット・ダミエルがシント・トロイデンに移籍。またシント・トロイデンかあ・・という感じ。

仙台は代わりにポーランド人のヤクブ・スウォビィクを完全移籍で獲得、会見では結構なビッグマウスだったがメインで使うだろう。

となれば前に日本人キーパーのことを書いたが、ちょうど半分が外国籍選手でキーパーが埋まってしまうことになる。日本代表の未来は大丈夫だろうか。もうさすがに川島をメインで使うにはキツい。クォンスンテと曽ヶ端から学んで、鹿島からビッグキーパーが出現してくれないかなと思っている。

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