新監督と交渉中とか
オフィシャルで特に動きがないので何もないのだが、報知新聞では鹿島が新監督としてザーゴというブラジル人の監督と交渉しているとか。元Jリーグの選手で柏でDFとしていたそう。
まあ、プレーヤーとして優秀なのと監督として優秀なのは別物、名監督が欲しいだけなので選手時代の名声はあまり必要ない。
もっとも、鹿島では名声だけあってもまったくコーチの才能がない人も雇ってはいるのだが。
どういう監督なのかはやってみてから。チームにフィットするかどうかなんてやってみなくちゃわからないし、環境に馴染めなかったりするかもしれないし、選手がついていけなかったりするかもしれない。
とにかく望んでいるのは「変革」。だらだらとレギュラー安泰の競争意識が働かない今の状況を変え、4-4-2に固執して柔軟性がなくなった戦術、そして個の力に頼るだけで何の連携もない攻撃パターンを劇的ビフォーアフターして欲しい。
ここ数年のJリーグの優勝クラブは攻撃力のある川崎とマリノス。昌子、植田が必死に支えて守備で頑張った鹿島の例もあるが、近年のサッカーでは守った相手を崩して点が取れないと苦しいのは明白。
ただ、DF出身の監督がどれだけ攻撃のアイデアを持っているのかは不明。というかあまりFW出身、それも得点王とかの監督って聞かないが、自分が詳しくないだけかもしれない。それこそジーコくらいしか思い浮かばないのだが・・。
個人的にはボランチあたりの選手の方が攻守のバランスに優れて、色々なアイデアを持っているようにも思う。小笠原が監督になってくれるのが理想。岩政が参謀で本山がコーチとか。こういう身内人事なら夢がある。
監督が決まれば新外国人や、オファーを出している他の選手も決まり出すだろうし、それに合わせて今いる選手の放出なども決まってくるだろう。
ちなみに内田にはオファーを出したそうだが、もし残るにしてもキャプテンは別の人に変えた方がいい。
チームとしてはまだ今季が終わっておらず、来週の天皇杯決勝がある。なのに聞こえてくるのは「まとまっていない」とかいう話で、それはずっと前から感じていたことだから今更かよとは思うが、どうにかならないものかね。
確か小笠原が引退した年かその前の年だったか、「パスコースを作らずにさぼっている選手がいる」と怒っていたことがあったが、今もそれを感じている。
具体名を上げると伊藤と白崎になるのだが、元々運動量のない伊藤はともかくとして、白崎はもっと攻撃に絡める選手だと思うのに、鹿島デビュー当時から輝きが消えて行く一方で、モチベーションの問題なのか何か別の要因があるのかちょっと心配なところである。
そして、レオシルバのボール持ち過ぎ問題はいつまで経っても変わらず、三人に囲まれたらフリーの味方にパスを出して欲しい。トライアングルを作って速いパス回しで相手をはがす、とか基本中の基本だと思うが、今の鹿島にはこれが出来ていない。
粘って取られるレオシルバのケースや、単純な壁パスが出来ない伊藤、ひと手間加えたがる土居、低迷している白崎。バックラインからは犬飼、左サイドバックでは町田の雑なパスミスでリズムを失うし、まともにボールが収まるのがセルジーニョだけというのでは話にならない。
これだけ酷いと出場していないレアンドロに期待がかかったりするのだが、そもそもレアンドロもトラップはブラジル人とは思えないくらいに下手なのでオススメはしない。
それを思えば足元にぴたりと収められる西とか相当にうまい選手だった。掲示板とかでは結構、悪く言われることも多かったが自分は好きな選手だった。もう戻って来ることは将来的にもないだろうが、天皇杯ではおとなしくしていて欲しいものである。
来季の布陣、残る天皇杯と両方に気をかけながら、楽しみに結果を待ちたいと思う。